当社の事業活動が、優秀で気持ちの温かい援助者になるための手助けになるとしたら―
そんな思いのもとに、株式会社チーム医療は誕生しました。
私は、約40年前に会社を作りました。
夢を抱いてつくったものの、事業がうまくいくかどうか大きな不安がありました。
そのため、最初のお客様からお申し込みをいただいた時は、嬉しさと感謝の気持で一杯でした。
それはとても深い喜びがあり、今もずっと忘れられない大切なものになっています。
「チーム医療」という社名は私の夢を込めたものです。
私は、大学卒業後の約5年間会社勤めをしました。その仕事は、今やっている教育・研修事業と同じですが、その中の医療分野に限定して当社を設立しました。
1970年頃、アメリカから「全ての医療職がチームを組んで患者さんを治療するチームケア」という考え方が日本の医療界に入り、「チーム医療」と訳されました。
その理念は、医療従事者が皆対等の立場で、患者さんに役に立つことであれば誰が発言してもいいというようなチーム全員で行う医療のあり方のことです。
私は、その考え方にとても魅力を感じ、社名にしたのです。
そして、その考えはそのまま私の夢でもあり、医療、看護、心理、教育などの専門家が高いレベルの技術を持ち、助けを必要とする人達に温かい援助ができる人であって欲しいと願っています。
そのため、当社のミッションは、「患者さんを支援する専門家のスキルアップ研修の実践」としました。
残念ながら、日本の医療はまだ「チーム医療」が十分実施されているわけではありません。
しかし、日本社会が成熟期を迎え、介護が重要な課題になってきている今日、「チーム医療」はますます必要になってきていると感じています。
ところで、私は岐阜県の飛騨古川町で生まれました。
その後、3歳の頃に父が鉱山に勤めることになり、福井県の山奥の村に引っ越しました。そこは、海抜500メートルの高地でした。周りは、山と谷しかないようなところです。
そのため、助け合って生きていく必要があったし、大人も子どもも近所の人はみな家族のようなものでした。
家に鍵をかけるということもありませんでしたし、お互いのこともよく知っていました。いわゆる「地域社会」がしっかりと存在していました。
そして、今の私の家族は、息子3人の5人です。私が育った時代には及びませんが、それでも子どもが小さいころから、近所の方々となるべく一緒に食事をするなどして、話をしたり遊んだりする時間を持ってきました。
しかし、今の日本では、そういう家族が減ってきていると感じています。
そのため、日本そして地域の子ども達の状況を少しでもよい物にできるような活動を広げていきたいと思っています。
当社の事業活動が、優秀で気持ちの温かい援助者になるための手助けになるとしたら、最終的には多くの方の苦しみや不安の軽減につながります。
それが、当社の社員すべての幸せであり希望です。
株式会社チーム医療 代表取締役
梅本 和比己(うめもと かずひこ)
・ICNLP(International Community of NLP)認定マスター・トレーナー
・ICC認定国際コーチ
・BCBファシリーテータ
・八洲学園大学 非常勤講師
・株式会社チーム医療 代表取締役
【略歴】
1974年 明治大学法学部卒業
(株)ライフ・サイエンス・センターに入社。主に医学・看護学の講演会企画・出版を担当
1978年 (株)チーム医療設立、代表取締役
1997年 日本交流分析学会認定交流分析士資格取得
2002年 エーブ・ワグナー&アソシエーツ認定BCBファシリーテータ資格取得
2008年 ICC国際コーチ連盟認定国際コーチ資格取得
2011年 ICNLP(International Community of NLP)認定マスター・トレーナー資格取得
2013年 八洲学園大学 非常勤講師
【所属学会】
日本交流分析学会 認定交流分析士
日本自律訓練学会 準会員
日本栄養改善学会 会員