━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第240号 2015/11/27
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net 1,822部に発行
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みなさま、こんにちは。
今年も残すところ、あと1ヶ月少々となりました。
今号でご案内するセミナー情報は、年が明けた2016年のものです。
交流分析関連のお得なキャンペーン情報もぜひご覧くださいませ。
(森山貴代)
■CONTENTS■──────────────────────────
【1】お知らせ:
交流分析関連の書籍・DVD 20%オフキャンペーン実施中
【2】セミナー情報:
(1)
メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験2種(ラインケアコース)
〜合格への2日間集中対策講座〜
(2)
臨床家のための「人格適応論」マスター講座
〜TA主要理論から人格適応論活用法まで〜
【3】コラム:
「書籍ナナメ読み:『エリック・バーンの交流分析」
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お知らせ
交流分析関連の書籍・DVD 20%オフキャンペーン実施中
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株式会社チーム医療より、耳寄りなお知らせです。
交流分析に関するセミナーを実施したり、書籍・視聴覚教材を販売している同
社では、現在、交流分析に関する書籍・DVD の20%オフキャンペーンを実施中
です。
期日は2016年1月6日(水)まで。この機会をぜひお見逃しなく。
以下、割引例をご紹介いたします。
【DVD 】
●交流分析とカウンセリング
〜交流分析と感情処理を背景として〜
講師:倉成 央
17,600円(本体)+税←22,000円(本体)+税
●アサーションと交流分析
講師:平木典子
価格: 9,600円(本体)+税←12,000円(本体)+税
●職場のメンタルヘルスと交流分析の活用
〜働く人を支援する実践マップを作る〜
講師:小川邦治
価格:16,000円(本体)+税←20,000円(本体)+税
【書籍】
●わかりやすい交流分析
価格: 960円(本体)+税← 1,200円(本体)+税
●あなたが演じるゲームと脚本
価格: 1,280円(本体)+税← 1,600円(本体)+税
●エゴグラム実践マニュアル
価格: 1,600円(本体)+税← 2,000円(本体)+税
●よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
価格: 1,440円(本体)+税← 1,800円(本体)+税
◆詳細◆
http://www.iryo.co.jp/qtacam2015
▼お問合せ▼ 株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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セミナー情報(1)
メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験2種(ラインケアコース)
〜合格への2日間集中対策講座〜
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チーム医療では、2種ラインケアコースの対策講座を開催します。
2種の過去の合格率は、概ね50%前半です。
もし、合格できなかった時は、それにかけた時間、お金、労力が無駄になって
しまいます。
チーム医療では以前に団体特別試験と対策講座を2年間行った実績があり、そ
の際の合格率は96.9%、満足度は89.3%を記録しました。
そのノウハウを活かし、公開試験に対して徹底サポート致します。
<講座の目的>
★部門内、上司としての部下へのメンタルヘルス対策の推進
<到達目標>
★部下が不調に陥らないように普段から配慮すると共に、部下に不調が見受け
られた場合に、安全配慮義務に則った対応を行うことができる。
<対象者>
★管理職、経営者、人事労務担当者、
衛生管理者など産業保健関連スタッフ(産業医、保健師、看護師、カウンセ
ラーなど)メンタルヘルス関連の研修講師
★上記職種を目指す方など
◆講師◆
新井典生
(産業カウンセラー、 THP心理指導担当者)
衛生管理者、大阪商工会議所メンタルヘル
スマネジメント検定第1種)
◆日時◆
2016年1月16日(土)10:00〜17:00
17日(日) 9:30〜16:30
◆会場◆
チーム医療2階 研修室(東京都豊島区)
◆参加費◆(資料代・税込、予約前納制)
・ホームページ申込 35,856円
◆内容◆
第1章:メンタルヘルスケアの意義と
管理監督者の役割
第2章:ストレスおよびメンタルヘルスに
関する基礎知識
第3章:職場環境等の評価および改善の方法
第4章:個々の労働者への配慮
第5章:労働者からの相談の方法
(話の聴き方、情報提供および助言
の方法等)
第6章:社内外資源との連携
第7章:心の健康問題をもつ復職者への
支援の方法
◆詳細◆
http://www.iryo.co.jp/q3769.html
▼お問合せ▼ 株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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セミナー情報(2)
臨床家のための「人格適応論」マスター講座
〜TA主要理論から人格適応論活用法まで〜
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【講師:鈴木佳子先生からのメッセージ(講座案内 webページより抜粋)】
「人格適応論」は交流分析(TA)的人間理解を基に発展した理論です。
人格適応論の生みの親の一人 Vann Joines氏によれば、「人の性格は幼児期に
肉体的、心理的に生き延びるために、または、自分にとって重要な人の期待に
沿うために適応してきた結果として生み出された、その人らしい生き方のスタ
イル」だと言います。
ですから、人格適応論の基本は、人が与えられた養育環境の中でその人らしく
必死で生き延びてきたことによって、今のその人が存在していることに思いを
馳せ、その人の生き方を受容した上で、これからの人生(未来)について協力
していく姿勢です。
人格適応論を学ぶことは、TAの主要理論を統合して、人を立体的・多層的に理
解することにつながります。また、人格適応論独自の理論は、ラポールの形成
に活用でき、その人に合わせた変化のポイントを明らかにした方針を立てるこ
とに役立ちます。
つまり人格適応論を活用することにより、自己理解、クライエントの見立てと
臨床に応用ができるのです。
★本講座を修了するとITAA(国際TA協会認定「TA101 (TA基礎講座)」)
の修了証が取得できます。
★参加資格:医師、臨床心理士、セラピスト、カウンセラーなど、心理臨床/
カウンセリングを仕事として行っている方。
◆講師◆
鈴木佳子
(国際交流分析協会認定交流分析士(PTSTA))
(臨床心理士、日本交流分析学会理事)
◆日時◆
2016年1月30日(土)31日(日)【第1回】
2月20日(土)21日(日)【第2回】
3月12日(土)13日(日)【第3回】
各回 初日 10:00〜17:00
2日目 9:30〜16:30
◆会場◆
チーム医療2階 研修室(東京都豊島区)
◆参加費◆(資料代・税込、予約前納制)
・ホームページ申込 194,400 円
◆内容◆
・TA101
・人格適応論
◆詳細◆
http://www.iryo.co.jp/q3764.html
▼お問合せ▼ 株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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コラム:「書籍ナナメ読み:『エリック・バーンの交流分析』」
★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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去る10月、実業之日本社より「エリック・バーンの交流分析」という本が出版
されました。
2007年に日本語訳されたイアン・スチュアートの著書「エリック・バーン」
(原書1992年発行)を、今回、日本交流分析学会が新訳を担当したものです。
本書は、巻末「日本語への翻訳にあたって」によりますと、「日本で広まって
いる交流分析は、バーン死後1980年代までアメリカで展開された流れを受けた
ものなので、その中では触れられていない内容がたくさん盛り込まれている」
とのことです。
この本の親切なところは、著者の強調したい点とは別に、訳者が入門者にぜひ
知ってもらいたい強調点をえんじ色で示してある点です。
大切な点がより際立って目に入ってきて、その部分を追うだけでも新たな学び
を得ることができます。
私が特に再認識できたのは、書籍に出てくる「時の次元」というキーワードと、
「どの自我状態でも、考え、感じ、価値判断をすることができる」点でした。
(P.154)
どうやら私は、本書でも問題視されている、一般者向けに普及した、自我状態
について誤解を招くP・A・Cについて「過度に単純化されたモデル」で認識
している部分もあると反省しました。
まず、杉田峰安先生が「Aも感じるのです」とよく仰っていることが、本書に
よりその意味がようやくしっくりきた感じがします。
また、「時の次元」(P、Cは過去の再現、現在の中でその人が現在に応じて
いるのはA)は、「やり取り分析」や「ゲーム」、「転移・逆転移」に深く関
連してることが再認識できました。
私自身のこれまでの経験を振り返ると、親子関係で得られていたストロークを、
他者の親的な部分に求めようとしたり、親子関係で親に対して感じていた否定
的感情を呼び起こすようなやり取りが他者と発生した時に、その人の向こう側
に親を見ていたような言動をしてしまったことがあります。
時にそれがゲームに発展したこともあったということに気がつきました。
また、3者、4者との間で、親きょうだいとの間で子ども時代に感じた、きょ
うだいへの嫉妬と親への寂しさや不満に似たような感情を、その複数の人間関
係の中で抱いたこともありました。
さらに、こんな若気の至りの苦い経験も思い出しました。
若かった頃、当時の職場の上司とお互いに「you're not OK.」の言動のやりと
りがなかなか終わらないことが2〜3回ありました。
お互い不快なのに。です。
その時の私は、その上司に対する不満を訴えているようでいて、冷静に思い返
すと、それに加えて子ども時代からの親への積もった不満もあわせてその人に
ぶつけていたように思います。
具体的に言うと、親の「C」からは私の「P」へ愚痴や不安を受けとめて欲し
いと求めてきたら、私(AC)はその期待に応えたのに、逆に親の「P」が私
の「C」からの甘えを受けとめてくれる時の方が少ないと不満に思っていた時
期が子ども時代にありました。
それと似たような構図が女性上司との間に生まれた時に、私は「A」ではなく
「C」で上司に反応してしまっていました。
親の否定的側面を彷彿とさせる言動ややりとりがあったから、私の「C」が上
司の「P」に対して転移感情を持ったのだと、今ならわかります。
上司にも何かあったのか、相手もまた延々と続く言い合いをやめようとはしな
いのでした。
その体験を振り返ると、交流分析に言うならば、それはゲームだったかもしれ
ないですし、ゲームの公式にっぴったりとあてはまらなくとも、お互いに否定
的なメッセージを延々と送り続けながらも、そういう形でストロークを得てい
たともいえましょう。
本書の内容が刺激となって、様々な場面を振り返ることになりました。
今回は本コラムにその書籍の一部を紹介するためにまとめに近い章を中心に読
むに終わっていますが、巻末には用語索引もあり、TAを学ぶにはとても便利
でコンパクトに整理されていると思いますので、今後また復習や知識の補完を
兼ねて一度じっくりと目を通してみたい一冊です。
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発行元:インターネット交流分析研究会
発行責任:森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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