Transactional Analysis News 107

index No.11

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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  ■ ■ ■  ●交流分析メールマガジン 第107号     2004/10/25
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  ■ ■ ■  http://www.iryo.co.jp/ta-net       2555名に発行  
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 森山貴代です。国内のいたるところでの度重なる災害、怖いです。被災された
 みなさまにお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り
 いたします。

 今回は交流分析のセミナー特集をおおくりします。


■CONTENTS■──────────────────────────


【1】セミナー受講生の声:「幼児教育に活かす交流分析活用講座」

【2】セミナー情報1:「カウンセラー・心理職のための交流分析活用講座PART2」

【3】セミナー情報2:「カウンセラー・心理職のための交流分析活用講座PART3」

【4】セミナー情報3:「脚本分析と再決断」

【5】コラム:「『関心を持つ』ということ」


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【1】セミナー受講生の声:「幼児教育に活かす交流分析活用講座」


 去る10月23(土)・24(日)、東京都内で行われた杉田峰康先生による「幼児
 教育に活かす交流分析活用講座」を受講された方々の声をまとめました。


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 ・節々で立ち止まって、園の先生や保護者の方と勉強しあっていけたらいいと
  思います。

 ・もっと保育園・幼稚園関係の方がお聞きになるといいのにと思いました。

 ・自分のこと家族のことに使いたい、改善したい気持ちがわきました。

 ・さまざまな材料をいただき、すっきりした気持ちです。

 ・仕事としての学習以外でも、自分自身の中の気づきもあり、とても勉強になっ
  ています。
 
 ・納得できることが多くてよかった。

 ・他の地方での開催も希望します。
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 交流分析は、仕事に活かすだけでなく学ぶ方自身に当てはめて考えることもで
 きますので、ぜひさまざまなシーンでご活用ください。
 


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【2】セミナー情報1:「カウンセラー・心理職のための交流分析活用講座PART2」


 好評だったPart1「〜現代社会の不安と心の健康〜」に引き続き、Part2では
 「心理ゲーム」に特化して、杉田峰康先生にお話していただきます。

 こじれる人間関係ともいわれる「ゲーム」のからくりと、その解決法を学んで
 いきましょう。また、日本人の心理特性の一つでもある「甘え」とゲームの関
 係についてもお話いただく予定となっています。
 
 なお、このセミナーは、交流分析の基礎的な部分(構造分析、交流パターン分
 析、基本的構え等)を学習されたカウンセラー・心理職の方々を対象にしてい
 ます。



  講 師:杉田峰康 先生

  日 時:平成16年12月4日(土)10:00〜17:00
          12月5日(日) 9:30〜16:30

  場 所:チーム医療研修室(東京都豊島区)

  参加費:29,400円(資料代・消費税込)

  定 員:30名

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  内 容:・ゲーム理論の変遷
      ・人はなぜ苦痛なパターンを繰り返すのか?
      ・臨床場面で演じられるゲーム
      ・ドラマ(カープマン)と三角形ゲーム
      ・ゲームのやめ方の徹底学習
      ・値引きとゲーム
      ・性格の発達とゲーム
      ・日本人の心とゲーム
      ・その他ゲームに関する事項  など
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  詳細・お申込:株式会社チーム医療
         http://www.iryo.co.jp/teamiryo/PSY_SEM/naiyo/1418.htm



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【3】セミナー情報2:「カウンセラー・心理職のための交流分析活用講座PART3」


 カウンセラー・心理職のための交流分析のシリーズとして、
  
  Part3「本当の自分を生きていますか?
  〜パーソナリティ発達を学び直し、カウンセラーとしての学習を深める〜」
 
 を開催いたします。講師は、杉田峰康先生です。

 人格の基礎工事、心の発達や、自立性・成熟とは何かなどについて、ご一緒に
 学びませんか?

 なお、このセミナーは、交流分析の基礎的な部分(構造分析、交流パターン分
 析、基本的構え等)を学習されたカウンセラー・心理職の方々を対象にしてい
 ます。



  講 師:杉田峰康 先生

  日 時:平成17年1月15日(土)10:00〜17:00
          1月16日(日) 9:30〜16:30

  場 所:チーム医療研修室(東京都豊島区)

  参加費:29,400円(資料代・消費税込)

  定 員:30名

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  内 容:・あなたはどんな人?:性格とは?、いろいろのタイプ
      ・人格の基礎工事:心の発達は早期の母子関係から
      ・エディプスの世界 〜愛と憎しみの戦い〜
      ・心の発達と人生ゲーム 〜あなたはどのタイプ?〜
      ・あなたの自律性と自由を妨げるもの
        人は何らかの形で魔法にかかっている
      ・成熟した人格を求めて
      ・パーソナリティ理論の応用として
        転移と心理ゲーム 〜TAによる転移の扱い方〜
      など
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  詳細・お申込:株式会社チーム医療
         http://www.iryo.co.jp/teamiryo/PSY_SEM/naiyo/1425.htm



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【4】セミナー情報3:「脚本分析と再決断」


 脚本とは、自分の生き方の癖なのです。その癖がいつ、どのようについてしまっ
 たのか、それに気づく方法を学びます。
 気づいた脚本が、これからの生き方に必要なのかどうか判断し、軌道修正する
 ことが再決断です。
 再決断をして、自分らしい生き方を見つけてください。

 受講生一人一人の直面している事柄を題材にした脚本分析や再決断の実体験が、
 お話を聞くだけの講習では得られない実践的な技法習得を助けます。
 
 自己成長・臨床技法のワークショップ・セミナーです。

 なお、このセミナーは、交流分析の基礎的な部分(構造分析、交流パターン分
 析、基本的構え等)を学習されたカウンセラー・心理職の方々を対象にしてい
 ます。



  講 師:杉田峰康 先生

  日 時:平成17年3月19日(土)13:30〜17:00
          3月20日(日) 9:30〜16:00

  場 所:チーム医療研修室(東京都豊島区)

  参加費:52,500円(消費税込)

  定 員:30名

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  内 容:・脚本分析を中心とした自己発見
      ・再決断と新しい対決の学習
      など
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  詳細・お申込:株式会社チーム医療
         http://www.iryo.co.jp/teamiryo/PSY_SEM/naiyo/1440.htm



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【5】コラム:「『関心を持つ』ということ」


 このところ立て続けに起こる台風や地震の災害。あらためてお見舞い申し上げ
 ます。

 私は神奈川県北部に住んでいますが、震度5を超えた和歌山の東南海・南海地
 震、茨城県での地震、そして今回の新潟県中越地震、いずれも不気味なゆっく
 りとした揺れを感じました。

 台風は、伊豆地方に大きな被害をもたらした21号が、たくさんの小枝や木の葉
 を吹雪のように舞い上がらせ、まだ記憶に新しい広範囲で水害を発生させた23
 号が、道路を小川に変えました。

 幸い被害は何もなかったのですが、他の地方に住んでいる身内や友人たちから
 は心配の連絡をもらいました。
 私からもことが起こったたびに、心当たりのある人には心配やお見舞いの連絡
 をしました。


 この機会に、あらためて心配しあうことのありがたさ・暖かさを感じました。


 また、反省もしました。「関心」がなかったり、日ごろのつきあいが薄れてい
 たりすると、心配することすら忘れているということに気がついたのです。
 まったく薄情者です。

 長い付き合いがあっても年賀状だけのやりとりになってしまっている友人のこ
 とを、後から「あ、あの地区に住んでたんだっけ」と思い出しましたが、連絡
 するにはタイミングを逃してしまっていて、結局連絡しないままだったり。
 
 でも、もしかしたら、タイミングを逃していても連絡をした方がいいのかもし
 れませんね。
 
 「どうしてる?元気?大丈夫?」

 そうやって、「あなたのことに関心があるのですよ」というメッセージを伝え
 るだけでも、人は元気になれるのかもしれません。


 自分との関連・つながりがあると意識できると、心配もできるのですね。

 また、直接ご縁がなくとも「他人事ではない」と何らかの「つながり感」を持
 てたら、関心を持ったり心配することができるのだとあらためて思いました。

 「関心を持っていますよ」「心配していますよ」「何か力になりたいのです」
 そんな思いを、募金や救援物資を差し出す、傷んだ農作物を買うなど、何かの
 「形」にして表すことで、少しでもつらい状況にいらっしゃる方々の力になれ
 るのかもしれない。そんなことを思ったりします。

 今、かつて自然災害などの被害にあった地区の方々が、「その時お世話になっ
 たから」と、あちこちの被災地にボランティアのお返しをしにいっていると聞
 きます。
 人の心の美しさを感じます。

 また逆に、「関心」がなければ、出来事は他人事として済まされ、気づかなけ
 れば、存在していても「起こっていないこと」として葬られてしまう可能性も
 あるのだなと、恐ろしい気持ちにもなりました。

 「関心を持つ」しかも「相手の立場に立って」、ということが、今こういう事
 態だからこそ大切なのではないか、と考えさせられる今日この頃です。


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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代
 moriyama@iryo.co.jp
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