Transactional Analysis News 209

index No.21

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News 
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第209号     2013/04/26 
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net       1,963部に発行 
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 みなさま、こんにちは。  
 今号は、夏のイベントなども含めた情報をお届けいたします。
 ゴールデンウィーク前後に早割申込の締切が設定されているものもあります
 ので、タイミングを逃さないようお気を付けくださいね。
                             (森山貴代) 


■CONTENTS■────────────────────────── 


【1】セミナー情報: 
    
  (1)「うつ病治療と認知行動療法」4日間

  (2)百武正嗣先生による「ゲシュタルト療法2日間ワークショップ」
     早割のお申込み締切りは、5月7日17時まで!


【2】お知らせ:夏のITAA国際大会&交流分析学会学術大会、
        早割申込は4月30日まで

   

【3】コラム:「『TA TODAY』米国で改訂されたそうです」  
  



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 セミナー情報(1)「うつ病治療と認知行動療法」4日間 
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 実習中心の認知行動療法のセミナーです。

 認知行動療法は、うつ病治療に効果があると言われています。

 認知療法を考案したアーロン・ベック博士は、患者が何か否定的な感情を体
 験する前には、何か否定的なことを考えていることを発見しました。

 うつ病の患者は特に悲観的で、否定的で、絶望的なことを考えていることに
 も気づきました。

 近年では、認知療法を行動療法と組み合わせ、物事の見方/捉え方に介入し
 て、考え方の偏りや歪みを修正し、行動を変えることで、否定的な感情を体
 験しなくてもすむように、という流れで認知行動療法が注目されています。

 認知行動療法の特徴は「症状の改善が早いこと」、「教育的モデルに従って
 いるため患者自身がどうして自分の問題症状が起きたかのダイナミックスを
 理解することができる」。

 そして、自分で自分の感情や症状を管理できるようになることが大きいと言
 えます。

 また、交流分析の視点からは「Aを高める」ことに繋がるアプローチと言え
 ましょう。


   

   講 師:小林 展子
       (ポンティキュラス心理研究所代表/心理学博士、臨床心理士)
       
   日 時:平成25年5月18日(土)、19日(日) 9:30〜16:30
           7月20日(土)、21日(日) 9:30〜16:30

   会 場:ゆうぽうと カルチャープラザ 5Fはまゆう(東京都品川区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名84,000円(資料代・消費税込)
       一般(電話・FAX・郵送申込)1名92,400円(資料代・消費税込)
       心のスペシャリストの秘訣 スペシャリスト(有料)会員
         /メンタルヘルス協会会員 75,600円(資料代・消費税込)
       【いずれも予約前納制】
                
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/q3430.html     


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  内容:
   ・認知療法とは
   ・カウンセリングのおおまかな流れ
   ・自己観察エクササイズ
   ・認知と感情
   ・状況、感情、自動思考、行動を引き出すための質問例
   ・認知の偏りと修正
   ・スキーマ
   ・実習

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us  

  


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 セミナー情報(2)百武正嗣先生による
          「ゲシュタルト療法2日間ワークショップ」
          早割のお申込み締切りは、5月7日17時まで!
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 ゲシュタルト療法は、心と身体は一体であるという視点から、言葉だけでは
 なく、非言語的な表現も重視するのが特徴です。

 この様なアプローチ法がNLPの一部となり、交流分析の再決断療法にも用
 いられるようになりました。

 また、過去の原因を分析するよりも「今、ここ」を重視する立場は、コーチ
 ング、フォーカシング、アートセラピーなどにも多大な影響を与えています。
 
 このワークショップは「ゲシュタルト療法−プレトレーニングコース10日間」
 の一部として開催するもので、個性豊かな3名のファシリテーターが開催す
 る各2日のゲシュタルト療法ワークショップです。

 百武正嗣先生のワークショップは、ただいま早割受付中です。

   

   講 師:百武正嗣
       (日本ゲシュタルト療法学会 理事長)
       (ゲシュタルトネットワークジャパン 理事長)

   日 時:平成25年7月6日(土)〜7日(日)
       
   会 場:ゆうぽうとカルチャープラザ 5Fはまゆう(東京都品川区)

   参加費:ホームページにて申込受付 1名39,900円(資料代・消費税込)
       一般(電話・FAX・郵送申込)1名42,000円(資料代・消費税込)
       心のスペシャリストの秘訣 スペシャリスト(有料)会員
         /メンタルヘルス協会会員 35,910円(資料代・消費税込)

       ★早割価格:35,910円(平成25年5月7日(火)17時まで)
       【いずれも予約前納制】
                          
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/q3450.html     


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  内容: 

   ワークとフィードバック、質疑応答の繰り返しによる学び

   ワーク:悩み、夢、家族トラブルなどのテーマを扱う

   フィードバック:ワークに取り組んだ人へ感じたことを伝え、共有

   質疑応答:ファシリテーターの視点としてワーク中で活用したアプロー
        チ法・技法などの解説

   ※プログラムの内容は一部変更される場合があります。

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療  
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us  





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 お知らせ:夏のITAA国際大会&交流分析学会学術大会、
      早割申込は4月30日まで
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 交流分析を学んでいる皆さんはすでにご存じのことかと思いますが、この夏、
 国際TA協会(ITAA)の国際大会が日本で開催されます。

 日本開催は今回が初めてで、海外からも著名な先生方が参加され、直々に講
 座やワークショップを受けることができます。

 日本交流分析学会第38回学術大会との共催で、会期中は、同学会企画のワー
 クショップなどもあります。

 2段階の早割制度があり、1回目の締切が今月末となっています。(2回目
 は7月15日)

 またとない、世界中から集まる交流分析実践家との出会い、交流、そして学
 びあいを楽しみませんか?


   
   日 時:平成25年8月13日(火)〜18日(日)
       
   会 場:大阪国際会議場(大阪市北区)
                             
   詳 細:  http://www.2013itaa.com/jp    





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 コラム:「『TA TODAY』改訂版と関係性交流分析」 

   ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★ 
      ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp 
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 交流分析の代表的な書籍の一つである「TA TODAY」が、昨秋改訂されたとい
 うニュースを聞きました。

 最近米国までセミナーを受講しに行った勉強仲間の情報です。

 ヴァン・ジョインズ氏によりますと、新たに「人格適応論」と「関係性のTA」
 についても盛り込み、全体的に修正が入ったとのことです。

 うーむ、「人格適応論」、「関係性交流分析」ですか・・・。

 交流分析は、どんどん進化していってるということでしょう。

 いずれもまだちょっとかじった程度で、話を聞けば興味もわきますが、難し
 そうだなぁというのが素直な感想です。
  

 
 「関係性交流分析」は、杉田峰康先生の講義を何度かうかがうことにより、
 難しいけれど自分の仕事のことを思うと知っておいた方がとても役に立つこ
 とはわかってきました。

 それと同時に、果たして自分がこの理論を活用できるようになれるのか? 
 という不安もあります。

 
 
 なぜかと言いますと、これまでの交流分析は

 ・Aの汚染を解除するアプローチ
 ・第1のイムパス(「〜べき」との葛藤や偏見)、第2のイムパス(分って
  いるけどやめられない、禁止令との葛藤)へのアプローチ
 ・「自我」心理学の分野

    *(自我=物事を観察する力、欲求・感情をコントロール、
      バランスする力)

 であり、自我を鍛えることで葛藤を乗り越え、自立・自律していけるレベル
 が対象であることに対し、

 関係性交流分析は、
 
 ・Cの中の混乱(知性や言語発達以前の主観の世界の混乱)解除
 ・第3のイムパス(生まれつき自分は「こういう自分なのだ」と思っている
  自己イメージ)へのアプローチ 
 ・自我を含めたPACができる以前に受けた影響も含んだ「自己」心理学の
  分野

 であり、出生後かなり早期の時期に形成されるといわれている「自己」の発
 達の段階の親との関係により、心の基礎工事にさまざまな影響が現れ、その
 後成長し年齢を重ねてもそれが自分についてや他者との関係で悩んだり苦し
 んでいる人へのアプローチだからです。
 
 
 このような発達段階の早期の関係性が影響している「自己の病」が最近増え
 ているのだと、杉田峰康先生はおっしゃいます。

 また先生は、心の基礎工事には、次の点がとても大切だとおっしゃいます。

 ・うんとほめられ大事にされた体験(健全な甘えを十分に体験した)
 ・「大丈夫」という安心感
  
 そのため、クライエントとセラピストとの関係において、「育て直し」や、
 転移・逆転移を活用するなどといったアプローチが必要だとも。

 それは、ある意味、クライエントとのより濃いというか距離が近いような関
 係のアプローチのような印象です。



 もし私がそれを理解したとしても、カウンセラーとして、関係性の中でその
 ような役割を自分がはたして担えるのだろうか?

 自分の人間性や成熟度、安定感などがより求められるような気もして、その
 ような関わりのできる力を身につけようとするならば、人間修業のようなこ
 とをしていくことになるのだろうか? などと考えたりもしました。


 
 関係性交流分析の本(いわゆる青本)も入手しましたが、文字だけで理解し
 ようとするとなかなか難しいです。

 また、本は残念ながら絶版となってしまいました。

     

 現在、関係性交流分析を学ぶ他の手段として、株式会社チーム医療では、動
 画で学ぶ通信教育「杉田塾」で、この関係性交流分析についての杉田峰康先
 生によるセミナーを、配信しています。

 いつ申し込みをしても、その年度の毎月1本、計12本配信される動画を何回
 でも繰り返し見て学ぶことができます。

 また、年度の終わりには、その動画を録画したDVDがもらえますので、復
 習したいときにさらに何度も見ることができ、学習を深められるシステムに
 なっています。


 「TA TODAY」改訂版の日本語訳が出るまで待てないという方は、参考になさっ
 てはいかがでしょうか?

   杉田塾  http://www.iryo.co.jp/q3022.html
 


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 発行責任:森山貴代  moriyama@iryo.co.jp 
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