Transactional Analysis News 134

index No.14
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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  ■ ■ ■  ●交流分析メールマガジン 第134号     2007/01/30
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  ■ ■ ■  http://www.iryo.co.jp/ta-net       2,523名に発行
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 みなさま、こんにちは。

 前号のコラム「“つながり”を感じる見送り」には何件か感想が寄せられまし
 た。ありがとうございます。励ましのメッセージというパワフルなストローク
 をいただき、今年第一回目のメールマガジンをお送りいたします。

 最近になり、私の家の近所(神奈川県)では、早咲きの梅が咲き始め、春の香
 りを漂わせています。
 今回は、春の新しいセミナー情報をご案内します。新しい目標を作りたくなる
 季節に、自分を見つめなおして新たなスタートを切りませんか?
                              (森山貴代)

■CONTENTS■──────────────────────────


【1】セミナー情報:

  (1)【再掲】『より深く学ぶ交流分析:ゲーム分析と脚本分析を中心に』
               〜交流分析の核心を学び、より実践に活かしたい方へ〜

  (2)なりたい自分になるための「再決断ワークショップ」

【2】コラム:「偶然? それとも・・・?」


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 セミナー情報(1)【再掲】:
              『より深く学ぶ交流分析:ゲーム分析と脚本分析を中心に』
             〜交流分析の核心を学び、より実践に活かしたい方へ〜
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 このところ特によく見聞きするようになった、子どもの自殺、親による子ども
 の虐待、教師のうつ病、働く人たちの心の病や職場のストレスの問題・・・。

 このままではいけないと思いつつもどうしたらいいのか分からない人々も多い
 と思われます。

 個人ではどうにもできない世の中の構造上の問題もあるなかで、私たち一人ひ
 とりができることは、自己分析により自己理解を深め、身近な人間関係から見
 直し、こういった悲しい結果に終わる事件を起こさないですむような、暖かい
 人間関係や支えあう関係を作り上げていくことではないでしょうか?

 交流分析は、その理論に自分自身をあてはめることで、自分の心や行動パター
 ンの特徴や成り立ちが理解でき、自己成長の行動に結びつけることができます。
 また、他者を理解し、支援することにも有効です。

 さまざまな「人」や「こころ」にまつわる悲しい事件がおこっている今こそ、
 自己理解・他者理解を深め、よりよい人間関係を築いていくために、第一人者
 による「本物の交流分析」を学んでみませんか?

 

  講 師: 杉田峰康氏(福岡県立大学名誉教授・同大学大学院講師)

  日 時: 平成19年 2月10日(土)〜11日(日)

  場 所: かんぽヘルスプラザ東京(豊島区東池袋)

  参加費: 1名 27,300円(資料代・消費税込)
       ただし、
       1)2名以上同時申込の場合 26,250円(資料代・消費税込)
       2)当社セミナー会員及びTAネットワーク会員の方は 25,200円
         (資料代・消費税込)



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 内容
  ● 自己発見と自己改造のための交流分析
  ● こじれる人間関係の解明と解消:ゲーム分析
  ● 脚本分析と再決断への道
  ● ラケット・システムによる自己分析法
  
 詳細: http://www.iryo.co.jp/shinri/seminar/1576.htm#1583  
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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp



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 セミナー情報(2):なりたい自分になるための
           「再決断ワークショップ」
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 再決断ワークショップで、皆様がお悩みの事例を取り上げて、再決断を約20
 分で行ないます。2日間にわたり、再決断のワークと夢を実現するためのワー
 クを体験、実践していきます。

 7年間で1500名に再決断療法を実施してきた倉成央氏によるワークショップ
 です。


 【倉成講師からのメッセージ】

 あなたが「なりたい自分」になるためには、あなたの過去に起こった「未完
 の仕事」を終える必要があります。そのお手伝いをするのが「再決断」とい
 う技法です。

 このワークショップでは、「自分のどこを・何を変えたいか」というあなた
 にとってのテーマを明確にして、それに沿って再決断のワークを行います。
 ワークについては何の予備知識もいりません。
 
 また、再決断に興味があり、どんなものか見てみたいという方にとっても学
 びの機会になるでしょう。

 なにより参加者同士のふれあいを大切にして、いるだけで心地よくいろいろ
 なものを持って帰れる。そんな場にしたいと思っています。

                   倉成 央(敬愛ビジネス学院 学長) 

 


  講 師:倉成 央(くらなりひろし・敬愛ビジネス学院 学長)

  日 時: 平成19年4月7日(土)〜4月8日(日)

  場 所: かんぽヘルスプラザ東京(豊島区東池袋)

  参加費: 1名52,500円(消費税・2日間の昼食代・1日目の夕食代を含む)



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  内容:
   ●再決断についての説明(幼少期の決断とは) 
   ●ワーク & ワーク解説
   ●夢を実現するために必要なもの講義 
   ●楽しむことのファンタジー演習
   ●夢を実現するためのファンタジー演習
                      など

  詳細: http://www.iryo.co.jp/shinri/seminar/1603.htm 
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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp



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コラム:「偶然? それとも・・・?」           
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 この時期になると、4月から開講する講座の案内などが出回ります。
 また、3月に年度末を迎える会社も多く、それを節目に転職をと考える人が
 出てくる時期でもあります。
 私にとっては毎年、「今年は何を重点的に学ぼうか?」と考えるシーズンで
 す。

 そんな時、みなさんはどうやってその方向を決めますか?

 明確な目標を持って、とか、これまでのの延長で、という方もあるでしょう。
 去年の私は、偶然の出会いで決めました。

 最近、シンクロニシティ(共時性、単なる偶然を超えた何かを意味する時間、
 空間状の事象の符合)、セレンディピティ(思わぬものを偶然に発見する能
 力。幸運を招きよせる力)という言葉をより多く聞く機会が増えました。

 似たような概念で、キャリアカウンセリングの世界では、プランド・ハップ
 ンスタンス・セオリー(計画的偶発性、人間のキャリアの80%以上は偶然の
 出来事によって左右されている)という考え方もあります。

 学びの講座を選ぶ時に自分でそういう言葉で表現できるような出来事を体験
 して面白かったので、今回はそれについて触れてみたいと思います。




 一昨年までは、資格取得のための勉強をしていたのですが、ひと段落つきま
 した。私にとって、資格は欲しいけれど資格取得の勉強そのものは「べき」
 という感じでしたので、合格した時にやっと肩の荷が下りて、去年は「べき」
 の学びはやめました。

 そして、勉強のために我慢していた関心ある「自然」という分野に首を突っ
 込みたくなったのでした。




 そう思うようになった伏線は、実はもっと以前からありました。
 もともと自然が好きだったこと、左脳系の勉強につかれたので右脳を刺激し
 たくなったこと、数年前から行くようになった沖縄での自然体験に感動した
 ことなどなど・・・。

 そんな経緯もあり、一年前の今頃、「今年(06年)は自然とのかかわりをもっ
 と深めて、五感を磨こう」と考え、そういう体験が出来る講座を探していま
 した。
 偶然ですが、その前の年に、何人かの人から「ネイチャーゲーム」という言
 葉を聞いていました。

 ネイチャーゲームとは自然と人を結びつけるアクティビティ(ゲームのよう
 なプログラム)を通して、自然への理解を深めるというものです。

 1年前の今頃、インターネットでキーワード検索をしたら、日本全国で実施
 されている講座(しかし、各エリアでは年に一度)がちょうど3月に近くで
 行なわれることがわかり、即申し込みました。

 


 それと並行して様々な自然体験ができる「自然学校」に参加してみたいと調
 べていました。実はかなり前からある自然学校のメールマガジンをとってい
 ましたが、届いても「また後で」と思ううちにほとんど読まないでいました。

 が、2月に入った頃、その日はなぜか届いた自然学校のメールマガジンを開
 けたのです。そこには様々なコースの受講生募集がありました。「行きたい!」
 でも、遠いし通年コースはまとまったお金もいるしでかなり迷いました。

 事務局に「私の住んでいる地域からでも通えるのか?」と問い合わせたり、
 詳細案内を取り寄せたりしながらもしばらく悩んでいました。

 そんな時ある勉強会に参加したら、そこで偶然話をする機会があった方の友
 人が、なんとその自然学校の受講経験者だったことがわかったのです!
 とてもいきいきして通ったらしいことなどを聞きました。
 
 私は背中を押された気分でした。帰宅してすぐ、自然学校に申し込みました。

 自然学校は思った以上に面白いところでした。自然と人とのつながりを深め
 るだけでなく、自然の中での活動を通して「人と人とのつながり」も深める
 要素があることがわかりました。それは、私が日頃仕事で大切にしたいと思っ
 ている価値感と一致し、私は非常に衝撃を受けました。

 それは、ネイチャーゲームに対しても同じ感想を持ちました。




 その後去年の半ばにある仕事の依頼が舞い込み、相手の担当者にこれら自然
 体験活動の話をしたところ、興味を持ってくださいました。そして、講座の
 中でネイチャーゲームをやらせていただくチャンスを得たのです。参加者か
 らはとても好評でした。そして私は、自分の中に新しい可能性を見つけるこ
 とができました。



 ・・・さて、そんな一年を過ごして、この春からはどうしようかな? と考
 えているところです。



 シンクロニシティは偶然に起こるようですが、セレンディピティは、それを
 見つける「能力」であり、そのためには出来事への関心・アンテナの感度を
 高める必要があるようです。プランド・ハップンスタンス・セオリーも単な
 る偶然ではなく、自分が行動を起こすからこそ展開していくものであるよう
 です。

 要するに、受身でチャンスの到来を待っているのではなく、自ら能動的に考
 え、行動ることが大切なのだということだと私は理解しています。
 「人事を尽くして天命を待つ」「天は自らを助けるものを助く」、といった
 ところでしょうか・・・。

 春までまだ時間があるので、自分の心の声に耳を傾け、情報収集に動き、自
 分の夢を人に語りながら、学びの方向性を探りたいと思います。


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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代
 moriyama@iryo.co.jp
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