カウンセリングのすすめ方~初回面接の技法~
¥4,950 (税込)
講師:杉田 峰康(福岡県立大学名誉教授)
内容:DVD1枚
時間:約50分
定価:9,000円(本体)+税
収録年:1994年
DVD発行:2012年6月
ISBN:978-4-88509-126-1
在庫切れ
説明
今見ても面接法を学ぶ基礎知識として通用します~杉田峰康先生からのメッセージ
この度、面接の方法やカウンセリングを学びたいという方々のために、ビデオ「カウンセリングのすすめ方~初回面接の技法」をDVD化することになりました。
私は、九州の大学で仕事をしておりました頃、当事面接の具体的な方法について学びたいという声が多くあり、是非面接療法を重視している心療内科の立場からビデオを作ってほしいというチーム医療の要請をうけました。当時、カウンセリングは産業、教育、保育などの領域へと拡大され、方法も考え方も多様化されつつある時代でしたので、面接法を学ぶ人々からは、次のような質問がよく聞かれました。
・いろいろな流派、技法を前にして、自分はどれにコミットするのがよいのか?
・いろいろな方法を知っても、自分の方法がなければ、実力が身につかないのではないか?
こうした問いに対して、私はアメリカでの学習経験や日本の先輩の先生方の教えから、いろいろなアプローチのうちの代表的なものを一つ選び、しばらく深く学んでみるのが一番よい、また個々の事例に対して、どの方法が最も適しているかを選択する場合、来談者中心のカウンセリングと精神力動的な知識が欠かせないと考えました。こうした考えの下で1994年にできたものが、面接療法のビデオ教材で、その後広くカウンセラーや看護師さん方に活用していただきました。
この度、カウンセリング・面接法の入門の教材を作るにあたって、私は、1994年に作成した本ビデオ教材を再度見ましたが、その内容が今見ても、面接法を学ぶ基礎知識として通用するので、これをDVDにしていただくようチーム医療にお願いした次第です。これを機に多くの方に本教材をご活用いただければ幸いです。
監修・指導:杉田峰康
1.心理療法のゴール
心理的なアプローチでどうして病気がなおるのか
成育歴・生活環境とストレス
ストレス情報と面接か
2.自律状態
自律状態がストレスを緩和させる理由
面接療法は面接によって本人の中の回復力を活性化させる
3.カウンセリングのいろいろ
カウンセリングの領域の拡大と方法の多様化
心理療法とカウンセリングの関係
初級者は何を学べばよいか
4.カウンセリングのすすめ方~初回面接の技法~
患者さんの立場に立つ
コミュニケーションをつける
受診の動機をたずねる
全人像をとらえる
開かれた質問と閉ざされた質問
明確化と要約
面接者自身の中に生じる気持ち(逆転移)に注意する
5.初回面接を評価する
6.治療における初回面接の意味するもの
治療経過の縮図としての初回面接
患者理解の情報源としての初回面接
※この教材は1994年発行のビデオ「カウンセリングのすすめ方~初回面接の技法~」をDVD化したものです。