Transactional Analysis News 217

index No.22

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News 
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第217号     2013/12/24 
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net       1,940部に発行 
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 みなさま、こんにちは。  
 
 先月号の配信日を「12月28日」と記していたことに、配信後から気がついた
 のですが、もうそんな「今年も残すところ後○日」と表現したくなる時期に
 なってきました。
 みなさんはいかがお過ごしですか? 
 今号では、来年1月からスタートする交流分析の新しい学びの場、「デジタ
 ルTAのネットワーク」のご案内などです。
 新しい年からの学びの機会として、是非ご検討ください。
                             (森山貴代) 


■CONTENTS■────────────────────────── 


【1】お知らせ:

   「デジT(デジタルTAネットワーク)」〜交流分析の新たな学びの場〜


【2】セミナー情報: 
    
  (1)認知行動療法の理論&実践を基礎から学ぶ
     〜問題解決とセルフコントロールを目指して〜
 
  (2)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
     BCBベーシックコース


【3】コラム:「どんな人にも肯定的な面がある」
  


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 お知らせ
  「デジT(デジタルTAネットワーク)」〜交流分析の新たな学びの場〜
  2014年1月スタート!
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 株式会社チーム医療より、新しい交流分析の学びの場のお知らせです。

 パソコン(インターネット)で学ぶ交流分析、「デジタルTAネットワーク」
 略して「デジT」が、2014年1月よりスタートします。

 入退会は年中いつでも可能で、そこから1ヵ月単位で月謝制となっています。
 なお、月謝制は2014年1月からで、年内は杉田先生のDVDがもれなくプレ
 ゼントされるお得な一括支払いプランのみです。


   名 称:デジタルTAネットワーク
        http://www.ta-network.jp/lp/index01.html 

   費 用: 12月31日(火)まで限定の一括支払いプラン
        18,900円(消費税込)
        (入会金:6,300円、
         2014年1月〜12月の月会費全月分:12,600円)
     
   早期特典:2013年12月31日(火)23時59分までにお申し込みの方には、
        杉田峰康先生DVD「ふれあいの心理学4巻」(24,000円)
        をプレゼント。 
 

                          
   詳細・お申し込み:
         http://www.ta-network.jp/lp/index01.html         


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  3つの学習方法: 

   1.杉田峰康先生の講演音声
   2.杉田峰康先生のセミナー動画
   3.会員専用メールマガジン(本メールマガジンとは別です)   

   ※サービスの内容は一部変更される場合があります。

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療  
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us  




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 セミナー情報(1)「認知行動療法の理論&実践を基礎から学ぶ
           〜問題解決とセルフコントロールを目指して〜」
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 認知行動療法は、うつ病に限らず多くの心の病に有効であるということで、
 アメリカでは主流の心理療法です。

 物事の見方・捉え方である認知に介入して、偏りや歪みを修正することで、
 行動を変え否定的な感情を体験しなくてもすむようになります。

 特徴として以下の3点が大きいと言われています。

 ・症状の改善が早い

 ・クライアント自身が、どの様にして自分の問題症状が起きたかのダイナ
  ミックスを理解できる

 ・クライアント自身が、自分の感情や症状を管理できるようになる

 イギリスでは 480億円を投資して、療法家を育てるという国のプロジェク
 トとして力をいれています。

 そして、日本でも、実証の高いものとして、保険適用が認められ普及が急
 がれている心理療法です。

 認知行動療法はまた、自我状態の「A」を鍛えることにも役に立ちます。

 第一人者であり、わかりやすいと好評の坂野先生から学ぶ機会をお見逃し
 のないよう。
  
   

   講 師:坂野雄二
       (北海道医療大学心理科学部臨床心理学科教授
        日本行動療法学会理事/認定行動療法士、臨床心理士)

   日 時:平成26年1月26日(日)10:00〜16:30
       
   会 場:日本工業大学神田キャンパス 4F 401教室(東京都千代田区)

   参加費:ホームページにて申込受付 1名21,000円(資料代・消費税込)
       一般(電話・FAX・郵送申込)1名23,100円(資料代・消費税込)

       「心のスペシャリストの秘訣」スペシャリスト(有料)会員
         /メンタルヘルス協会会員 18,900円(資料代・消費税込)

       【いずれも予約前納制】


                          
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S2051-A1.html        


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  内容: 

   【認知行動療法の理論】

    1.認知行動療法とは
     ・認知行動療法の歴史と発展
     ・認知行動療法の基本的発想
     ・認知(考え方)を評価する
     ・生活改善の仕組み

    2.自己理解から問題の改善へ
     ・セルフ・モニタリングの原理
     ・認知の修正を試みる
     ・問題改善と自己コントロールに向けて

   【自己理解から問題の改善へ】

     ・認知行動療法の理論や技法のポイントを体験的に学ぶ

   ※プログラムの内容は一部変更される場合があります。

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療  
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us  




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 セミナー情報(2)「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
           BCBベーシックコース」
 (Breaking The Communication Barrier=コミュニケーションのバリアを壊す)
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 「BCBコミュニケーションスキル」とは、相手を変えようとせず自分も我
 慢せず、お互いを大切にして、言いたいことを言い合えるような関係
 = よりよい人間関係を築くために作られたコミュニケーションスキルです。


 よくない人間関係の中にいる人は、つい相手(つまり『あの人』)を変えよ
 うとしたり、逆に自分が我慢したりして、無理やストレスがたまっていきま
 す。

 この講座は、
 
 「『あの人』とうまくやっていきたい」
 「少なくとも今よりはよい関係に変化させたい」
 「よい関係を築いている人とはもっとうまくやっていきたい」

 とお考えの方におすすめです。

 人の行動の背後にある考え方や意味を理解し、「人」を変えるのではなく
 「人との関係性」を変える。

 交流分析でいうところの「ゲームに乗らない」ための関わり方へのヒントも
 多々得られることでしょう。

 なぜなら、BCBは、交流分析とNLPという「人間理解に優れた効果を発
 揮する心理療法」から、特によりよい人間関係を築くために役立つアイデア/
 スキルを融合させたものだからです。

 すぐに役立つアイデア/テクニックがいっぱい詰まった「BCBコミュニケー
 ションスキル」を是非ご体験ください!
 
     

   講 師:梅本和比己
       ( ICNLP認定マスター・トレーナー/ ICC認定国際コーチ)
       (八洲学園大学非常勤講師)
       (株式会社チーム医療代表取締役)

       佐々木啓
       ( ICNLP認定トレーナー
        株式会社チーム医療所属、天龍武術会所属)

   日 時:平成26年2月22日(土)10:00〜17:00
             23日(日)10:00〜16:30
       
   会 場:日本工業大学神田キャンパス 4F 401教室(東京都千代田区)

   参加費:《早期割引 2013年12月31日(火)17時まで》 
       39,270円(資料代・消費税込)
     
       《2013年12月31日(火)17時以降》
       ホームページにて申込受付 1名46,200円(資料代・消費税込)
       一般(電話・FAX・郵送申込)1名48,300円(資料代・消費税込)

       「心のスペシャリストの秘訣」スペシャリスト(有料)会員
         /メンタルヘルス協会会員 39,270円(資料代・消費税込)

       【いずれも予約前納制】


                          
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S2055-A1.html        


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  内容: 

   1.人の行動を理解する 
      〜自我状態〜
   2.人の考え方を理解する
      〜視覚、聴覚と触運動感覚のチャンネル〜
   3.典型的なコミュニケーションのパターン 
      〜相補交流〜
   4.非効果的な人間関係のパターン
      〜相互依存〜
   5.モチベーションのキー
      〜ストローク〜
   6.難しいケースにおいての対応
      〜交差交流とペース合わせ〜
   7.スマートに問題を指摘する 
      〜建設的なフィードバックのための12の方法〜

 
   ※プログラムの内容は一部変更される場合があります。

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療  
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us  




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 コラム:「どんな人にも肯定的な面がある」

   ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★ 
      ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp 
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 「ベネッセ教育情報サイト」にこんな悩み相談がありました。

 「子どものいいところが見つからない」 
  http://benesse.jp/blog/20131126/p4.html 

 (yahoo! に要約記事あり
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131205-00010003-benesseks-life )



 ある母親は、兄妹の二人の子どもについて次のように評価しています。

 兄(小2)…マイペース、だらしがない、弱虫で妹とけんかしても負ける。
 妹(保育園年長)…せっかち、でしゃばり、生意気でいばりんぼう、言い付
 けが多い。
 
 そして、「子どもの短所ばかりが目についてしまい、いいところが見つから
 ない」のだと。

 それに対して、回答者である親野智可等氏は、「リフレーミング」を勧めて
 います。

 リフレーミングすると、短所がどのような長所に言い換えられるのか、その
 例が紹介されていました。

 兄:「マイペース」…他人に左右されずに自分のペースで生きられる。
 妹:「せっかち」…物事をてきぱき処理できる。

 ・・・などなど。

 つまり、「長所は短所の裏返し」「長所と短所は紙一重」という視点で考え
 るのです。



 就活が本格的にスタートした学生さんたちと話していても、「自己PR、強
 みが文章に書けない。長所が思いつかない。」という人たちは少なくありま
 せん。
 
 そういう時、私も学生さんたちと一緒にリフレーミングを試みます。

 じっくりと彼らの話を聴いていると、本人が「短所」としか思えていなかっ
 た点が、長所としても活かされている場面を思い出すことが大半です。

 出す場面、出し方がまずいと短所になるというだけのことです。

 女子高生が作った「ネガポ辞典」というのも、昨年話題になりましたね。

 http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20130117/143941/?rt=nocnt

 
 
 これらの例のように、どんな人にも「肯定的な面」はあります。

 それは、交流分析の構造分析を見るとさらによくわかります。

 例えば、「わかりやすい交流分析 1(発行:チーム医療)」の 100ページ
 には、5つの自我状態の肯定的側面と否定的側面が紹介されています。

 例えば、「CP:正義感/偏見」「NP:思いやり/過保護」「A:冷静な計算
 /自己中心性」「FC:天真爛漫/わがまま」「AC:他人の期待に沿う/主体
 性の欠如」などです。

 どの自我状態にも、「肯定的な面」「否定的な面」があるのです。

 

 冒頭に紹介した記事では、回答者の親野氏が、(人のマイナス面が気になる
 人は)「どの人に対しても、マイナス思考の減点主義で見てしまう傾向があ
 る」と続けておられます。

 もしみなさんに苦手な人がいたとしても、その人にも肯定的な面を探してみ
 てください。

 その人にだって、その人の肯定的な面を認識できる「家族」「友人」「先輩
 や後輩」といった人たちがいるとしたら、あなたがその人の「何か」を見落
 としている可能性があるのかもしれません。

 「この人は○○だ」とマイナス面のレッテルを貼って決め付けてしまうと、
 それを前提とした関わりしかできなくなってしまい、さらに人間関係はぎこ
 ちなくなってしまいます。

 ぜひ、「肯定的な面」を探してみませんか? 

 相手のいいところが見えると、あなた自身も相手との関わりにそこまで構え
 なくてもよくなり、ストレスが少しは軽くなるかもしれません。



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 発行元:インターネット交流分析研究会 
 発行責任:森山貴代  moriyama@iryo.co.jp 
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