━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第198号 2012/05/28
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net 2,025部に発行
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みなさま、こんにちは。
今回は、杉田峰康先生関連のお知らせ号です。
先月、臨時号で杉田先生のロングセラービデオのDVD化のご案内をしまし
たが、それとは別の新たなDVDも近日発売予定です。
一度セミナーで聞いただけでは難しいと感じた内容も、DVDによって繰り
返し学ぶことで理解が深まることでしょう。
(森山貴代)
■CONTENTS■──────────────────────────
【1】セミナー情報:
(1)杉田峰康先生の「脚本分析と再決断
〜自己成長・臨床技法ワークショップ〜」
【2】お知らせ:杉田峰康先生のDVD、今後の発売予定のご案内
【3】コラム:「笑顔の思い出」
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セミナー情報(1)杉田峰康先生によるワークショップ
「脚本分析と再決断
〜自己成長・臨床技法ワークショップ〜」
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「人間は成長していく過程で、
“いないことにされた私”を外に出して祝福してあげる必要があるんです」
杉田峰康
ここでいう「脚本」とは、子供時代に親の影響のもとで発達し現在も進行中
のプログラムのことです。
人生のもっとも重要な局面でその行動を指図するもの、と言われています。
いわば「無意識の人生計画」、「自分の生き方の癖」のようなものです。
そして、その脚本に気づくための作業を「脚本分析」と言います。
気づいた自分の「脚本」が、これからの生き方に必要なのかどうか判断し、
もし必要がないのなら、よりよい生き方に軌道修正することを「再決断」と
いいます。
このワークショップでは、仕事上での悩みや人間関係の問題など、今あなた
が直面している事柄を題材にした「脚本分析」や「再決断」の実体験から、
本当の自分が見えてきます。
また、共に語り共に学ぶこの勉強会は、お話を聞くだけの講習では得られな
い実践的な技法修得を助けます。
杉田峰康先生からのメッセージ動画
「変わるパワーはあなたの中にある」
http://www.iryo.co.jp/movie/scriptanalysis/scriptanalysis.html
講 師:杉田 峰康
(福岡県立大学名誉教授・同大学大学院講師
日本交流分析学会理事長)
日 時:平成24年8月4日(土)13:30〜17:00
5日(日) 9:30〜16:00
会 場:日本工業大学神田キャンパス3F多目的ホール(東京都千代田区)
参加費:ホームページにて申込受付 1名50,400円(資料代・消費税込)
一般(電話・FAX・郵送申込)1名52,500円(資料代・消費税込)
「心のスペシャリストの秘訣」スペシャリスト(有料)会員、
メンタルヘルス協会会員、杉田塾塾生の方は
1名45,360円(資料代・消費税込)
【いずれも予約前納制】
詳 細: http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1977-A1.html
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内容:
1.「脚本分析」の理論について
2.ワークショップで取り上げる問題(例)
3.ワークショップで用いる技法のいくつか
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▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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お知らせ:杉田峰康先生のDVD、今後の発売予定のご案内
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杉田先生によるセミナーが収録・編集された新しいDVDが近く発売予定!
治療的面接の実際 〜セミナー「面接の技法」より〜
本DVDは、平成24年1月に開催した杉田峰康先生のセミナー「面接の技法
〜初回面接と治療面接〜」を収録し、治療的面接のレクチャー部分を編集し
たものです。
内容は、まず性質の違う二つの治療的面接――カウンセリングと心理療法の
違いに触れ、メインテーマの「精神力動的精神療法」を取り扱います。その
レクチャーは60分以上、このDVDの半分以上の時間を使って重要な「精神
力動的精神療法」を解説しています。
また、現代の治療的面接を行う上で押さえておかなければならない「自己概
念」「対象関係」「投影同一化」などの重要概念にも触れていますので、自
己心理学入門教材としてもお役に立つと思います。
初回面接をテーマにした姉妹品・DVD『カウンセリングのすすめ方』と合
わせて、各種面接業務に携わる方の「座右のDVD」としてぜひご活用下さ
い。
タイトル : 治療的面接の実際 〜セミナー「面接の技法」より〜
監修・指導 : 杉田峰康(福岡県立大学名誉教授)
内 容 : DVD 1枚
時 間 : 約 100分
定 価 : 定価:21,000円(本体20,000円+税)
【予約特価 16,800 円で受付中!(20%off)】
2012年6月18日(月)9:30まで
【セット割引 姉妹品DVD2枚で21,000円】
早期予約なら、定価と同じ価格なのに、姉妹品DVD
「カウンセリングのすすめ方」もセットでついてくる!
( 5,250円お得)
2012年6月18日(月)9:30まで
参 考 :姉妹品DVD「カウンセリングのすすめ方」
http://www.iryo.co.jp/q3327.html
収録年 : 2012年1月
お申込:株式会社チーム医療 http://www.iryo.co.jp/q3333.html
DVD発行:2012年6月末日を予定
ISBN : 978-4-88509-127-8
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内 容:
1.カウンセリングと精神療法はどう違うのか
2.カウンセリング
3.来談者中心カウンセリング(田畑)
4.精神力動的精神療法
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詳細・お申込:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/q3333.html
▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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コラム:「笑顔の思い出」
★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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5月の大型連休のとき、法事で父の出身地を数年ぶりに訪れ、また、ついで
に実家にも立ち寄りました。
久しぶりに父の兄弟であるおじ、おばたちと話し、また、30数年ぶりに従兄
弟と再会しました。
冗談やとぼけることが好きな叔父は、こちらが久しぶりなので少し緊張気味
に名乗りながら挨拶をしたら、毎年年賀状のやりとりをしているにも関わら
ず「どちらさんですか?」と相変わらずとぼけてみせ、懐かしいやら意表を
つかれるやらでした。
終始和やかに事は運び、楽しく会話できて嬉しく思います。
祖父は私が生まれる前にこの世を去っていましたが、祖母が健在だった子ど
も時代に、私の家族だけでなく親戚たちと同じ日に祖母の家に泊まり、一緒
に海水浴に行ったりした夏休みを思い出しました。
緊張は最初だけで、あとは気さくに話ができたのも、自分の記憶の中に、
親戚たちとの楽しかった時間の思い出や、その時のちょっとした面白おかし
かったできごとなどに笑い合った体験があるからだろうと思いました。
法事の後、実家に立ち寄り数日滞在した際、実家の近くに何件かある母方の
親戚宅にも顔を出しました。
本家にあたる家には、帰省したらほぼ毎回顔を出す一方、それ以外の家には
寄らないことが大半なのですが、今回は久しぶりにそちらの親戚宅に行った
のです。
顔を出すといっても、両親と一緒に出かける際に、法事を行なった地のお土
産を持って立ち寄り挨拶をしただけでしたが。
小さい頃、よくハイキングや山菜採り、カブトムシ取りに連れて行ってくれ
た叔父がいました。
叔父と会うのは何年ぶりでしょうか・・・。
久しぶりに元気そうな顔を見て言葉を交せて、嬉しかったです。
叔父から私が訪ねてきたと聞いたのでしょう、夕方家族と帰宅したら、そこ
の叔母から電話が入りました。
「声が聞けてよかった」と嬉しそうに言ってくれました。
私も思いがけなく叔母と話せて嬉しかったですが、思いの他叔母も喜んでく
れていたことでより嬉しさを感じました。
連休の一連のできごとで思うのは、子ども時代に過ごした親戚との時間が、
私にとっては楽しい思い出がほとんどで、相手も自分も笑顔で気持ちが通じ
合う時間が過ごせたからこそ、久しぶりに再会して過ごす時間も楽しく嬉し
く感じたのではないかということです。
普段は意識していないのですが、心のどこかに親戚やいとこたちと当時交わ
したストロークの貯金があったのかもしれません。
ところで、家族関係や夫婦の相談を受けたりすると、相談者さんから、その
人が問題と思っている相手との嫌だったできごとを羅列されることが多い印
象があります。
もちろん、私自身だって、相手に問題があると思っていると、その人のマイ
ナス面やその人との不快な交流のことばかり思い出し、余計に腹が立ってき
たりすることもあります。
しかし、認知行動療法的にストロークの分析をしてみると、「自分と相手は
本当にマイナスのストローク交換しかしていなかったのだろうか?」と問い
かけてみてもいいのではないかと思います。
マイナス面、不快なできごとに焦点を当て、それらばかり思い出し、反芻し
ていると、その人との間に笑顔で交わしたストロークがあったことを忘れて
しまい、ますますその人との関係を悪いように意味付けていくような気がす
るのです。
また、自分の笑顔は大抵相手の笑顔を誘います。相手が笑顔でないことの原
因が、もしかしたら自分自身が笑顔でいないことにある場合も考えられます。
(もちろん、他にも原因はありましょうが)
人間関係は相互に影響しあっているものです。
そして、その積み重ねです(積み重ね=時間の経過=思い出)。
連休のできごとから色々と考えましたが、日々の家庭や職場、地域などの活
動グループの中で、自分がどんな表情でその場にいて、どんなストロークを
与えながら(あるいは、受け取りたくないストロークを受け取らずに)そこ
にいる人たちと時を共に過ごしているのか、時にはふりかえってみるのもい
いなと思いました。
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発行元:インターネット交流分析研究会
発行責任:森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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