Transactional Analysis News 158

index No.16

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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  ■ ■ ■  ●交流分析メールマガジン 第158号     2009/01/27
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  ■ ■ ■  http://www.iryo.co.jp/ta-net       2,451名に発行
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 みなさま、こんにちは。新しい年もはや一ヶ月が過ぎようとしています。
  今年はどんな年にしたいとお考えですか?

 私の場合、例年だと、「〜〜をする」など行動レベルのことを手帳に書くこ
 とが多いのですが、今年は自分の行動を決める時の基準にしたいキーワード
 のみを、名詞や形容詞でリストアップしてみました。

 キーワードを眺めていたら、やりたいことがいくつか浮かびました。
 それらは「MUST」でなく「WANT」だなーとしみじみ思いました。
 仕事に追われると「べき(MUST)」からの発想を優先しがちですが、時々発
 想を変えてこういうアプローチもいいなぁと思いました。  (森山貴代)


■CONTENTS■──────────────────────────


【1】セミナー情報:
   
  (1)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
            「BCB1日入門セミナー」東京・京都
  
  (2)杉田峰康先生の新企画  
            「再決断療法  スーパーバイズ・ワークショップ」

 
【2】コラム:「私のドライバー」


【3】お知らせ:
 
  (1)書籍:「心の中の5人家族  〜彼らが織りなす人生ドラマ〜 」
                  〜交流分析における構造分析と脚本分析の活用〜

  (2)イベント:アルフォンス・デーケン先生による 死生学入門
                      〜よく生き よく笑い よき死と出会う〜 



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 セミナー情報(1)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
                    「BCB1日入門セミナー」東京・京都
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  「BCBプログラム」は、わかりやすい対人関係と自己理解の心理学「交流
  分析」自分が望む良い状態を手に入れるための心理学「NLP(神経言語プ
  ログラミング)」を組み合わせた実践的なコミュニケーションスキルです。

 「BCBプログラム」は、

  「あの人」の考え方や行動の意味を理解し、
  「あの人」を変えるのではなく、「あの人との関係を変える」

 そんなよりよい人間関係を築くために、人の行動を動機づける鍵となる要素
  を学び、破壊的なコミュニケーションパターンをさけるためのコミュニケー
  ションの技法について学びます。



  【東京会場】

   講 師:梅本 和比己(株式会社チーム医療 代表取締役)
                         (BCBファシリーテータ)

   日 時:平成21年2月15日(日)  

   会 場:日本工業大学神田キャンパス 3F多目的ホール(東京都千代田区)
   
   参加費:1名 通常価格 18,900円(資料代、税込)
       ホームページからの申込みの場合 16,800円(税込)
       【いずれも予約前納制】
                
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/q1191.html  


  【京都会場】

   講 師:貞光由紀(BCBファシリーテータ)

   日 時:平成21年3月29日(日)  

   会 場:メルパルク京都 6F会議室5(京都市下京区)
    
   参加費:1名 通常価格 18,900円(資料代、税込)
       ホームページからの申込みの場合 16,800円(税込)
       【いずれも予約前納制】
                
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/q1195.html 

 

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  内容:
   1.よいコミュニケーションに役立つTAとNLP のスキル

      2.よりよいコミュニケーションには何が必要か?

      3.効果的なコミュニケーションのテクニックとそのトレーニング

      4.よりよい人間関係のための BCB戦略

       ※プログラムは変更になる場合があります

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 



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 セミナー情報(2)杉田峰康先生の新企画  
                   「再決断療法  スーパーバイズ・ワークショップ」
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 本セミナーは、「再決断療法」を行うための技法を実践的に身につけていた
  だくための新企画です。

 株式会社チーム医療は25年に渡り、杉田峰康先生の「脚本分析と再決断」
  ワークショップを行ってきました。今回はグループワーク、個人ワークを通
  して、ファシリーテータやトレーナーのためのスーパーバイズをしながら、
  杉田先生のスキルとノウハウを学習していただきます。

 カウンセリングや心療内科的治療に従事されている方はもちろん、TAゲシュ
  タルトの技法を学習したい方は、症例をご持参いただき、是非この機会をご
  利用下さい。
                            (チーム医療)


   講 師:杉田峰康(福岡県立大学名誉教授・大学院講師)
           (日本交流分析学会理事長)
   
   日 時:平成21年3月7日(土)〜8日(日)  

   会 場:日本工業大学神田キャンパス 3F多目的ホール(東京都千代田区)
   
   参加費:1名 通常価格 55,650円(資料代、税込)
       ホームページからの申込みの場合 53,550円(税込)
       【いずれも予約前納制】 
            
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/q1209.html  


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  内容:
      1. ゲーム分析の実際
     ・症例の提示を通して『ゲームの公式』を検討する
          ・参加者によるゲームの自己分析、ゲームの止め方
          ・参加者による症例の提示と討議
          ・ゲームと転移との関連を学ぶ
 
      2. TA・ゲシュタルト療法の理論
     ・基本的な考え方の復習
     ・いくつかの技法

   3.TA・ゲシュタルト療法の実際
     ・参加者による事例の提示:ディスカッションとスーパービジョン

     4. 関係性アプローチを学ぶ(ハーガデン、シルズ)
     ・本法の背景にある理論の復習
     ・自己の発達:Cの第2次構造分析
          ・「Cの混乱解除」の実際(ベアトリス、ジョナサンの事例)
                             
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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 



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コラム:「私のドライバー」
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 新しい年明けてからずっと、毎日のように様々な仕事の締め切りに追われて
  いる日々です。
  1月は少し大きめのプロジェクトが2本本格的に動き出すので、そのことだ
  けで手一杯になることは前々から分かっていたのですが、それ以外にも急な
  締め切り仕事がたたみかけるように入ってきて、まさに「追われる」という
  感覚の日々が続いているのです。
 
  ものによっては日程調整をして多少待っていただくこともできる用件もある
  のですが、そうやって後にずらすとまたその時期がアップアップしてしまう
  状況・・・。

  また、昨年から着手せねばならないことが分かっていた件もあるのに、ギリ
  ギリになってからやり始めて「大変だ〜」と嘆いているありさまです。
  いわゆる「ひきのばし」のパターンですね。



  しかし不思議なことに、いわゆるラケット感情のようなイヤ〜な気持ちにま
  ではならないことが多いのです。(勘弁して、と投げ出したくなるときはあ
  りますが)たいてい締め切りは守っていて他者には迷惑をかけてはいないせ
  いか、「責任を果たした」といった達成感を感じていることが多いです。
  ただ、毎回くり返す、しかも途中では自己嫌悪になっていることもあったり
  するパターンという意味では、自分の中に何かありそうです。 

  

  自己分析してみたところ、私にはこんな心のからくりがあるようです。



  「やらなければならないこと」ある。
 
  「やりたい」というより「べき」の内容なので、すぐには手をつけない。
  
   しかし、心のどこかで、いつから始めれば締め切りに間に合うか、計算でき
   ている。

   あえてギリギリになってから全力でそれに取り組むことで、「何でいつもこ
   うなるの?」という軽い自己嫌悪も感じつつ、それよりも「私って、こんな
   にがんばっている!」という気分にどこかで酔っている自分がいる・・・。

   ・・・そうして締め切りに間に合ったときの「達成感」を感じたい・・・ら
   しいです、どうやらこの私は。



   計算どおりうまくいったときは「がんばったなー」と悦に入っているのです
   が、たま〜に今月の私のように予想外の突発的なことがたくさん入ってきて
   一時回らなくなってしまったときや、自分の能力不足で予想よりも多くの時
   間がかかることが途中でわかったときなどは苦しくなります(笑)
   たま〜にそういう状況になったときだけ「もっとさっさとやろう」と反省し
   ている自分がいます。



   こういった行動パターンを、「一生懸命にやるところに何か生きがいと安心
   感といいますか、OK感ではないけれど、OK感が得られそうな魅力を感じてい
   た(*)」というふうにとらえたとしたら、それは私の中の「ドライバー
  (かりたてるもの)」がそうさせているともいえるでしょう。

   「急げ」「もっと努力しろ」・・・あたりでしょうか。
  


   ここまで書いてから、参考までに、「脚本分析(杉田峰康、国谷誠朗著、
   チーム医療)」という書籍のドライバーチェックをやってみました。

   すると、「急げ」や「もっと努力しろ」より「完全であれ」の方がだんとつ
   で強いという結果になりました。「完全であれ」+「もっと努力しろ」タイ
   プのようです。

   あらためてそんな自分のパターンをふりかえると、「がんばってる私」や
   「やりとげた達成感」には、どうやら偽りのOK感のにおいがしてきました。

   「ある行動がやめられないのは、その行動の背景に手放せないプラスのこと
   があるからだ」と、どこかでこんな自分の行動パターンを肯定していました。
   しかし、「達成感」は感じつつも、どこかでそんな自分のあり方に満足して
   いない自分も自覚していることを思うと、このパターンを今後もくり返して
   いっていいのか、他のやり方でもっと達成感や満足感を感じられる方法はな
   いのか、考えていったほうがいい気がしてきました。

   そんなこんな思い巡らせた、新しい年の始まりです。
   本年もよろしくお願いいたします。


  (*)「脚本分析(杉田峰康、国谷誠朗著、チーム医療)」p.60



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 お知らせ(1)書籍:「心の中の5人家族  〜彼らが織りなす人生ドラマ 」
                       〜交流分析における構造分析と脚本分析の活用〜
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     〜昨日のあなたの出来事は既に歴史。今を生きよう〜

 メンタルヘルス講座などでおなじみの芦原睦先生が書かれた本書は、1998年
 に扶桑社より発行された『エゴグラム―あなたの心には5人家族が住んでい
 る』を改題し修正したものです。

 先生が開発者のお一人である、新しいエゴグラム、「自己成長エゴグラム
 (Self Grow-up Egogram:SGE)」が取り上げられています。

 生きやすさ生きにくさ、自分の生きグセとストレスの関係、よりよい人間関
 係、脚本など、交流分析の理論の様々な視点から自分を見つめられる1冊で
 す。


   著 者:芦原 睦(中部労災病院心療内科部長)

   定 価:1,890円(本体1,800円+税5%) 
         →今なら2割引  1,512円(本体1,440円+税5%) 
       (1月30日までのお申し込み)
         http://www.iryo.co.jp/q1311.html 

   発 行 : 株式会社チーム医療 2009年1月30日(予約受付中) 



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  内容:
   第1章 知らず知らずに書き上げた、あなたの人生ドラマ・シナリオ
   第2章 あなたの知らない<あなた>
   第3章 エゴグラム・パターンでみる生き方の<クセ> 
       日々のあなたのドラマは?
   第4章 <生きグセ>が作る<ストレス病>
   第5章 人と人との相性を知り、よりよい人間関係を育むために
      第6章 無意識に自分を動かす人生ドラマ・シナリオ「脚本」
      第7章 一度しかない人生を豊かに生きるための第一歩

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 ▼ 詳細: http://www.iryo.co.jp/q1311.html  

 ▼ お問合せ: http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 



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 お知らせ(2)イベント:アルフォンス・デーケン先生による 死生学入門
                          〜 よく生き よく笑い よき死と出会う 〜
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  死をみつめることは、そのまま自分にいただいた「いのち」を最後までどう
  大切に生きぬくか、自分の生き方を絶えず問い直し、行動していくことと考
  えます。

  私のライフワークである「死生学」と「ユーモア」についてお話しながら、
  自分らしく「死」と出会うためにどう「生きる」べきか、ご一緒に考えてま
  いりましょう!(日本語による講演です)            (デーケン氏より)



   講 師:アルフォンス・デーケン氏(上智大学 名誉教授)
   
   日 時:平成21年2月14日(土) 13:30〜15:00  

   会 場:星陵会館(東京都千代田区)
    
   参加費:1名  3,000円(税込)
       (TA研究部会の年間会員の方は 2,000円)
 
      主  催:TA研究部会 (共催:株式会社 チーム医療)
            
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/q1171.html  


 ▼ お問合せ:
        TA研究部会
          http://www.ta-kenkyubukai.jp/ 
        株式会社チーム医療 
        http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 

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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代
 moriyama@iryo.co.jp
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 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
 行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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