Transactional Analysis News 237

index No.24
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News 
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第237号     2015/08/27 
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net       1,823部に発行 
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みなさま、こんにちは。 

多くの方にとって8月は夏休みの時期だったかと思いますが、みなさんどのよ
うに過ごされましたか?

私は今年はまとまった休みはなかったのですが、他者とたっぷりストローク交
換をし、自分で自分にもストロークを与えた一ヶ月でした。

                               (森山貴代) 
 
■CONTENTS■────────────────────────── 


【1】セミナー情報: 
    
(1)
「フロイトの精神分析とバーンの交流分析を結ぶ
『アドラー心理学』入門」
 
(2)
「渡辺トヨ子先生の共感的ゲシュタルト・セラピー
〜ありのままの自分に出会う〜」 
 

【2】コラム:
「自分で自分によいストロークを与える」  


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 セミナー情報(1)
「フロイトの精神分析とバーンの交流分析を結ぶ
『アドラー心理学』入門」
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【講師:江花昭一先生からのメッセージ】

みなさんはフロイト、アドラー、バーンという心理学の3大巨頭についてご存
知でしょうか。

ジグムント・フロイトが創始した「精神分析」を下地にしてエリック・バーン
の「交流分析」が生まれたのですが、実はその2つを結ぶ心理学がありました。

ミッシング・リングと言ってもいいのですが、それが最近脚光を浴びているア
ルフレッド・アドラーの「個人心理学」です。

今回のセミナーでは、このような流れを理解することにより、精神分析、個人
心理学、交流分析を「使えるもの」として学んでいただきたいと考えています。

入門者から、ある程度の学習された方までご参加いただければ幸いです。



◆講師◆

江花昭一
(神奈川大学保健管理センター長 特別教授)
(日本交流分析学会 理事長)

       
◆日時◆

2015年9月27日(日) 10:00〜16:30
   
         
◆会場◆

ゆうぽうとカルチャープラザ(東京都)
5F  はまゆう

 
◆参加費◆(資料代・税込、予約前納制)

・ホームページ申込 21,600円
・一般申込(電話・FAX・郵送)23,760円
・「心スペ」(有料)会員 19,440円
・メンタルヘルス協会会員 19,440円


◆内容◆
・フロイト(1856−1939)の「精神分析」を
 理解する
・アドラー(1870−1937)の「個人心理学」
 を理解する
・バーン(1910−1970)の「交流分析」を正
 しく理解する
・理論から実践へ

             
◆詳細◆
http://www.iryo.co.jp/q3708.html 


▼お問合せ▼ 株式会社チーム医療  
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
   



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セミナー情報(2)
「渡辺トヨ子先生の共感的ゲシュタルト・セラピー
〜ありのままの自分に出会う〜」
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渡辺トヨ子先生の温かさに触れてみませんか?
シリーズで開催中の「ゲシュタルト療法−プレトレーニングコース10日間」の
第4回目のファシリテーターです。
この2日間のみの部分参加としてお申込みを受付いたします。

ワークショップでは、参加者のみなさんのテーマを扱い、みなさん自身がワー
クを受けます。

各ワーク後、フィードバック、質疑応答を行います。
そして、ファシリテーターの視点としてワーク中で活用したアプローチ法・技
法なども解説します。
ゲシュタルト療法のファシリテーター、カウンセラー、コーチング、NLPな
どの実践能力を高めるために必要なスキルを習得できます。



◆講師◆

渡辺トヨ子
(産業カウンセラー)
(日本ゲシュタルト療法学会理事
/スーパーバイザー)
(ゲシュタルトネットワークジャパン
ファシリテーター)

       
◆日時◆

2015年10月10日(土)10:00〜17:00
          11日(日) 9:30〜16:00
            

◆会場◆

品川区総合区民会館きゅりあん(東京都)
4F 研修室
 

◆参加費◆(資料代・税込、予約前納制)

・ホームページ申込 43,200円
・一般申込(電話・FAX・郵送)45,360円
・「心スペ」(有料)会員 38,880円
・メンタルヘルス協会会員 38,880円


◆内容◆

・未解決な問題のワーク
・夢のワーク
・家族連鎖のワーク
・「今、ここ」で気づいていることから始め
るワーク

             
◆詳細◆
http://www.iryo.co.jp/q3711.html


▼お問合せ▼ 株式会社チーム医療  
http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us
  



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コラム:「自分で自分によいストロークを与える」

  ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★ 
      ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp 
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みなさんは日頃、自分自身にどんな形でストロークを与えていますか?

杉田峰康先生の著書「交流分析のすすめ  人間関係に悩むあなたへ」(日本文
化科学社)のエピローグに、「ストローク・プランを立てる」という記述があ
ります。

それは「今の生活の中で、充分なストロークを得て、より豊かな人間関係を作
る方法」であり、「肯定的なスケジュールトロークを交換し、自分のストロー
クを赤字にしないため」のものです。(「」内はP.168から引用)

その5つの鍵の内、4つは、他者とのストロークの交換、やり取りに関するこ
とですが、一つだけ種類の違うものがあります。

それが、
「ストロークが不足したら、自分で自分によいストロークを与えること」
です。



他者とのよいストローク交換は、他者の都合やコンディションにも左右され、
自分が欲しいと思っているときにもらえないこともあります。

しかし、自分で自分にストロークを与えることはいつでもできるから便利です。

杉田先生は、「自分自身をストロークするのは、あなたの中のNPの働きです。
Aと相談して、あなたをいたわり、ねぎらうプログラムを作ってください。」
と、同書の中でその例をいくつか示されています。

例えばこんなことです。

・ゆっくり旅行をしたり、ホテルで過ごす
・香水を入れたバス・タブに昼間からゆっくりつかる



私は8月といえば例年、5日〜多くて10日近くまとまった休みを取って旅に出
ていることが多く、たいていそのどこかで「ゆっくりたっぷり休む」という日
を設けています。

計画を積極的に立てて精力的に動き回るのではなく、ノープランで時間も気に
せずにのんびりして過ごすのです。

今年は、例年とは違い8月に旅はしませんでした。

そのかわり、レストランで趣味の作品展を開催し、そこで久しぶりの人達と会っ
て普段より上等なランチを食べ、互いによいストローク交換をしながら楽しい
時間を過ごすということを、会期中に何度もやりました。

これは、他者とのストローク交換でもありますが、シェフの手間暇かけた美味
しい料理をいただく(=自分で調理しない)ことは、その頃少し疲れがたまっ
ていた自分自身へのいたわりにもなりました。

例年旅先で人の作った料理をいただくことと似たような、ある種自分を甘やか
せる形でストロークを与える行為となりました。

その間にあった地方出張でも、普段の私が利用するよりはグレードの良いホテ
ルに宿泊し、ゆったりくつろぎました。

また、会期中は、足を運んで下さった人たちから作品に関して様々な褒め言葉
をいただき、会えない人たちからは「別の機会に会いましょう」と予定が決まっ
たりと、これもまたストロークの充電になりました。

そして会期が修了したら、慌ただしかった準備段階からのことも含めて、自分
に「お疲れさま。よかったね。頑張った甲斐があったね。」と、ストロークを
与え、自分をねぎらいました。

自分で自分にストロークを与えることと、他者からいただいたり他者と交換し
たことが混在していますが、このようなことが「明日への活力」になるのだな、
と、書いてみて思います。



仕事で出会う相談者さんたちの中には、他者とのよいストローク交換が上手く
ない人や、自分にNPの心でストロークを与えることが苦手な方が少なくあり
ません。

先に記したように、他者とのストローク交換は、他者の都合で欲しい時にもら
えないこともあります。

一方、自分で自分によいストロークを与えることは、あなた自身が「そうしよ
う」と決めたなら、すぐにでも実行できることです。

最近少しだけ涼しくなってきましたが、この夏の暑さにも負けずに頑張ってき
たご自身に、ご自分でストロークを与えてみてはいかがでしょうか?



  
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 発行責任:森山貴代  moriyama@iryo.co.jp 
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