7人のセラピストと心理療法

¥154,000 (税込)

講師:池見陽/小林展子/黒沢幸子/江夏亮/繁田千恵/百武正嗣/高良聖
内容:DVD 7枚
定価:140,000円(本体)+税
DVD発行:2017年1月
ISBN:978-4-88509-145-2

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説明

7人のセラピストと心理療法イメージ私たちはこのDVDを
カウンセリングセッションの逐語録
カウンセリングのセミナーを収録しただけのDVD教材
セッションのロールプレイを収録したDVD教材

と一緒にして欲しくありません。

なぜなら、このDVDに収録されているのは本当のセッション 。
作り物ではないセラピストとクライエントの本当の姿 。
そして本当に展開されている心理療法 だからです。

クライエントのために自分の実力を常に向上させたい。
そのために実力のある先生の行う本当のセッションから学びたい。
しかもさまざまな技法を比較しながら様々なアプローチを身につけたい。

そんな本物志向のあなたのために、
私たちがご用意した結論がこちらです。

この“7人のセラピストと心理療法”は、7種類のサイコセラピーとそのアプローチ方法を、実際のセッションの場面を通して学べるようにしたDVDボックスです。

各巻の内容は、

1.各セラピストが用いる心理療法の特徴
2.その心理療法を使った実際のクライエントとのセッション
3.セラピスト自身によるそのセッションの解説

そして

4.全体の振り返り

からなっています。

DVDに収録されているのはクライエントの息遣いや逡巡、意味のある沈黙、涙、そして力が抜けた瞬間、セラピストの暖かいまなざし、鋭い観察眼とタイミング抜群の介入など、本来なら誰の目にも触れることのない“サイコセラピーの生の現場”です。

では、あなたはこの“7人のセラピストと心理療法”でどのようなセッションに立ち会うことになるのか?

サイコセラピーの達人が待つカウンセリングルームを順番に見ていきましょう。

フォーカシング指向心理療法:池見陽

フォーカシングは、人が言葉にならない心の実感(フェルトセンス)に触れ、

そこから意味を見出す方法です。

その方法をカウンセリングに活用したものがフォーカシング指向心理療法です。

ルーム1は、フォーカシング指向心理療法の達人、池見陽先生の部屋です。

池見先生のセッションで注目して欲しいのは、

  • フェルトセンス(言葉で表現できていない体に感じられているもの)に関わる3つの順序
  • 自分のあり方がよくみえる鏡の様なリフレクション
  • クライエントよりもクライエントを理解するセラピストの追体験
  • クライエントの感じていることが、動いていき変化していく様子

です。

プログラム

【スタイル】一対一のセッション
【収録時間】86分

1.フォーカシング指向心理療法について
2.セッション①
3.セッション①の解説
4.セッション②
5.セッション②の解説
6.振り返り

プロフィール
池見陽先生
池見 陽(いけみ あきら)
◎フォーカシングの第一人者。フォーカシング創始者ユージン・ジェンドリン博士の薫陶を受ける
◎専門は、フォーカシング・カウンセリング心理学・心理療法論
・関西大学 臨床心理専門職大学院 教授
・博士(医学)
・臨床心理士
・The Focusing Institute 評議員

■略歴
ボストン大学で心理学を専攻し哲学を副専攻、シカゴ大学大学院で心理療法フォーカシングの創始者である哲学者ユージン・ジェンドリン博士のもとで学ぶ。
北九州市立医療センター(旧北九州市立小倉病院)心療内科で臨床心理士として勤務。
日本で初めて九州大学で心療内科を設立した親戚である池見酉次郎から臨床について多くを学ぶ。
自律訓練法などのセルフ・コントロール法における意識を研究するため産業医科大学で精神生理学の研究に従事。
その後、岡山大学教育学部で助教授、神戸女学院大学で助教授・教授、関西大学文学部教授を経て、2009年より関西大学に新設された臨床心理専門職大学教授となる。
The Focusing Institute (USA) 理事、パーソン・センタード・アプローチの国際学会であるWAPCEPC理事、日本人間性心理学会常任理事、日本フォーカシング協会会長、第21回フォーカシング国際会議実行委員長などを歴任。

NCCI 神経言語プログラミング(NLP)認知療法(Cognitive Therapy)コーチング(Coaching)を統合(Integrated)した心理療法:小林展子

NCCIとは、

神経言語プログラミング(NLP)、

認知療法(Cognitive Therapy)、

コーチング(Coaching)を

統合(Integrated)した心理療法です。

ルーム2は、NLP(神経言語プログラミング)、認知療法、コーチングの達人、小林展子先生の部屋です。

小林先生のセッションで注目して欲しいのは、

  • クライエントの状態を理解するための、そして変化や気づきを促す質問法
  • クライエントの現状と課題、望む状態(ゴール)、行動ステップを明確にしていプロセス
  • 信念に繋がる自動思考(認知:心の中に自動的に浮かんでくる考え)を探るアプローチ
  • 行動や生き方を制限する信念を柔軟にしていくアプローチ

です。

プログラム

【スタイル】一対一のセッション
【収録時間】123分

1.NCCIについて
2.セッション
3.セッションの解説
4.振り返り

プロフィール
小林展子先生
小林 展子(こばやし のぶこ)
◎カナダで臨床心理学の博士号を取得。その後米国で認知行動療法を学び、以後20余年、米国/カナダで心理臨床に従事
◎NLPとコーチングはジョセフ・オコナー氏から直接指導/トレーナー認定を受ける。現在、認知行動療法と組み合わせて独自のセラピーを展開中
・博士(臨床心理学)
・臨床心理士
・ICNLP認定マスター・トレーナー
・ICC認定国際コーチ・トレーナー

■略歴
1976年 カナダ、オタワ大学大学院、博士号取得(臨床心理学)。
1980年 アメリカ、ペンシルバニア州 心理学ライセンス取得。
1984年 アメリカ、コネチカット州 心理学ライセンス取得。
その後、CDPC/アルバニー医科大学、ウォーレン州立病院、ウエルスプリングに勤務し、アメリカに20年在住。
現在、ポンティキュラス心理研究所代表。

解決志向ブリーフセラピー:黒沢幸子

解決志向ブリーフセラピーは、

従来の問題や病理、原因にこだわる「問題志向」ではなく、

クライエントのリソース・解決像に焦点を当てる

「解決志向」が特徴の心理療法です。

ルーム3は、解決志向ブリーフセラピーの達人、黒沢幸子先生の部屋です。

黒沢先生のセッションで注目して欲しいのは、

  • 問題・原因を追究せず、未来・解決像に焦点を当てる解決志向
  • クライエントのリソースや強みを見つける「例外探し」や「成功の責任追及」のアプローチ
  • 解決した未来の自分を見に行き、未来の自分からコメントをもらう「タイムマシン・クエスチョン」
  • クライエントこそが、自分の問題解決の専門家と信じるセラピストの「Not knowing」の姿勢

です。

プログラム

【スタイル】一対一のセッション
【収録時間】149分

1.解決志向ブリーフセラピーについて
2.セッション①
3.セッション①の解説
4.セッション②
5.セッション②の解説
6.振り返り

プロフィール
黒沢幸子先生
黒沢 幸子(くろさわ さちこ)
◎解決志向ブリーフセラピーの発想や技法を広める活動に尽力
◎専門は、臨床心理学、ブリーフセラピー、スクールカウンセリング、コミュニティ心理学
・目白大学人間学部心理カウンセリング学科/同大学院心理学研究科 教授
・臨床心理士
・日本ブリーフサイコセラピー学会 理事
・KIDSカウンセリング・システム研究会チーフコンサルタント

■略歴
1983年、上智大学大学院文学研究科教育学専攻心理学コース博士前期課程修了(文学修士)。
1995年、 文部省「スクールカウンセラー活用調査研究委託事業」東京都スクールカウンセラー。
その後、精神神経科クリニック・カウンセラー、私立公立スクールカウンセラー、産業臨床カウンセラー、上智大学・立教大学大学院等の非常勤講師、東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野客員研究員を歴任。
現在は、目白大学人間学部心理カウンセリング学科および同大学院教授。
KIDSカウンセリング・システム研究会チーフコンサルタント、駒澤大学大学院、岐阜大学大学院、上智大学講師も兼任。

夢カウンセリング:江夏亮

夢カウンセリングは、クライアントの回復や日常生活に役立つ

潜在意識からのメッセージとして夢を活用する心理療法です。

様々な夢の理論と技法を活用しながら、夢を題材としたワークを行います。

ルーム4は、多元的夢カウンセリングの達人、江夏亮先生の部屋です。

江夏先生のワークで注目して欲しいのは、

  • 複数の代表的な夢理論を使った多元的なアプローチ
  • あくまでも「クライエント中心」に進めていく関わり方
  • クライエントの心に起こっていることにセラピストが共鳴する現象
  • 夢を取り扱っている際に現れたトラウマ的出来事のケアの仕方

です。

プログラム

【スタイル】一対一のセッション
【収録時間】105分

1.夢カウンセリングについて
2.ワーク
3.ワークの解説
4.振り返り

プロフィール
江夏亮先生
江夏 亮(えなつ あきら)
◎一つの心理療法・流派に偏らず、多元的なセラピーをする実践家
◎専門は、ゲシュタルト療法、夢カウンセラリング、トランスパーソナル心理学、認知行動療法など
・カリフォルニア臨床心理大学院日本校 臨床心理学研究科 准教授
・臨床心理士
・日本ゲシュタルト療法学会 理事
・江夏心の健康相談室 代表

■略歴
トランスパーソナル心理学修士。化学工学修士。東京大学卒業後、日本鋼管中央研究所(現JFE)へ入社。
退職後、東京ゲシュタルト研究所のゲシュタルトセラピーのトレーニングを受ける。
チーフマネージャー講師として、夢のクラスや「夢とアートを使った創造性開発コース」等のプログラム開発に従事。
1990年より米国に留学。トランスパーソナル心理学研究所(現ソフィア大学)を始めとしてアメリカ西海岸を中心に様々なトレーニングを受ける。
1993年末に帰国。江夏心の健康相談室の代表を務め、個人セッション、グループワーク、企業研修、教育委員会委託の教師研修を行う。
2002年度後期の京都大学非常勤講師を経て、2004年よりカリフォルニア臨床心理大学院 東京校 臨床心理学研究科准教授。

再決断療法:繁田千恵

再決断療法は、幼児期に作った自分の人生脚本

(人生の重要な場面の行動を左右するプログラム)の束縛から

抜け出すため、新たな決断をし人生脚本を書きかえる心理療法です。

ルーム5は、再決断療法の達人、繁田千恵先生の部屋です。

繁田先生のワークで注目して欲しいのは、

  • 何をしたいのか? どうなりたいのか?を明確に決める契約という共同作業
  • 今に支障をきたす子供時代の決断の理解から、大人として新たな生き方を再決断するプロセス
  • 自殺・自傷行為、殺人・他傷行為、正気を失うといった行為を防ぐエスケープ・ハッチを閉じるという方法
  • 今の大人の自分が、傷ついた子供時代の自分をケアをするセルフリペアレンティング

です。

プログラム

【スタイル】一対一のセッション
【収録時間】109分

1.再決断療法について
2.セッション①
3.セッション①の解説
4.セッション②
5.セッション②の解説
6.振り返り

プロフィール
繁田千恵先生
繁田 千恵(しげた ちえ)
◎日本に4 人しかいない再決断療法士の1人
◎TAのバイブル『TA TODAY』の著者であるヴァン・ジョインズ博士の愛弟子
・国際TA協会(ITAA) 教授会員
・TA心理研究所 所長
・日本交流分析学会 名誉理事
・臨床心理士

■略歴
聖心女子学院を卒業後に、日本航空のスチュワーデス・客室訓練部講師、東京カウンセリングスクール講師、立正大学カウンセラー、精神科クリニックカウンセラーなどを経験。
その間、渡米して、交流分析のバイブルとも言われる『TA TODAY』の著者であるヴァン・ジョインズ博士の直弟子として、TAに基づいた心理療法のトレーニングを受ける。
2000年、「日本の交流分析研究」の論文で博士号を取得。
2005年、帝京平成大学健康メディカル学部 臨床心理学科教授に就任。
2008年、TA心理研究所を開設して現在に至る。
長年の臨床経験のなかで「交流分析を学んでいればこの問題は予防できたはず」という場面を何度も経験し、交流分析を普及することに力を注いでいる。

ゲシュタルト療法:百武正嗣

ゲシュタルト療法は、未完結な問題や悩みに対して、再体験を通して

「今、ここ」での気づきを体験することができる心理療法です。

言葉だけではなく、非言語的な表現を重視するのが特徴です。

ルーム6は、ゲシュタルト療法の達人、百武正嗣先生の部屋です。

百武先生のワークで注目して欲しいのは、

  • 頭の考えではなく、体で感じている感覚や感情に焦点をあてるアプローチ法
  • 相手になって対話をする空イス(エンプティチェア)の技法
  • 時間と空間を超えて今の生活にも影響を及ぼし続ける未完了な問題(体験)
  • 未完了な問題を、行為・言葉・感情を表現して完了させていくプロセス

です。

プログラム

【スタイル】グループの中でのワーク
【収録時間】110分

1.ゲシュタルト療法について
2.ワーク
3.ワークの解説
4.振り返り

プロフィール
百武正嗣先生
百武 正嗣(ももたけ まさつぐ)
◎日本におけるゲシュタルト療法の第一人者。心と体を統合したワークの達人
◎ゲシュタルト療法を日本に広める活動に尽力
・NPO法人ゲシュタルトネットワークジャパン(GNJ) 理事長
・日本ゲシュタルト療法学会 理事

■略歴
1945年新潟生まれ。中央大学理工学部卒。
1979年カリフォルニア州立大学大学院心理学科卒。
帰国後、(財)神奈川県予防医学協会で健康教育にヨーガ、心理学を取り入れる。
ゲシュタルト療法をパールズの弟子であるポーラ・バトム博士(Paula Bottome Ph.D) に学ぶ。
ポーラ・バトム博士がゲシュタルト療法を広めるために設立したGNPRの事務局を引き継ぎ、現在のNPO法人GNJの設立と普及に努める。
また、2003年から全国のゲシュタルトセラピストの連絡協議会を開催し、より広く一般へのゲシュタルト療法の普及を願い、日本ゲシュタルト療法学会を設立。
全国で「気づきのセミナー」を開催し、ゲシュタルト療法にフェルデンクライス・メソッドを取り入れたリラクゼーションなども指導している。

サイコドラマ:高良聖

サイコドラマは、即興劇の手法を用いた集団精神療法です。

問題を抱えるクライアントが主役となり、

その場でシナリオなしのドラマを、演劇というアクションを通じて行います。

ルーム7は、サイコドラマの達人、高良聖先生の部屋です。

高良先生のサイコドラマで注目して欲しいのは、

  • ドラマ形式で、その場その場で展開していくシナリオなしの即興劇
  • 主役を中心に、演者や観客として協力するグループによる効果
  • 状況を細かく設定し、実際に体を動かし会話もする臨場感あるアクションメソッド
  • セッションとグループを監督するディレクターの4つの役割と3つのテクニック

です。

プログラム

【スタイル】グループの中でのセッション(ドラマ)
【収録時間】148分

1.サイコドラマについて
2.ドラマ
3.ドラマの解説
4.振り返り

プロフィール
高良聖先生
高良 聖(たから きよし)
◎創始者モレノ夫妻が主催したモレノ研究所にてサイコドラマを研修
◎専門は、集団心理療法・サイコドラマ・芸術表現療法
・明治大学文学部心理社会学科 教授
・博士(医学)
・臨床心理士
・日本心理劇学会理事長

■略歴
1953年東京都に生まれる。
1984年上智大学大学院文学研究科博士課程(臨床心理学専攻)満期退学。
在学中にニューヨーク州モレノ研究所にてサイコドラマ研修留学。
獨協医科大学病院精神神経科臨床心理士、川村学園女子大学人間文化学部助教授を経て、
現在、明治大学文学部心理社会学科教授。
明治大学心理臨床センターにおける活動として「明治大学サイコドラマスクール」開講

【追伸】

このDVDは決して安いものではありません。

限られた方に、「クライエントを効果的に援助するためならどんな方法でも身につけて実践したい」という方に向けて、私たちも精魂込めて作り上げました。

ですから、その価値を認めていただける方にお役立ていただければとても嬉しいです。

【追伸2】

ここまでお読みになって、まだ「7人のセラピストと心理療法」ご購入を迷っているあなた。
もしかして「DVDで学べることなどたかが知れている」とお考えですか?

そのとおり。たかが知れています。
ですが、私たちはそのたかが知れたDVD教材の最高峰を目指しました。

もちろん生のセッションの場に立ち会えればそれに勝るものはないでしょう。

ですから私たちはあなたの代わりに「7人のセラピーの達人のところに出向いて、実際のセッションに立ち会い、その映像を見ながらセラピスト自身にポイントを振り返って」もらってきました。

しかも幸いなことに、セラピストはあなたが必要になる時のために、いつまでもDVDの中で待ってくれています。安心して座右に置いてください。