━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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■ ■ ■ ●交流分析メールマガジン 第168号 2009/11/29
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■ ■ ■ http://www.iryo.co.jp/ta-net 2123名に発行
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みなさま、こんにちは。
年末ジャンボも売り出され、街にはクリスマスイルミネーションが輝き、い
よいよ今年も終盤を迎える時期となりました。
今回は来年の講座をご案内します。
日本に交流分析を導入された草分け的存在のお一人である杉田先生に
よる、交流分析とその背景にある理論を学ぶ講座を中心としたお知らせです。
(森山貴代)
■CONTENTS■──────────────────────────
【1】セミナー情報:
(1)杉田峰康先生と学ぶ
「統合的アプローチによる新しいTA
〜自己理解と共感的交流の実際〜」
【2】お知らせ:
「杉田塾」〜杉田先生と学ぶ統合的交流分析療法〜 開催のご案内
(ネット映像と DVD、副読本による学習システム)
【3】新刊のお知らせ:
「心のエコロジー」 −交流分析・ストローク エコノミー法則の打破−
【4】コラム:「“上から目線”って? (2)」
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セミナー情報(1)杉田峰康先生と学ぶ
「統合的アプローチによる新しいTA
〜自己理解と共感的交流の実際〜」
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2009年9月のワークショップ( http://www.iryo.co.jp/q1732.html )
に引き続き、第三回目の特別セミナー「統合的アプローチによる新しいTA」
を開催します。
本セミナーはTAを学習された方限定で、より深くTAのスキルとノウハウを学
習していただけるようになっています。
カウンセリングや心療内科的治療、看護、保育、教育に従事されている方は
もちろん、研修講師としてご活躍の方々のご参加をお待ちしています。
講 師:杉田峰康(福岡県立大学名誉教授・同大学大学院講師)
(日本交流分析学会理事長)
日 時:平成22年3月27日(土)〜28日(日)
会 場:日本工業大学神田キャンパス 8F 801教室(東京都)
参加費:ホームページからの申込の場合 1名53,550円(資料代・消費税込)
一般(電話・FAX・郵送申込) 1名55,650円(資料代・消費税込)
杉田塾塾生の方は 51,450円(資料代・消費税込)
【いずれも予約前納制】
備 考:限定24名、交流分析を学習されて基礎知識のある方対象
詳 細: http://www.iryo.co.jp/q2111.html
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内容:
1.統合的アプローチとしての交流分析
2.関係性モデルへの発展の背景を学ぶ(1)
3.関係性モデルへの発展の背景を学ぶ(2)
4.心理ゲームと転移
5.統合的アプローチとしてのTA・ゲシュタルト療法
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▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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お知らせ:「杉田塾」〜杉田先生と学ぶ統合的交流分析療法〜 開催のご案内
(ネット映像とDVD、副読本による学習システム)
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2010年1月より「杉田塾」がスタートするにあたり、入塾生を募集中です。
「杉田塾」とは、1年間かけて、映像と副読本で「心理療法としてのTA」を
学ぶ学習システムです。
2009年9月に株式会社チーム医療主催で開催されたワークショップ「杉田峰
康先生のスキルを学ぶ スーパービジョン・ワークショップ 〜自己理解と
共感的交流の実際〜」( http://www.iryo.co.jp/q1732.html )が映像化され、
全国どこでも学べるようになりました。
2011年3月には、毎月配信されたネット映像をDVD2枚組みにして進呈します。
講 師:杉田峰康(福岡県立大学名誉教授・同大学大学院講師)
(日本交流分析学会理事長)
期 間:平成22年1月より12月までの1年間
資 格:・TAを学習された(学習されている)医療、看護、カウンセリ
ング、保育、教育に従事されている方
・研修講師として活動されている方
年会費:1名 27,300円(本体価格26,000円+税)
(1年間のネット映像閲覧費用、副読本2冊、ネット映像を収
録したDVD費用含む)
詳 細: http://www.iryo.co.jp/qsugitajuku
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主な内容:
1.統合的アプローチとしての交流分析
2.関係性モデルへの発展の背景
3.心理ゲームと転移
4.統合的アプローチとしてのTA・ゲシュタルト療法
学習システムと入塾生限定の特典:
1.毎月1回、ネット映像での自宅学習(動画配信)
2.年2回の「統合的アプローチによる新しいTA」(定員24名)と年1回
の「脚本分析と再決断」(定員30名)への優先案内・特別参加費
3.年度末に、毎月のネット映像をDVD2枚組にしてお送りします(非売品)
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▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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新刊のお知らせ:「心のエコロジー」
−交流分析・ストローク エコノミー法則の打破−
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ストローク理論について子どもや初心者でもわかりやすい絵本仕立てにした
「ふわふわさんとチクチクさん」(著:クロード・スタイナー、訳:こばや
しまさみ、2000年、扶桑社[絶版])の、大幅改訂版が登場しました。
前半はクロード・スタイナー博士の「ふわふわさん物語」がカラーの絵本で、
後半は著者小林氏による「日本の近年の世情に合わせた物語の解説」と題さ
れたストロークとエコノミー法則(ストローク経済の法則)の打破に関する
解説の2部構成になっています。
子育て、家庭、教育、仕事の場で波紋のように広がるあたたかい触れ合いの
物語です。
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目次:
・お話の前に
・21世紀は心の時代
・ふわふわさん物語(Claude Steiner)
・−解説−
『日本の近年の世情に合わせた物語の解説』(お話の後に)
クロード・スタイナー博士のストローク・エコノミーの法則
ストローク・エコノミーの打破
交流分析理論とは
・最後に
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詳 細: http://www.iryo.co.jp/q2139.html
▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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コラム:「“上から目線”って? (2)」
★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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先月、自分の中で考察が中途半端に終わってしまった「上から目線」につい
てですが、視点を変えて、相手から「(あなたは)上から目線」だと批判あ
るいは反発されたときの対応策がないか調べてみました。
交流分析とNLPの理論を組み合わせたBCB(Breaking the Communication
Barrier: http://www.bcb.jp/ )の考え方にそのヒントを見つけました。
書籍「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル TA+NLP」(エーブ・
ワグナー著、チーム医療)からご紹介します。
前提として、私は、「上から目線」と相手に伝える側には、相手への批判、
反抗や敵意などが込められている気がしているので、これをベースに考えま
した。
ここで、 BCBと普段学んでいる交流分析の自我状態の違いを簡単におさえて
おきましょう。 BCBでは、自我状態を次のように定義しています。
Pに関して:NP、CP両者の肯定面を「NP」(青の自我状態)
否定面をCP(赤の自我状態)と分類。
Cに関して:FC、ACだけでなく、ACの「反抗する側面」を「RC(反抗する子
ども)」とし、RCおよびCの否定面(AC、FC両者の)も赤の自
我状態に分類される。
FCは「NC(natural child :自然な子ども)」と表現され、そ
れはCの肯定面を意味し、青の自我状態とされています。
ちなみにAは青の自我状態です。
要するに、Pの否定面を「CP」肯定面を「NP」、Cの否定面を「AC、RC」肯
定面を「NC」と分類しているのです。
今回のメルマガでは、各自我状態の名称は上記の定義で使います。
このワグナー氏の自我状態の分類によると、「上から目線」という批判的あ
るいは反抗的な発想、発言は、どちらも「赤の自我状態」とみることができ
ます。
BCBでは、青の自我状態から青の自我状態へ発信することが、実りあるコミュ
ニケーションをもたらし、青の自我状態は通常相手の赤の状態を切り換えさ
せる、という法則があると解説しているのですが、一部「青の信号も万能で
はない」ケースがあるようです。
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「相手が<反抗する子ども>の状態にいる場合に、こちらが効果的に対応で
きる自我状態はいつでも<自然な子ども>です。
<自然な子ども>にあるときは、あなたは自分の感情を相手に伝え、「私」
言葉で話し始めます。
<養育する親>もときには効果がありますが、恩着せがましくとられ、問題
を悪化させるだけに終わるかもしれません。
また、<成人>も<反抗する子ども>に対しては特に効果があるわけではあ
りません。
あなたは<反抗する子ども>と事実について繰り返し議論した経験や、道理
にかなうことや合理的なことについて議論し、反対以外の何も得られなかっ
た経験が恐らくあるでしょう。
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うーん、心当たりがあります。
相手がRCの状態のときは、AやNPから発信しても、やりとり分析では「上か
ら」の矢印になってしまい、「上から目線」ととらえられてしまうこともあ
るということなのかもしれません。
ワグナー氏のこの書籍には、「赤い自我状態から発せられた言葉は、赤い自
我状態の反応を誘う」ともありました。
確かに「上から目線」と相手が発した場合、こちらの赤い自我状態が反応し
たくなることも多いだろうなと納得します。
赤の状態から返すと、ゲームに進展することもあるでしょうね。
ワグナー氏はまた、世界的に見られるコミュニケーションの予測できるパター
ンとして、次のような紹介をしています。
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例えば、だれかの<親>の自我状態から始まる評論は、相手の<子ども>の
自我状態の反応をほぼ間違いなく引き起こします。
ときには相手の<親>の反応を引き起こすこともあります。
<成人>のメッセージは、相手の<成人>の反応をもたらす傾向があります。
そして<子ども>のメッセージは、相手の<子ども>か<親>の反応を引き
起こします。
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こちらが「CP」から発信したら、相手の「CP」「RC」の反応を引き起こしや
すい、ということです。
こういうときに相手から「上から目線だ」と言われてしまうのかもしれない
なと思いました。
・・・いかがですか?
こういったコミュニケーションを打破するヒントもこの書籍に触れられてい
ましたが、長くなりそうなので、今回はここまでといたします。
*「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル BCBセミナー 情報」
「 BCB1日入門セミナー」 http://www.iryo.co.jp/q2022.html
2010年2月7日(日)
「 BCBベーシックコース」 http://www.iryo.co.jp/q1997.html
2010年3月20日(土)、21日(日)、22日(月・祝)
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発行元:インターネット交流分析研究会
発行責任:森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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