Transactional Analysis News 113

index No.12

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  ■ ■ ■  ●交流分析メールマガジン 第113号     2005/04/25
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  ■ ■ ■  http://www.iryo.co.jp/ta-net       2596名に発行  
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 みなさま、こんにちは。この時期、大型連休を控え、あわただしく過ごしてい
 らっしゃる方もおいでかもしれませんね。また、連休こそ稼ぎ時の業界もある
 ことでしょう。6月、7月には、TAネットワークの地方会が続けて開催されま
 す。今号は、再掲も含めて、TAネットワークの各地地方会のご案内と、今年度
 下期の予定のご案内です。                 (森山貴代)


■CONTENTS■──────────────────────────


【1】セミナー情報1:「TAネットワーク 金沢地方会
             〜 交流分析の基礎理論 〜

【2】セミナー情報2【再掲】:「TAネットワーク 名古屋地方会」 
               〜 交流分析の基礎理論と体験学習 〜

【3】セミナー情報3【再掲】:「TAネットワーク 東京地方会」
               〜 心の交差点 
                 エゴグラム・OKグラムによる自己分析法 〜

【4】おしらせ:TAネットワークより2005年度下半期の予定

【5】コラム:「ほめ上手・ほめられ上手」


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【1】セミナー情報1:「TAネットワーク 金沢地方会」
             〜 交流分析の基礎理論 〜


 金沢地方会では、「交流分析の基礎理論」と題し、自我状態、エゴグラム、ゲー
 ム分析など、交流分析の基礎にあたる理論や技法を、1日かけてじっくり学習
 していただくために企画しました。
 
 是非ご参加をご検討下さい。

   
  講 師:芦原 睦 (中部労災病院心療内科部長、
            日本交流分析学会常任理事、同認定研修スーパーバイザー)
      
      大平 泰子(中部労災病院心療内科
            臨床心理士・産業カウンセラー)

  日 時:平成17年7月23日(土)10:00〜16:40
 
  場 所:ウェルシティ金沢(石川厚生年金会館)

  参加費:会員:9,000円(資料代・消費税込)
      一般:11,000円(資料代・消費税込) 


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  内 容:・やさしい対人関係の科学「交流分析」とは
      ・エゴグラムの実習とその応用
      ・いつも同じ失敗を繰り返す人たち
      ・まとめとQ&A

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  詳細: http://www.iryo.co.jp/ta-net/SEMI/N78.htm
  お申込:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp


  
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【2】セミナー情報2【再掲】:「TAネットワーク 名古屋地方会」 
                〜 交流分析の基礎理論と体験学習 〜


   * 開催が近づいてきましたので、再度ご案内いたします。
 


 今回の名古屋地方会では、「交流分析の基礎理論と体験学習」と題し、2日間
 にわたって開催します。

 1日目の講義で学習された理論や技法を、2日目の実習で実際に体験していた
 だくことによって、交流分析をより深く理解実践していただけることでしょう。
 

  講 師:芦原 睦、大平 泰子、浅野 薫、梅本 和比己

  日 時:平成17年6月4日(土)10:00〜16:40
          6月5日(日) 9:30〜16:00

  場 所:栄ガスビル会議室(名古屋市中区)

  参加費:会員:18,000円(資料代・消費税込)
      一般:22,000円(資料代・消費税込)


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  内 容:・やさしい対人関係の科学「交流分析」とは
      ・エゴグラムの実習とその応用
      ・いつも同じ失敗を繰り返す人たち
      ・自己への気づき・自己肯定感・行動変容と体験学習

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  詳細: http://www.iryo.co.jp/ta-net/SEMI/N76.htm
  お申込:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp


  
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【3】セミナー情報3【再掲】:「TAネットワーク 東京地方会」
               〜 心の交差点 
                 エゴグラム・OKグラムによる自己分析法 〜


   * 開催が近づいてきましたので、再度ご案内いたします。
     


 今回の東京地方会は、「心の交差点 〜エゴグラム・OKグラムによる自己分析
 法」と題して、「心」に焦点をあわせます。

 あなた自身の心の状態に興味がありませんか?
 心がいつもどのように働いているか知りたくはありませんか?

 日本における交流分析の第一人者・杉田峰康先生といっしょに、あなたの心を
 探っていきましょう。

   
  講 師:杉田 峰康(福岡県立大学名誉教授、日本交流分析学会常任理事)

  日 時:平成17年6月5日(日)10:00〜16:30
  

  場 所:後楽園会館(東京都文京区)

  参加費:会員:9,000円(資料代・消費税込)
      一般:11,000円(資料代・消費税込)


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  内 容:・今なぜ交流分析か? 
        〜気づきとセルフ・コントロールの探求〜
      ・あなたの中の3つの私と5つの働き
      ・あなたの心の働きをグラフにしてみませんか?
      ・あなたの心の偏りに気づきませんか?
      ・各自我の成長を促す行動とは?
      ・人間関係を左右する自己(他者)評価
      ・心の世界をグラフに描く
      ・基本的構えとエゴグラムの関係
      ・相性を探る(デュセイ)
      ・こじれる人間関係のからくりと解決法
        〜私はOK、あなたもOKへの道

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  詳細 : http://www.iryo.co.jp/ta-net/SEMI/N77.htm
  お申込:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp


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【4】おしらせ:TAネットワークより2005年度下半期の予定


 2005年度下半期9月〜12月の間は、毎月一回、全国主要都市4ヶ所にて、「交
 流分析の基礎」に関するセミナーを開催していく予定です。

 基礎を学びたい方、復習したい方などは、この機会にどうぞご参加下さい。


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【5】コラム:「ほめ上手・ほめられ上手」
 
 
 僭越ながら私は時々、コミュニケーションや人間関係のワークショップなどを
 行っています。その時に受講生の方々を見ていると、よく、「ほめ上手・ほめ
 られ上手になると、もっと人間関係がスムーズになるかもしれないのに」と思
 うことがあります。

 最近もそんなことを思う機会がありました。
 今回はそのうちの「ほめ上手」について、考えていることを述べてみようと思
 います。


 たまに出会う、「うまくいっていない人間関係を何とかしたいと思っているけ
 れど、そのためには相手が変わるべきだ」という価値観の人。

 こういうタイプの方は、「自分から・自分だけ変わるのは、しゃくにさわる。
 悔しい。」と思っていらっしゃることが多いようです。

 交流分析の「過去と他人は変えられない」という言葉は、その人の心にはなか
 なか届きません。

 それでも、「その関係を何とかしたい。このままではよくない。」という思い
 もあってか、コミュニケーション・スキルの説明を熱心に聴いて、ロールプレ
 イにも真剣に取り組まれます。 
 その苦手な相手を想定して・・・。

 

 その様子を見ながら、時々私は思うのです。

   相手のことを『not OK』としてみている、相手との関係を『最悪(に近
   いレベル)』と捉えている、そんなままでよりよい関係にしようという
   かかわりの練習をして、どれくらい改善されるのだろうか?

   「よりよい関係」というよりも「自分に都合のいい関係」を目指しては
   いないか?

   もしかしたら、スキルの練習以前の問題かもしれない。
   相手にひとかけらでもいいから「長所」「良いところ」を見つけられた
   方が、関係は改善に向かうのではないだろうか?

 ・・・と。



 嫌いな相手、苦手な相手の中に、長所や良いところを見つけられたら、相手
 に対する自分の見方が変わります。

 「あの人にもいいところもあるんだ」と見方が変われば、少し相手への感情
 も変わり、それに伴って関わり方や言動も変わるのではないか?その結果、
 関係も変わっていくことがあるかもしれない・・・。
 
 そんな風に思うのです。



 こういう嫌いな相手との普段のコミュニケーションでは、私達はおうおうに
 して、相手が嫌なことをやったりこちらに向けてきた時のみに反応しがちで
 す。

 つまり、相手の嫌なところや嫌な対応に対してマイナスのストロークを与え
 るとことの多いかかわりということは、「私はあなたのマイナスの部分にし
 か関心を持っていない」と伝えているのと同じではないでしょうか?

 それよりもむしろ、その相手が、たまには「うれしいかかわり(こちらが100%
 理想とするレベルに達していなくても)」をしてくれたときに、「ありがと
 う」「今みたいな言い方だと、うれしいです」とそれを喜んだり、「そうい
 う感じ、いいですね」とプラス面に対してフィードバックをしてはいかがで
 しょう?

 私達は一般的に、自分に好意を持っていいところを見てくれる人を好みます。
 
 ちまたのさまざまなスキルも、マインド(ハート)がなければ上っ面なテク
 ニックで終わってしまうような気がします。

  
 嫌いな人・苦手な人に対して、「ほめる」ことが難しいとしたら、せめて、
 やるべきことをやってくれた時には当たり前と思わず感謝を示す、冷静にプ
 ラス面のフィードバックをする、挨拶だけはかかさないなどで、こちらはこ
 れ以上悪い関係にするつもりがないことを伝えてみてはいかがでしょうか?



 * 110号(http://www.iryo.co.jp/ta-net/ta-mm/back-no/110.htm)で、書籍
  「ロール・レタリング(著:杉田峰康、発行:株式会社チーム医療発行)」
  が新聞に紹介された旨をご案内させていただきました。

  その後、チーム医療には問い合わせが相次ぎ、在庫切れとなっていたところ
  が増刷されました。メディアの影響の大きさを感じる話です。


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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代
 moriyama@iryo.co.jp
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 行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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