Transactional Analysis News 230

index No.23
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News 
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第230号     2015/01/27 
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net       1,871部に発行 
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 みなさま、こんにちは。 
  2015年最初のメールマガジンを発行いたします。
 今号のコラムは、本メルマガのセミナー情報元である株式会社チーム医療の
 梅本和比己氏に執筆頂きました。

 相手の肯定的な側面にアプローチするTA(交流分析)+ NLPのコミュニケー
 ション技法,「BCB」の考え方による「コミュニケーションのあり方」の事例
 が紹介されていて、とても参考になりますよ。ぜひご覧ください。

                               (森山貴代) 
 
■CONTENTS■────────────────────────── 


【1】セミナー情報: 
    
  (1)「TA心理学で重要視する
         コントラクティング(契約を結ぶ)について知る〜
         これからどうするか!を明確にする手順〜」

  (2)杉田峰康先生の
     「フロイト、アドラー、ユングから見た交流分析
      〜統合的心理療法としてのTAを目ざす第一歩として〜」


【2】コラム:「コミュニケーションって何? & NLP講座ご案内」
  


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 セミナー情報(1)「TA心理学で重要視する
               コントラクティング(契約を結ぶ)について知る〜
               これからどうするか!を明確にする手順〜」
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  人の成長に関わる仕事をしている中で「そんなつもりじゃなかったのに・・・」
  という結末を体験した方も多いかと思います。
  
  それらは、責任転嫁やなすりつけ合い、現実逃避や排除、絶望感や人間嫌い
  にまで発展することもあります。
 
  多くの場合、双方が否定的な体験をしているようです。

  TA心理学(Transactional Analysis)の創始者エリック・バーン(Eric Berne)
  博士は、セラピーだけではなく、人が人と関わり何らかの活動を共にする際
  に大切な概念を提案しています。

  それがコントラクト(契約)という概念です。

  一連の行為の結果、互いに認める成果を手に入れるためには必須の考え方で
  す。
  
  その原点を理解し、現場でどう活用できるかは、人と関わる役割を担う人た
  ちにとっては重要なスキルとも言えます。

  まずは自分自身への気付きと、他者とのコントラクティングについて学びま
  す。

                                                      (講師:安部朋子)



   講 師:安部朋子
       (国際TA協会(ITAA)公認教育部門教授会員)
              (TA教育研究所理事長)
          
   日 時:2015年3月1日(日) 10:00〜16:30

   会 場:ゆうぽうとカルチャープラザ 5Fたちばな(東京都品川区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名21,600円(資料代・消費税込)
        一般(電話・FAX・郵送申込)1名23,760円(資料代・消費税込)

       「心のスペシャリストの秘訣」スペシャリスト(有料)会員、
      及びメンタルヘルス協会会員 1名19,440円(資料代・消費税込)

       【予約前納制】       


               
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/q3661.html   


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  内容:
    1.TA理論 【コントラクト】 を学ぶ
    2.自分のコントラクトに気づく
    3.現場(職場、家庭、など)での活用

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 





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 セミナー情報(2)杉田峰康先生の
          「フロイト、アドラー、ユングから見た交流分析
           〜統合的心理療法としてのTAを目ざす第一歩として〜」
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 今日、カウンセリング、心理療法の領域において理論、技法の統合への動き
 があります。

 交流分析も他の主要な精神療法の多くと同様に原点はフロイトの理論にあり
 ますが、実用的で理解しやすいシステムへと統合されてきました。

 そして今日、TAは自我心理学から自己心理学へのルーツの移行という変化の
 下、新たな統合の世界の入りつつあります。

 これからは英国などヨーロッパを主流とするTAを学ぶことも、私たちに期待
 されましょう。

 今回のセミナーではTAに深い、かつ統合的な影響をもたらしてきた3人の精
 神分析家、フロイト、アドラー、ユングの理論とTAへの応用を、ご一緒に考
 えてみたいと思います。

 交流分析を活用している方はもとより、自己心理学としてのTAにご関心をお
 持ちの方のご参加をお待ちします。

                (杉田峰康先生からのメッセージを編集)
 


   講 師:杉田峰康
       (福岡県立大学名誉教授)
          
   日 時:2015年3月22日(日)10:00〜16:30

   会 場:あうるすぽっと 3F会議室B(東京都豊島区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名21,600円(資料代・消費税込)
        一般(電話・FAX・郵送申込)1名23,760円(資料代・消費税込)

       「心のスペシャリストの秘訣」スペシャリスト(有料)会員、
      及びメンタルヘルス協会会員 1名19,440円(資料代・消費税込)

       【予約前納制】       


               
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/q3669.html   


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  内容:
   下記のテーマについて、フロイト、アドラー、ユングの理論をTAに
   応用することを検討します。
 
    1.心の動き
  2.人生脚本
  3.男女の交流(心の中の男性性、女性性)
  4.夢の意義

   ※内容は変更、追加される場合もあります。

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 





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 コラム:「コミュニケーションって何? & NLP講座ご案内」

   ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★ 
      ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp 
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 チーム医療 梅本です。

 新しい年を迎えて1ヶ月ほどになりますが、皆さまお元気でしょうか?


 1.コミュニケーションって何?
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 さて、先日、以下のようなお問い合わせメールをいただきました。

 現代人の最大の課題は、「人間関係とコミュニケーション」であり、多くの
 企業で『コミュニケーションが重要!』と声高に叫ばれています。

 しかし、その割には、「コミュニケーションって何?」と問われたらきちん
 と応えられる人は少ないし、ましてやコミュニケーションよくするって具体
 的にどうすればいいのかを説明できる人はほとんどいないと思う。

 コミュニケーション研修を開催しているチーム医療は、一言で言うならどう
 応えるか? というものです。

 そこで、私が考えるコミュニケーションの定義を整理してお送りしました。

 そもそもコミュニケーションは、刺激と反応の輪・循環のようなもので、よ
 くも悪くもないのかもしれません。

 よくないコミュニケーションになるのは、当事者特有の情報処理の違いによ
 りミス・コミュニケーションが生まれるからではないでしょうか?

 よいコミュニケーションは、人が対立したり葛藤したりする時に、お互いが
 自他尊重の関係を維持することができるかにかかっています。

 私が考えるよいコミュニケーションを維持するポイントは、「対立や葛藤す
 る状況」において、私たちの様々な心の働きの中の最も健康的な部分から、
 相手の健康的な部分にむかって率直な思いを伝えるかぎり、相手の中の否定
 的な部分が活性化して関係がこわれることは、めったにない。」ということ
 を忘れないことです。

 私たちは、相手が否定的にかかわってくると、たいていの場合こちらも否定
 的なってしまいます。よく考えれば、否定的な組み合わせでは、関係がうま
 くいかないのも当たり前です。

 難しい事ですが、否定的な言動をとる相手に健康的にかかわることは、実は
 とても大切なことです。
 
 時々行う子育てセミナーでよく質問されることですが、下の子に乱暴する上
 の子にどう注意したらよいかという親の悩みがあります。

 1歳にもならない下の子がつかんでいるおもちゃを、4歳ぐらいの上の子が
 乱暴にひったくる、しかも何回もひったくるなら親が上の子を叱るのも無理
 はありません。
 
 そんな時「そのおもちゃで遊びたかったの! じゃお母さんと一緒に遊ぼう」
 と言ってしばらく遊んであげた後に「こんどは、やさしくとってね! それ
 からまたお母さんと遊ぼうね」と言えたら、きっとその子は乱暴に下の子の
 おもちゃをとらなくなることを、私は自分の子育て体験から学びました。
 
 4歳の子どもでも、親から健康的な愛情があればよい行動をとれるのですか
 ら、大人はもっとできるはずです。ところが、実際にはこのような態度をと
 る大人はとても少ないのです。


 2.昨年秋に、会社の2階を研修室に改装しました。
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 昨年10月から2階の研修室で数回研修をしています。10人くらいの研修
 が精いっぱいの小さなスペースですが、親近感が生まれやすいという効果も
 あってなかなか好評です。

 私も今年はここで2つのNLPのトレーニングを行います。

 一つは5日間でプログラムした「NLPワークショップ」です。
  http://www.iryo.co.jp/q3689.html  

 もう一つは、ゴールデンウィークと7月の3連休の15日間で学ぶICNLP
 のプラクティショナーコースです。
  http://www.iryo.co.jp/q3663.html  

 どちらも定員9名の少人数研修ですから、楽しくじっくり学べるトレーニン
 グを目指しています。

 NLPのトレーニングを受けたいとお考えの方のご参加をお待ちしています。



  

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 発行元:インターネット交流分析研究会 
 発行責任:森山貴代  moriyama@iryo.co.jp 
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