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■ ■ ■ ●交流分析メールマガジン 第108号 2004/11/18
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■ ■ ■ http://www.iryo.co.jp/ta-net 2552名に発行
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こんにちは。森山貴代です。
今年は暖かな秋ですが、さすがに11月も後半になってくると、私の住んでいる
神奈川県でも少しずつ朝晩「寒いな」と思う日がでてきました。
北海道ではすでに雪が降ったと聞きます。
もうインフルエンザのニュースも耳にするようになりました。
みなさんも風邪に気をつけてお過ごしくださいね。
■CONTENTS■──────────────────────────
【1】本の紹介:「実践!ここから始めるメンタルヘルス」
〜予防から復職まで〜
【2】セミナー情報1:「エーブ・ワグナー先生の 素直に話そう」
〜アサーティブな自己主張の技法〜
【3】セミナー情報2:交流分析学会2005年春の中央研修会
【4】コラム:「自分がOKでない若者たち」
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【1】本の紹介:「実践!ここから始めるメンタルヘルス」
〜予防から復職まで〜
働く人のメンタルヘルスに力を注いでおられる、中部労災病院診療内科部長・
勤労者メンタルヘルスセンター長 芦原睦先生の新刊です。
TAや自律訓練法の解説、働く人に多く見られるストレス関連病についての解説、
など、医師の立場ならではのさまざまなケースを紹介。
また、薬についての解説や簡単なチェックリスト、現場の上司がストレス関連
病になってしまった部下にどんなかかわりをしたらよいかなど、実践的な内容
となっています。
特に、産業医や産業カウンセラー、メンタルヘルス担当者、人事部門の方など
に役立ちます。
「実践!ここから始めるメンタルヘルス 〜予防から復職まで〜」
著:芦原睦 中災防新書
発行所:中央労働災害防止協会 / 発行:2004年1月
定価:900円(税別) ISBN4-8059-0917-X C0260
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【2】セミナー情報1:「エーブ・ワグナー先生の 素直に話そう」
〜アサーティブな自己主張の技法〜
米国でマネジメント・コンサルタント、リーダー訓練、著述、講演などで幅広
く活躍しているエーブ・ワグナー氏(国際TA協会教授会員、NLP教授)に、
アサーティブな自己主張の考え方や技法を紹介していただくセミナーです。
コミュニケーション能力を高めたい方、困難な問題を克服し自分の人生の質を
向上させたい方、率直に言いたいのに、それができないと悩んでおられる方の
ご参加をお待ちしています。
講 師:エーブ・ワーグナー 先生
日 時:平成17年2月5日(土)10:00〜18:30
2月6日(日) 9:45〜14:45
場 所:全共連ビル(東京都千代田区)
参加費:29,400円(資料代・消費税込)
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内 容:・私が変えたいと望んでいる繰り返される問題、そして/または行動
・本音で話す原則
・本音で話すエクササイズ
・責任をとる
・今、ここに生きる
・自ら決定する
・人に尊厳と尊敬を持って接する
・あなたが望むことを求める
・同意を得、そして維持する
・肯定的ストロークと建設的批評
・感情を表現する
・課題を解決する
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詳細・お申込:株式会社チーム医療
http://www.iryo.co.jp/teamiryo/PSY_SEM/naiyo/1433.htm
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【3】セミナー情報2:「交流分析学会2005年春の中央研修会」
定例の交流分析学会平成17年春の中央研修会の日程が決まりました。
日 時:平成17年3月26日(土)13:00〜17:00
27日(日) 9:00〜17:00
場 所:九州大学医学部百年講堂
講 師:総論コース 江花昭一 先生
ワーク1 杉田峰康 先生
ワーク2 新里里春 先生
参加費:未定
詳細は、わかり次第当メールマガジンにてお知らせいたします。
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【4】コラム:「自分がOKでない若者たち」
先日、「ニート(若年無業者:就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人)」
に関する講演会に行ってきました。
ニートという言葉を最近よく耳にしますが、ある調査結果では、日本のニート
と呼ばれる人たちを4つのタイプに分類しているようです。
その中には、就職をする前に「働く意味」や「自分のやりたいこと」を考えす
ぎて前へ進めないというタイプや、いったん就職はするもののすぐに辞めてし
まい自信をなくすタイプなどがあるのだそうです。
他にも、対人関係が苦手で社会の中に入っていけない人などもいるのだとか。
そんな話を聞きながら、彼らの中には「私はOKでない」という構えを持って
いる人が多いのではないか?・・・という気がしてきました。
スピーカーの方の話を聞いて私はこんな風にTAと結びつけました。
働く意味ややりたいことが見つからないで立ちすくむタイプは、本当にまじめ
に素直にそれを考える傾向が強い人が多そうだということ。そして、「見つけ
られない自分はダメだ」と自己評価してしまうのではないか。
就職しても辞めてしまって自信をなくすタイプは、「自分はついていけない、
向いていない」と思っているのかもしれません。中には、「こんなことやるた
めに入社したのではない」と会社に対して否定的な人もいるのかもしれません。
対人関係が苦手な人は、「そんな自分は情けない」という気持ちもどこかにあ
るといえるでしょう。
そういえば、かつて、日本の高校生が他国の同世代と比べて自己肯定感が低い
というアンケートがあったことを思い出し、あらためて探してみました。
財団法人・日本青少年研究所の「高校生の未来意識に関する調査(2002年)」
に、自己肯定感が低い日本の青年たちの姿が浮き彫りにされています。
「自分はだめな人間だと思うことがある」が73.0%で、アメリカ48.3%、中国
36.9%を大きく上回っています。
また「自分にはあまり誇りに思えるようなことはない」も、日本52.7%、アメ
リカ22.8%、中国22.9%という結果が報告されています。
2004年の調査では、「全体として見れば、私は自分に満足している」日本35.7%、
アメリカ82.7%、中国55.4%、韓国47.7%。「私は困難があると、すぐ諦める
ほうである」日本43.4%、アメリカ15.1%、中国22.5、韓国40.0%となってい
ました。
また、「将来自由気ままでいたいので、正式な就職をしたくない」という項目
もあり、日本15.7%、アメリカ57.9%、中国67.6%、韓国29.0%でした。
何が日本の若者たちを、こんな風な自己イメージを抱くようにさせてしまった
のでしょう?もしかしたら、無条件のプラスのストローク、条件付のストロー
クをどれくらい受けてきたかとも関係があるのかもしれないと考えたりしまし
たが、いかがでしょうか?(なんでもTAに結び付ければいいというものでは
ありませんが、肯定感は基本的構えですものね。)
「デコボコでもいいじゃないか・・・」評価される側にも、する側にもそう投
げかけてみたくなったここ最近の私でした。
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発行元:インターネット交流分析研究会
発行責任:森山貴代
moriyama@iryo.co.jp
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