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■ ■ ■ ●交流分析メールマガジン 第161号 2009/04/24
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■ ■ ■ http://www.iryo.co.jp/ta-net 2270名に発行
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みなさま、こんにちは。新緑が美しい季節になりました。
神奈川では時々半そででも大丈夫なような気温になることもあり、おのずと
活動的になってきます。
近所の高い木に、カラスの巣があります。駅に向かう時に、よく見上げてい
ます。数週間前はまだ、木から小さな新芽が出てきたばかりでカラスの巣も
よく見えたのですが、日に日に新芽が大きくなってきて、木が淡い黄緑から
明るいビビッドな黄緑に覆われてきて、今ではすっかり葉が茂り、巣も隠れ
てしまいました。
生命力の凄さを感じるとともに、そのエネルギーは、私たち人間の中にも満
ち溢れているのだと感じられる季節です。 (森山貴代)
■CONTENTS■──────────────────────────
【1】セミナー情報:
(1)ミニセミナー「あなたを変えるTA・NLP」
(2)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
「BCBベーシックコース」大阪
(3)「ゲシュタルト療法ワークショップ」
【2】コラム:「日本における交流分析の歴史」
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セミナー情報(1)ミニセミナー「あなたを変えるTA・NLP」
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●「ホントに自分は変われるの?」という方へ。
「自己理解や自己成長を望んでいる人にとって、TA(交流分析)と NLPはと
ても効果的な考え方である」。このような想いのもと、チーム医療ではTAと
NLPの普及事業を続けています。自分のものの見方や性格の傾向を理解する
ことは、よりよい人間関係・コミュニケーションへの第一歩でもあります。
今回はその効果を体験できる、すぐに役立つTA&NLPのエッセンスの紹介セミ
ナーです。
TAと NLPに触れてみたい方、体験したい方、ホントに自分は変われるの?
という方は是非参加してみてはいかがでしょうか?
講 師: 梅本和比己(株式会社チーム医療 代表取締役)
(日本交流分析学会認定交流分析士)
(サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー)
日 時:平成21年5月15日(金)18:30〜20:30【2時間】
会 場:日本工業大学神田キャンパス 3F 多目的ホール(東京都)
参加費: 1名 3,000円(ホームページからのお申込み限定)
詳 細: http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1791-090427-A1.html
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内容:
1.自分の考え方の傾向・パターンを知る
1)否定的か肯定的か?
2)見方の傾向を発見する体験学習
2.自分のモチベーションのエネルギーを知る
1)エゴグラムをつけてみる
2)得意なエネルギーと苦手なエネルギーを見分ける
3.目標達成シートを使った体験学習
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▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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セミナー情報(2)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
「BCBベーシックコース」大阪
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「BCBプログラム」は、わかりやすい対人関係と自己理解の心理学「交流
分析」自分が望む良い状態を手に入れるための心理学「NLP(神経言語プ
ログラミング)」を組み合わせた実践的なコミュニケーションスキルです。
「BCBプログラム」は、
「あの人」の考え方や行動の意味を理解し、
「あの人」を変えるのではなく、「あの人との関係を変える」
そんなよりよい人間関係を築くために、人の行動を動機づける鍵となる要素
を学び、破壊的なコミュニケーションパターンをさけるためのコミュニケー
ションの技法について学びます。
講 師:大久保透(BCBファシリーテータ)
貞光由紀(BCBファシリーテータ)
日 時:平成21年6月13日(土)〜14日(日)
会 場:調整中(大阪府内)
参加費:1名 通常価格 48,300円(資料代、税込)
ホームページからの申込みの場合 46,200円(税込)
【いずれも予約前納制】
詳 細: http://www.iryo.co.jp/q1198.html
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内容:
1.人の行動を理解する 〜自我状態〜
2.人の考え方を理解する 〜視覚、聴覚と触運動感覚のチャンネル〜
3.典型的なコミュニケーションのパターン 〜相補交流〜
4.非効果的な人間関係のパターン 〜相互依存〜
5.モチベーションのキー 〜ストローク〜
6.スマートに問題を指摘する 〜建設的な対応(フィードバック)〜
7.難しいケースにおいての対応 〜交差交流とペース合わせ〜
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▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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セミナー情報(3)「ゲシュタルト療法ワークショップ」
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NPOゲシュタルトネットワークジャパン理事・講師である百武正嗣先生直々
にご指導いただく、またとないチャンスです。
ゲシュタルト療法は、「今、ここ」での気づきを重視する実践的な心理療法
です。ゲシュタルトとは、まとまった全体という意味のドイツ語です。人間
の外部の世界をバラバラな寄せ集めとして認識するのでなく、意味のある一
つのまとまった全体像として知覚(気づき)します。
そのことを通して、「今、ここ」に生きる、「今、ここ」での気づきを重視
する実践的な立場をとっています。
ゲシュタルト療法はまた、交流分析では「TAゲシュタルト」「再決断療法」
として脚本分析へのアプローチの方法として用いられています。
交流分析の応用編として、知識やスキルを身につけていけるワークショップ
です。
講 師:百武 正嗣( NPOゲシュタルトネットワークジャパン理事・講師)
日 時:平成21年6月20日(土)〜21日(日)
会 場:日本工業大学神田キャンパス 3F 多目的ホール(東京都)
参加費:1名 通常価格 42,000円(資料代、税込)
ホームページからの申込みの場合 39,900円(税込)
【いずれも予約前納制】
詳 細: http://www.iryo.co.jp/q1367.html
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内容:
1.ゲシュタルト療法について
2.気づきの3つの領域
3.ゲシュタルト療法の技法のいくつか
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▼ お問合せ:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
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コラム:「日本における交流分析の歴史」
★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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今、手元に「'98〜'99 TAデータブック」という本があります。
「TAネットワーク」という組織が監修したものです。
1991年、まだなかなか近くに良い指導者や学ぶ仲間が少なかった時代に、「TA
ネットワーク」という組織が生まれ、その後、各地での交流分析の第一人者を
招いた講座や、機関誌発行、メーリングリストでの情報交換などが活発に行な
われるようになりました。
データブックの内容は、日本での交流分析の歴史や、実践者たちの紹介、図書
や視覚教材、学会や全国の交流分析が学べる組織等の紹介が満載で、今から10
年前の国内における交流分析情報のガイドブックのようです。
その中に、杉田峰康先生が1995年の日本交流分析学会第20回大会でご講演され
た内容に加筆された「TAの歴史」という文章が掲載されています。
目を通してみると、多くの学びを得ることができました。
日本の臨床現場に最初に交流分析を持ち込んだのは、九州大学の心療内科だと
いうことは皆さんご存知のことかもしれませんが、その経緯も具体的に記され
ており、「なるほど、そういう背景があったのか!」と驚きました。
その後、心身医療の現場でTAの実践をされてきた先生方が、西欧文化に基づく
理論への違和感から東洋的思想も取り入れた上でのTA理論の再構成を試みられ、
それが書籍となって今も読み続けられていることなどを知ることができました。
ちなみに、その書籍は当時「セルフ・コントロール −交流分析の実際」とい
うタイトルで発行され(1974、創元社、著:池見酉次郎、杉田峰康)、さらに
池見先生の提唱された「S」の概念を加筆した「続・セルフコントロール」と
続いた後、後者は改訂されて現在「人生を変える交流分析」(2001、同社、著
:池見酉次郎、新里里春、杉田峰康)として、広く読まれています。
このような背景がわかると、書籍を読む視点も変わってきそうです。
医療現場に最初に導入された交流分析も、その後は、教育界、産業界へと広が
り、とくにエゴグラムは分かりやすい自己理解ツールとして、多くの方が体験
することになりました。
私が働く人や学生さん対象にやる自己理解・相互理解や、コミュニケーション
講座の中で、「エゴグラムをやったことがある方」と問いかけると、「やった
ことがある」と答える方が今も増えているような印象があります。
そしてまた、交流分析がエゴグラムだけでなく、ゲーム分析、脚本分析など人
の内面奥深くへアプローチする理論であることを思うと、交流分析の学び人と
して、あらためて交流分析の勉強を基礎からふり返りながらしっかりやってい
きたいと思った次第です。
「TAデータブック」は残念ながら現在絶版となっており、実はみなさんが杉田
先生のこの文章に触れることもなかなか難しいのが現状ですが、いつか機会が
あれば、何らかの形でみなさまにもぜひ読んでいただけるようにできたらと思っ
ています。
今日のところは、さわりのみで失礼します。
(※ご関心ある方は、ぜひ「公開を!」とのメッセージをお寄せ下さい。関係
者に働きかけてみたいと思います。)
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発行元:インターネット交流分析研究会
発行責任:森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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