2.交流分析が目指すゴール

 

交流分析が

最終的に目指すゴールとは、

「自律性の達成」です。

「今、ここで」の時を100%エンジョイでき、ほかの人々との親密な交わりに 人生の意義を見いだすことができるという事を指します。

交流分析の創始者「エリック・バーン」は、ゴールに至った人(自律した人間)
の定義として、次の三つの能力を上げています。


  1. 自己理解と気づき
    • 自分自身を良く理解しており、自分の目で見、考えることができる。
    • 自分の周りの自然、および自然から来るメッセージに気づいている。
    • 自分の肉体からのメッセージに気づいている。
    • 全身の五感を全部使って、「今ここで」の瞬間を楽しむことができる。過ぎ 去った過去を悔いたり、まだ、来ぬ未来を思い煩ったりして、現在の楽しみを台 なしにするようなことをしない。

  2. 自発性
    • どの自我状態からも、自由に、必要に応じた選択と行動ができるという事で ある。

  3. 親密さ
    • ほかの人々と温かい、率直な、誠実な交わりをすることができ、心理的ゲー ムをしたり、他人をディスカウントすることがないという事である。




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