Transactional Analysis News 165

index No.17

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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  ■ ■ ■  ●交流分析メールマガジン 第165号     2009/08/28
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  ■ ■ ■  http://www.iryo.co.jp/ta-net       2104名に発行
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 みなさま、こんにちは。
 夏休みはどんな風に過ごされましたか?
 私は沖縄へ子どもキャンプのボランティアスタッフをしに行ってきました。

 旅立ったのは立秋も過ぎた頃でしたが、その頃から近所ではツクツクホウシ
 が鳴き始め、「秋の気配だなぁ」と思っていました。
 沖縄から戻ってきたら、夜はもうセミの声はせず、かわりにコオロギの合唱
 が聞こえてきます。

 季節の変わり目に、「またこの時期が巡ってきたのだなぁ」と思う今日この
 頃です。                        (森山貴代)



■CONTENTS■──────────────────────────


 【1】セミナー情報:
   
   (1)百武正嗣先生の「ゲシュタルト 夢のワーク」
    
 
 【2】コラム:「“○”っぽい」

 【3】お知らせ:
 
   (1) NPO法人日本交流分析協会 第32回年次大会

   (2)杉田峰康先生と島田凉子先生による
      ヨーロッパ流交流分析の紹介セミナー「インナー・コア【仮】」

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 セミナー情報(1)百武正嗣先生の「ゲシュタルト 夢のワーク」
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 ゲシュタルトでは夢の中に登場した全ての人物、風景、動物が「あなた自身
 の一部分」であるととらえます。

 例えば、もしあなたが犬に追いかけられている夢を見たときに、「あなた」
 はもちろん「犬」もあなた自身であり、気づいていないある側面を表現する
 ために登場したのです。

 夢の中の断片として登場した人物、動物、景色、家などをパズルのように
 「意味ある」ものへと統合していくのが夢のワークのプロセスです。


 ◆ゲシュタルト療法とは:精神分析医フリッツ・パールズとゲシュタルト心
  理学者ローラ・パールズによって創られた「今、ここ」での気づきを重視
  する実践的な心理療法です。
  人間の外部の世界をバラバラな寄せ集めとして認識するのでなく、意味の
  ある一つのまとまった全体像として知覚(気づき)します。



   講 師:百武正嗣(NPOゲシュタルトネットワークジャパン理事長・講師)

   日 時:平成21年10月3日(土)、4日(日)  

   会 場:きゅりあん 6F 大会議室(東京都)
   
   参加費:1名 通常価格 39,900円(資料代、税込)
       ホームページからの申込みの場合 42,000円(税込)
       【いずれも予約前納制】
                
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/q1652.html  


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  内容:
    1.夢を再現する 
    2.夢の中の登場者になる
    3.夢のエネルギーを感じる。 

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
   http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 




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 コラム:「“○”っぽい」

 ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
  ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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 みなさんは交流分析を知っている人同士で、他者の表情や雰囲気などからそ
 の人の中で特に高い自我状態を推測するような話をしたことはありませんか?

 「あの人は“○(自我状態が入る)”っぽいね」 と。

 長年交流分析をベースとした学びや仕事をなさっている先輩方は、その推理
 は「結構当たる」とおっしゃいます。

 学びが深まってくると、エゴグラムを書いてもらう前に、その人のかもし出
 すものからおおよそのエゴグラムを推測できることもありますよね。

 自我状態は、他者との交流の中での言動に現れるので当然といえば当然なの
 かもしれません。

 自我状態やエゴグラムを推測できなくとも、交流分析を学んでいない人でさ
 え、その人なりに他者をタイプ分けしていることが多く、最近、その感性や
 嗅覚は不思議ですごいなぁとあらためて感じています。

 

 この夏も去年に引き続き、子どもキャンプのボランティアスタッフをやりま
 した。

 子ども20数名に対し、一週間通しでかかわった大人が4名、1日〜数日かか
 わった大人(学生含む)が6名いました。

 子どもたちと一緒に過ごしていると、変なたとえですが、スナックでそれぞ
 れのホステスさんに固定客がつくように、それぞれのスタッフに固定的にな
 つく子どもが出てきます。

 子どもたちにとってみれば、話しやすい、かかわりやすい、波長が合う、な
 ど、子どもたちなりのタイプ分けをして、その子自身が楽にいられるスタッ
 フと多くのかかわりを求めるのでしょう。

 不思議なことに、私にも、私を「好み」だとした子どもたちが始終近くにい
 ました。

 その子たちからは、私はどんな風に見えたのか、興味津々です。

 ちなみに、私の方から見たその子たちは、男子は気が優しくて気弱でやんちゃ
 な集団になじみにくいタイプ(FCがACより低いか、FCそのものが低めか?
 または、CPよりNP優位か?)、女子はちょっぴりマニアック系で個性派のた
 めおしゃれや恋の話など一般的な女子にありがちな話題になじみにくいタイ
 プ(我が道を行く、という意味ではACが低めか?)と思われるような子たち
 でした。

 私自身は、エゴグラムを書くと各自我状態の点差がそんなにない方なので、
 ある自我状態の典型的なタイプではないと思っています。

 キャンプ中は、最年長で、なおかつ一緒に遊ぶよりも食事担当スタッフのサ
 ポートのため時々一緒に遊ぶと「注意するおばさん」(笑)だったので、
 「P」的な面が強く出ていたかもしれないのですが・・・。



 こうやって書いてみると、自分のエゴグラムとの関連というより、自分の性
 格の一面が彼らと似通っているなぁと書きながら気づきました。(エゴグラ
 ムとの関連は自分ではなんとも言い切れません)

 なんといいいますか、「部分的に同じにおいがする」とか、「類は友を呼ぶ」
 というような感じがします。

 ですから、どれか典型的な自我状態で「“○”っぽい」というよりは、私の
 いくつかの側面と波長が合ったり、そこにかかわりやすいタイプが集まった
 のかなと思いました。

 普段の私を「“○”っぽい」とたとえるとすると、そこにはどの自我状態が
 入るのか、今度勉強仲間に聞いてみようかなと思います。

 “○”の中に当てはまる自我状態を使うことが多いという自己理解になりま
 しょう。  
 


 みなさんは、“○”の中に何が入りそうですか?




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 お知らせ(1) NPO法人日本交流分析協会 第32回年次大会
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 今秋、東京都内にて日本交流分析協会 第32回年次大会が開催されます。
 


   日 時:平成21年11月7日(土)、8日(日)

   会 場:日本教育会館(東京都)  
                
   詳 細:日本交流分析協会ホームページ  http://www.j-taa.org/ 



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  内容:
    大会テーマ:TAによる心の共有 〜生きるパワーFCの活性化〜

    講演1:健全なFCを取り戻そう
        〜最近のパーソナリティー理論から学ぶ〜
        演者:杉田峰康先生
 
    講演2:私たちの中にある「反抗する子ども」
        演者:繁田千恵先生

    分科会:家庭、教育、地域、子育て、FCワーク、TA紹介講座

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 ▼ お問合せ:日本交流分析協会 http://www.j-taa.org/ 



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 お知らせ(2)杉田峰康先生と島田凉子先生による
        ヨーロッパで発展した交流分析「インナー・コアセミナー【仮】」
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 インナー・コアは、「中核自己」と訳され、二次構造分析でいう「C1(子ど
 もの中の子ども)」をさしています。交流分析では、幼少時において「C1」
 が体験したことは、その後の自己や人格の発達にさまざまな影響を与えると
 言われています。

 これまでの杉田先生による講座の中でも、人格障害について説明する際にこ
 の「C1」を中心とした心のモデルの解説がなされてきました。

 このセミナーは、心理療法における「C1」を含む「C」へのアプローチについ
 ての理解を深めていただくために企画しました。はじめての方でもわかりやす
 いプログラムになるよう、先生方が打ち合わせ中です。

 詳細につきましては、決定次第当メルマガでご案内いたします。



   講 師:杉田峰康(福岡県立大学名誉教授、同大学大学院講師)
           (日本交流分析学会理事長)
       島田凉子(日本交流分析学会理事)

   日 時:平成21年11月21日(土)  

   会 場:きゅりあん(東京都)
   
   
 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
   http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 



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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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