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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第234号 2015/05/27
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net 1,848部に発行
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みなさま、こんにちは。
今号では、交流分析の理論をベースに持ちながら他者援助をしている方々の
お役に立つであろう、周辺領域の心理療法の実践的なスキルを学べるセミナー
をご紹介します。
(森山貴代)
■CONTENTS■──────────────────────────
【1】セミナー情報:
(1)「5人の第一人者から心理療法を学ぶ グループワーク10日間
〜自分を知り、課題を解決し、一生の財産を得るために!〜」
(2)「NLPスキルトレーニング
〜柔軟性を高め、選択肢を増やす NLP入門セミナー〜」
【2】コラム:「ある親子の会話」
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セミナー情報(1)
「5人の第一人者から心理療法を学ぶ グループワーク10日間
〜自分を知り、課題を解決し、一生の財産を得るために!〜」
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このコースでは、各心理療法の第一人者である5人の先生を講師としてお招
きします。
◎ゲシュタルト療法:百武正嗣
◎サイコドラマ:高良聖
◎フォーカシング:池見陽
◎再決断療法:繁田千恵
◎NCCI(認知療法・ NLP・コーチング)小林展子
各講師に2日間ずつ講義とワークを実施していただく計10日間の継続コース
を通じて、各心理療法の特徴、共通項、違いも理解することができるでしょ
う。
その中には、交流分析と接点のある心理療法もいくつか含まれています。
また、本セミナーでは、あなたが向き合いたい課題をテーマに5人の達人
(5つの心理療法)のワークを受けることができるのです。
各心理療法に関する講義も行いますが、エクササイズ・ワークが中心となり
ます。
知識ではなく体験的に得たものは、どんな時にも忘れることない一生の財産
となることでしょう。
全5回・10日間
時 間:土曜日 10:00〜17:30/日曜日 9:30〜16:30
テーマ、開催時期、講師、会場
【第1回】「ゲシュタルト療法」百武正嗣
2015年7月4日(土)〜5日(日)
会場:ゆうぽうとカルチャープラザ 5Fはまゆう(東京都)
【第2回】「サイコドラマ」高良聖
2015年10月17日(土)〜18日(日)
会場:品川区総合区民会館きゅりあん 5F第4講習室(東京都)
【第3回】「フォーカシング」池見陽
2015年11月14日(土)〜15日(日)
会場:連合会館 5F 502会議室(東京都)
【第4回】「再決断療法」繁田千恵
2015年11月28日(土)〜29日(日)(東京都)
会場:セミナールーム アイフィールド
【第5回】「NCCI(認知療法・NLP・コーチング)」小林展子
2015年12月12日(土)〜13日(日)
会場:東京都内で調整中
参加費:ホームページにて申込受付 1名 216,000円(資料代・税込)
【予約前納制】
詳 細: http://www.iryo.co.jp/q3699.html
▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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セミナー情報(2)
「NLPスキルトレーニング
〜柔軟性を高め、選択肢を増やす NLP入門セミナー〜」
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NLPは、カウンセラー、コーチといった対人サポートの専門職だけでなく、
ビジネスマン、政治家、スポーツ選手、医療職の方々、教師、家族や夫婦な
ど、さまざまな人間関係改善や支援・指導方法として広く応用されています。
このセミナーは、NLPを初めて学ばれる方にもご参加いただけるように、
最初にNLPの成り立ちを簡単にご紹介してから、NLPのいくつかのスキ
ルを体験していただきます。
未完了の問題へアプローチするスキルとして「リソース・サーチ」「アズ・
イフ」「過去の歴史を塗り替える」を体験します。それは、交流分析でいう
ところの「人生脚本」を書き換えることに役立てることができます。
例えば「アズ・イフ(もし〜だったら・・・)」という質問スキルは、杉田
峰康先生のTAゲシュタルトによる再決断療法においても、「マジカル・クエ
スチョン」という名称で、よく使われています。
交流分析の理論をベースとしながら、相談者さんにとってより効果的な支援
ができるようになるために、実践的具体的なスキルを学んでみませんか?
講 師:梅本和比己
( ICNLP認定マスター・トレーナー、 ICC認定国際コーチ)
(株式会社チーム医療 代表取締役)
日 時:2015年7月4日(土)10:00〜17:00
5日(日) 9:30〜16:30
会 場:チーム医療 2階 研修室
参加費:1名27,000円(資料代・消費税込)
【予約前納制】
詳 細: http://www.iryo.co.jp/q3723.html
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内容:
【1日目】
・NLPとは?
・NLPのスキル・トレーニング
(1)目標の明確化
(2)ニューロロジカル・レベル
(3)アクセシング・ステート
(4)ニュー・ビヘイビア・ジェネレーター
【2日目】
・未完了の問題
(5)リソース・サーチ
(6)アズ・イフ
(7)過去の歴史を塗り替える
※プログラムの内容は一部変更される場合があります。
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▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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コラム:「ある親子の会話」
★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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木々の緑が深まりつつある、ある5月の晴れた日の午後のことでした。
夕方からの用事のために駅に向かって歩いていると、前方から、散歩中と思
われる保育園児と保育士さんたちの集団がやってくる姿が見えました。
子どもたちは、2列になって狭く車通りも少ない道の端に寄りながら、大き
い子と小さい子がペアを組んで手をつなぎ、さらに保育士さんが両手にそれ
ぞれペアの誰かの手をつないで車道側を歩くという形です。
私は道の逆側の端寄りを歩きながら、その集団に近づいて行きました。
彼らと私たちの間には、バギーを押したお母さんの姿もありました。
私の目から見ると、前方左端からこちらに向かってくる保育園のお散歩グルー
プ、その右側、私より前方に、その集団に向かって歩いていくバギーを押す
お母さんの後ろ姿、それらの更に右側後方に私が歩いているという状況です。
それぞれが動いてく内に、お散歩集団と、バギーの親子、私が、ちょうど横
一列になる瞬間がありました。
私は、園児たちがにこにこと楽しそうな笑顔でお友達や先生たちとめいめい
におしゃべりしている様子に関心が向いていましたので、バギーの親子をゆっ
くりと追い越した時、その親子の年齢などは気に留めていませんでした。
その時、バギーの子どもが、園児たちの散歩の様子について、お母さんに何
か話しかけたようです。
それに反応したお母さんの声が耳に入ってきました。
母「○○ちゃんは、6月で何歳になるの?」
子「3歳」
母「3歳だと保育園は入れるけど、○○ちゃんは幼稚園で、入るのはもう少
し大きくなってからかなぁ。」
子「(子どもが何か答える)」
母「(保育園児たちの散歩は)お友だちと楽しそうだね。
じゃぁ、□□ちゃん(友達の名前と思われる)と・・・」
・・・この先は、私が親子を追い抜いてかなり距離が開いてきて、聞き取れ
ませんでしたので、以下は私の想像です。
偶然聞こえてきた母子の会話を想像するに、保育園児たちがお友達と楽しそ
うにしている様子を見た子どもが、それを羨んだり、自分もそのような集団
に仲間入りしたい、あるいは同じようなことをしたいとでも母親に言ったの
でしょう。
母親はそんな子どもの欲求や気持ちをくみ取って共感を示す言葉にして返し、
母子の置かれている状況の中、可能な形で子どもの欲求に応えようとしてい
るかのような印象を受けました。
その後、この母子にどんな会話があったかはわかりませんが、あの穏やかで
温かな雰囲気のままの言葉と心の交流が続いたとするならば・・・。
子どもの希望が様々な都合ですぐには叶わないとしても、「お母さんはわかっ
てくれた、受けとめてくれた」という満足感が得られ、3歳になっていない
子どもでも、会話だけで心はある程度満たされたのではないだろうか? と
思いました。
これは私の、「小さな子供との親子関係には、こんな風に穏やかで温かな交
流があってほしい」という願望の投影にしか過ぎないかもしれません。
ただ、このような心の交流を経験して育つ子どもは、残虐な犯罪をすること
はきっとなかろう、と、私は思うのです。
ニュースで10代の少年少女たちが起こす犯罪の話題を見聞きするたびに、
「この子たちが小さかった頃、親子の間でどんな言葉や心の交流があったの
だろうか?」と考えてしまう今日この頃です。
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発行元:インターネット交流分析研究会
発行責任:森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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