Transactional Analysis News 175

index No.18

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第175号     2010/06/27
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net       2,139部に発行
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 みなさま、こんにちは。
 夏至も過ぎ、これからますます暑くなるにもかかわらず日は短くなってくる
 のだと思うと、今年も半分が過ぎつつあるのだなぁとあらためて思います。
 今号は、TA+NLPの「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル」講座や、
  NLP講座など、TA周辺領域の講座をご紹介します。      (森山貴代)

 

■CONTENTS■──────────────────────────


【1】セミナー情報:
   
  (1)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
     BCBベーシックコースin名古屋

  (2)コミュニケーションの苦手 克服入門セミナー

  (3)NLP入門 夜間ミニセミナー
      〜「地図」で考えるNLP〜


【2】コラム:「私の原風景」




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 セミナー情報(1)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
          BCBベーシックコース in 名古屋
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  「BCBプログラム」は、わかりやすい対人関係と自己理解の心理学「交流
  分析」自分が望む良い状態を手に入れるための心理学「NLP(神経言語プ
  ログラミング)」を組み合わせた実践的なコミュニケーションスキルです。

 「BCBプログラム」は、

  「あの人」の考え方や行動の意味を理解し、
  「あの人」を変えるのではなく、「あの人との関係を変える」

 そんなよりよい人間関係を築くために、人の行動を動機づける鍵となる要素
  を学び、破壊的なコミュニケーションパターンをさけるためのコミュニケー
  ションの技法について学びます。

 
   *このコースを修了された方は、10月開催
    「ファシリーテータ養成コース」「同認定試験」に参加できます。

      詳細: http://www.iryo.co.jp/q2008.html 



   講 師:梅本和比己(株式会社チーム医療 代表取締役)
            (日本交流分析学会認定交流分析士)
            (サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー)
          
   日 時:平成22年7月31日(土)10:00〜16:30 
           8月1日(日) 9:30〜16:30

   会 場:ウインクあいち 1008会議室 (名古屋市)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名46,200円(資料代・消費税込)
       一般(電話・FAX・郵送申込)1名48,300円(資料代・消費税込)
       【いずれも予約前納制】
                
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1869-10062X-A1.html    


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  内容:
   1. 人の行動を理解する  〜自我状態〜
   2. 人の考え方を理解する 〜視覚、聴覚と触運動感覚のチャンネル〜
   3. 典型的なコミュニケーションのパターン 〜相補交流〜
   4. 非効果的な人間関係のパターン 〜相互依存〜
   5. モチベーションのキー 〜ストローク〜
   6. スマートに問題を指摘する 〜建設的な対応(フィードバック)〜
   7. 難しいケースにおいての対応 〜交差交流とペース合わせ〜


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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 




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 セミナー情報(2)コミュニケーションの苦手 克服入門セミナー
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 現代人の悩みの一番は、人間関係に関するものです。そして、誰もが人間関
 係のストレスを感じています。

 コミュニケーションの苦手を克服して、気持ちの良いふれあいを保つには、
 どうすればよいのでしょうか? 一番大切なことは、自分の言いたいことを
 安心して表現できることではないでしょうか。

 ストレスを感じない人間関係の第一歩は「信頼関係」です。信頼しあえる関
 係を持つために役立つコミュニケーション法の練習をします。

 本講座は、わかりやすい対人関係と自己理解の心理学「交流分析」と、自分
 が望む良い状態を手に入れるための心理学「NLP(神経言語プログラミング)」
 を組み合わせた、 BCB(Breaking The Communication Barrier)の考え方を
 基本に進める予定です。

 

   講 師:梅本和比己(株式会社チーム医療 代表取締役)
            (日本交流分析学会認定交流分析士)
            (サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー)
          
   日 時:平成22年7月19日(月・祝)10:00〜16:00 

   会 場:あうるすぽっと3F 会議室B1(東京都豊島区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名 6,300円(資料代・消費税込)
       【予約前納制】
                
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1868-10062X-A1.html    


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  内容:
   1.よいコミュニケーションを妨げているものに気づく 
   2.よいコミュニケーションをするための自分管理法 
   3.相手の話を聴けるようになろう! 
   4.相手に安心して言いたいことを伝えるためには? 

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 




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 セミナー情報(3)NLP入門 夜間ミニセミナー
          〜「地図」で考えるNLP〜
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 私たち人間は、外界を見たり、聞いたり、感じたりしていますが、それをど
 のように受け止めるかは、人それぞれだと思います。

  NLPはそれをその人の「地図」と言っていますが、「地図」を理解する方法
 が分かれば、自分や相手をより深く理解することができます。

  NLPのトレーニングの鍵の一つは、いかに人を理解できるかです。理解は対
 人関係を豊かにし、楽にしてくれます。

 今回のミニセミナーでは、あなたの理解力を高めるヒントを提供したいと思
 います。(※本セミナーは3月19日開催分の再開です。)
                            (梅本 和比己)



 交流分析とは違った視点からの自分と相手を理解するためのアプローチを、
 学んでみませんか?
    


   講 師:梅本和比己(株式会社チーム医療 代表取締役)
            (日本交流分析学会認定交流分析士)
            (サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー)
          
   日 時:平成22年7月23日(金)18:30〜20:30 

   会 場:日本工業大学神田キャンパス3F多目的ホール(東京都千代田区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名 3,000円(資料代・消費税込)
       【予約前納制】

   詳 細: http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1854-10062X-A1.html    


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  内容:
   1.地図とフィルター 
   2.地図・フィルターに気づくには 
   3.自分と相手を理解するための体験学習 

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 




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   コラム:「私の原風景」

   ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
      ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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 南九州地方では、入梅以降大雨の日が続いているとのこと。
 お見舞い申し上げます。

 こちら事務所のある東京では、入梅宣言はされたものの太陽が顔を出す日も
 多い状態です。

 先日、30度を超えるような真夏日に、仕事の空き時間にふと外を見たら、風
 に揺れる木々や青い空が目に入りました。

 子どものころの夏休みを思い出し、そこからさらに故郷の秋祭のことを思い
 出しました。



 母方の実家が神社で、秋の祭になると親戚が集まってきました。

 女性陣は台所で料理を作ったり、お酒を用意したり、洗い物をしたりしなが
 ら、つまみ食いとおしゃべりに花を咲かせます。
 
 男性陣は広間で食事をしながら語らっています(古い役割の伝統ですね)。
 ひと段落ついたら女性陣もそこに合流し、親戚の大人同士が楽しく会話して
 います。

 私を含めた子どもたちは、居間でテレビを見ながらいとこ同士で食事をした
 り、幅広い年齢の子たちが、トランプや歌合戦、将棋崩し、など、みんなで
 できる遊びをしたものです。

 学年の大きい女子(私はそちらグループでした)だけで別室に集まり、今で
 言うところの「女子トーク」をすることもありました。

 また、大人たちの座敷へ行き、あまった料理から好物だけ食べたり、大人と
 の会話も楽しみました。
 時に、酔った親戚に「親の言うことはなかなか聞かないだろうから、代わり
 に言うから聞きなさい」と、つかまってお説教をされることもありました。

 私は小学生高学年くらいになると、いとこたちと遊びながらも、大人たちの
 料理を運んだり、片付けたりする手伝いもしていました。
 大人の世界と子どもの世界を行き来しながら、手伝いと味見を名目に、台所
 でそっとつまみ食いするのも楽しみでした。

 叔母たちが、一緒に準備や片づけをしながら、各家庭の嫁姑の話などの愚痴
 やアドバイス、様々な情報交換をしているのを小耳にはさみ、「大人ってい
 ろいろあるんだなー」などと思ったりもしたものです。

 そんな風にみんなで集まって宴会をして、最後に全員で集合写真を撮るのが
 常でした。
 


 私にとっては、美味しい+楽しい思い出です。



 今は、自らがそのようなホームパーティーの幹事をすることはありませんが、
 美味しい料理と楽しい語らいがあり、みんなで準備や片付けもやるような集
 まりや活動は、ワクワクして好きです。

 野外活動や、合宿的要素のある旅などを楽しんでいます。

 ふりかえってみると、そんな活動を好むのは、どうやら子どもの頃の祭の体
 験が原風景になっているようだと最近あらためて感じました。

 
 さて、長々となぜ思い出を書いたかといいますと、そこにはたっぷりの、様々
 な時間の過ごし方による、多様なストローク交換があったなぁと思ったから
 です。



 毎年集まる「儀式」として、普段疎遠な親戚もこの時は交流がある。

 宴会における各役割を果たすことで「活動」が中心の時間もある。

 活動と並行して、あるいは、子どもたち同士で、それぞれの近況を当たり障
 りのない程度に話す「雑談」の時間もある。

 準備が落ち着いて、皆が食事をゆっくりしている時間には、胸襟を開いて語
 り合い心通わせあう「親交」の時間となりました。
 
 

 昼前から夜まで続く宴会に三々五々やってきて帰るという長い時間だったの
 で、そのイベントは時間の構造化で言うどれか1つのものであらわすよりは、
 長い時間の中で、時間の経過とともにその場にいる人たちの時間の過ごし方
 も変わっていったなぁという印象です。



 たまに、大人も子どもも、兄弟ゲンカや意見の食い違いの言い合いはありま
 したが、ゲームにまでは発展せず、適度な配慮のある暖かい時間でした。

 全員が揃ったときは、総勢20名強の大人と子どもが入り混じったひとときで
 した。

 大人とのかかわり、子供同士のかかわりを通して、また、時間の構造化から
 見た様々な形でのストローク交換がなされ、それはまさに、「つながり」を
 感じられる時間でした。

 みんなで楽しく食べる食事は、普段よりも美味しく感じられて、普段よりも
 かなり沢山食べたものです。
 心も身体も正直です。

 

 この年になってあらためて、原風景にこのような体験があることを、私は幸
 せに思っています。

 みなさんの心の中には、人との交流に関してどんな原風景がありますか?
 今ある自分のコミュニケーションスタイル、価値観の元になった思い出が見
 つかるかもしれませんよ。



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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代  moriyama@iryo.co.jp
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 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
 行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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