Transactional Analysis News 227

index No.23
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News 
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第227号     2014/10/27 
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net       1,889部に発行 
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 みなさま、こんにちは。 
  2週連続の秋台風の後は、急に秋めいてきましたね。
 急な温度変化に体調を崩している方もちらほら見かけます。
 秋は何かと行事やイベントも多い時期。
 体調管理しながら、いろいろ楽しみたいものですね。
 さて、今号は交流分析と周辺領域の情報をご案内いたします。
  
                               (森山貴代) 
 
■CONTENTS■────────────────────────── 


【1】セミナー情報: 
    
  (1)「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
             BCBベーシックコース」  

  (2)好評再開!「栄養指導のためのコミュニケーション技法」

 
【2】お知らせ:平木典子先生のDVD 好評発売中
                 「アサーションと交流分析」  


【3】コラム:「自我状態の“A”を育てる練習」
  


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 セミナー情報(1)「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
                       BCBベーシックコース」  
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   「 BCB(Breaking the Communication Barrier)」とは、TA(交流分析)と
  NLPのスキルを用いて『コミュニケーションバリア』を切り開く方法を学ぶ
 セミナーです。

 交流分析と NLPという「人間理解に優れた効果を発揮する心理療法」から、
 特によりよい人間関係を築くために役立つアイデア/スキルを融合させまし
 た。それがBCBです。

  BCBの講座において、各テーマは

  1)どういう意味なのか
  2)何のために役立つのか
  3)どんな場面で使えるのか
  4)デモンストレーションと体験実習

 という順番でレクチャーを進めるため、わかりやすく身につきやすいのです。

 「 BCB」は、「あの人」の考え方や行動の意味を理解し、「あの人」を変
 えるのではなく、「あの人との関係を変える」プログラムです。

 交流分析を有効に活用したい方にお勧めです。



   講 師:梅本和比己
       (ICNLP認定マスター・トレーナー)
       (ICC認定国際コーチ)
          
   日 時:2014年11月29日(土)10:00〜17:30
            30日(日) 9:30〜16:30 

   会 場:日本工業大学神田キャンパス4F 401教室(東京都千代田区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名47,520円(資料代・消費税込)
        一般(電話・FAX・郵送申込)1名49,680円(資料代・消費税込)

       「心のスペシャリストの秘訣」スペシャリスト(有料)会員、
      及びメンタルヘルス協会会員 1名42,768円(資料代・消費税込)

       【いずれも予約前納制】


               
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S2095-A1.html   


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  内容:
   1.人の行動を理解する 〜自我状態〜
   2.人の考え方を理解する 〜視覚、聴覚と触運動感覚のチャンネル〜
   3.典型的なコミュニケーションのパターン 〜相補交流〜
   4.非効果的な人間関係のパターン 〜相互依存〜
   5.モチベーションのキー 〜ストローク〜
   6.難しいケースにおいての対応 〜交差交流とペース合わせ〜
   7.スマートに問題を指摘する 
      〜建設的なフィードバックのための12の方法〜

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 





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 セミナー情報(2)好評再開!「栄養指導のためのコミュニケーション技法」
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  生活習慣病や慢性疾患に悩む患者さんの多くは、なんらかの心理的な問題を
  持っています。
  
  そうした患者さん達がなかなか指導を守らなくて困ることも少なくないと思
  います。

  栄養指導には、年齢層の違うさまざまの職業の方々が対象です。

  相手に応じた多様なコミュニケーションが必要になりますが、これまでその
  ための教育や訓練がなされていませんでした。

  そこで、このセミナーでは、栄養・生活指導に役立つ『コミュニケーション』
  の技法と知識を交流分析と NLPの視点からわかりやすく学んでいただくと同
  時に、心身共に健康な指導者になるためにも役に立つテクニックやスキルを、
  ご一緒に体験していただきたいと考えています。

                          (講師:梅本和比己)
  


   講 師:梅本和比己
       (ICNLP認定マスター・トレーナー)
       (ICC認定国際コーチ)
          
   日 時:2015年1月18日(日) 10:00〜16:30

   会 場:チーム医療2階  研修室(東京都豊島区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名10,800円(資料代・消費税込)
       【予約前納制】       


               
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S2110-A1.html   


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  内容:
     ●コミュニケーションとは何か?
       1.刺激と反応の輪
       2.情報処理の仕方の違い
       3.コミュニケーション力とは?
 
     ●効果的な栄養指導・教育に役立つ技法のトレーニング
       1.信頼関係をつくる(バックトラック・ペーシング)
       2.話の聴き方
       3.質問の仕方
       4.伝え方
       5.ストローク(相手の存在や価値を認めるきっかけ)

     ●指導を守らない困った患者さん(?)への対応
          ※事例提供のご協力をお願いいたします。
       1.指導を守る気がない患者さんへの対応の基本
       2.患者さんとの関係は変えることができる

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 



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 お知らせ:「アサーションと交流分析」
              平木典子先生のDVD 好評発売中                 
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 アサーションの第一人者、平木典子先生のご講演DVD。

  平木先生が、TAとの統合をお話しされます。

  以下、セミナーご講演時のメッセージです。

  アサーションはトレーニングとしてもセラピーとしても「自分らしさを生き
  る」ための態度と技法、そして深いところでの自己理解を助けます。

  「交流分析」の理念の中心にある「あなたもOK、わたしもOK」という人生態
  度は、どの様にコミュニケートされるかという意味で、アサーション(自己
  表現)と密接な関係があります。

  アサーションと交流分析の統合について検討したいと思います。
                               



  タイトル:「アサーションと交流分析」 

  講師:平木典子

  収録時間: 約55分 
  定 価: 12,000円(本体)+税)
  収録年: 2013年12月
  発 行: 2014年6月 
 
  
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  内容:
   1.はじめに
      2.アサーションと交流分析の接点
      3.アサーションと人権
      4.アサーションとコミュニケーション
      5.交流分析・アサーションと社会的知能
      6.アサーションと自分らしさ
      7.非合理的なものの見方とアサーション
  
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  詳細・お申込みはこちらから: http://www.iryo.co.jp/q3613.html 



 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療
        http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
 


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 コラム:「自我状態の“A”を育てる練習」

   ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★ 
      ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp 
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  家族カウンセリングやアサーショントレーニングなどで有名な平木典子先生
  のDVD「アサーションと交流分析」が、今年の6月に完成していたのに、
  みなさんへのご案内が遅れて、失礼しました。
  
  2013年12月開催の、杉田峰康先生とお二人が講師であったセミナー「心理臨
  床の理論と技法の統合を目指して」での、平木先生がご講演された分の映像
  です。

  このご講演を私も聴き、交流分析の自我状態の一つである「A」を育てて活
  用させることがいかに大切かを改めて感じました。



  「交流分析」の理念の中心にある「あなたもOK、わたしもOK」という人生態
  度を実践する一つの方法として、相互尊重を前提とするアサーションは、と
  ても取り組みやすいものだと思っています。

  どんなに「言い回し」だけ学んでも、その根底に「お互いを大切にする」と
  いう価値観がないと、口先だけのセリフになってしまいます。

  相手への配慮の際に発揮される「NP」と同時に、「A」の相手に対して対
  等である態度は、アサーションには大切です。

  また、相手とコミュニケーションをとっている際に、自分の「人生の構え」
  を確認したり、「ゲーム」を冷静に止める時にも、「A」の力は必要です。

  代替案を出し合いながら折り合いをつけていく際の、代替案の現実的な検討
  にも有効でしょう。



  アサーションがうまくできない要因の一つとして、論理療法でいうところの
  「非合理的なものの見方」があるといいます。

  この、「非合理的なものの見方」は、交流分析に当てはめてみると、「Cや
  PによるAの汚染」として理解できるものがかなりあると思います。

  非合理的なものの見方はまた、認知行動療法における「スキーマ」とも通じ
  る面があります。

  「スキーマ」とは聞き慣れない言葉ですが、人の心の中にあるその人なりの、
  出来事をどのように認知するかのの法則のようなものと言っていいでしょう。

  その「スキーマ」にも非適応的なスキーマというものがあります。

  ある出来事を体験した時にそれが発動すると、「自動思考」を刺激した結果
  は、悲観的あるいは否定的な感情を生み出す可能性が高いのです。

  自分の中にある「自動思考」や「スキーマ」を点検し、より現実に即したも
  の・役に立つものに修正していくためには自我状態の「A」の力が必要になっ
  てくるわけです。


  
  「A」に限らず、自我状態の肯定的側面を育てるためには、日々の生活の中
  で実践あるのみです。

  実践してみてうまくいかなかった場合のダメージを少なくするため、安全で
  安心して実践できる関係の中で、小さい目標でスモールステップを刻み、小
  さな成功体験の積み重ねをしていきましょう。

  その際に、アサーションや認知行動療法のエクササイズが役に立ちます。


  
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 発行元:インターネット交流分析研究会 
 発行責任:森山貴代  moriyama@iryo.co.jp 
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