Transactional Analysis News 200

index No.20

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第200号     2012/07/27
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net       2,009部に発行
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 みなさま、こんにちは。 

 今号では、開催間近のセミナーと、まだなじみの浅いテーマのセミナーによ
 り分かりやすい解説を交え、再掲しました。
 みなさまのご参加をお待ちしています。
                             (森山貴代)


■CONTENTS■──────────────────────────


【1】セミナー情報:
   
  (1)【再掲】杉田峰康先生の「脚本分析と再決断 
              〜自己成長・臨床技法ワークショップ〜」

  (2)【再掲】「自分の適応スタイルを理解しよう!
           〜『人格適応論』入門セミナー〜」


【2】コラム:「ターゲット・ストローク」 
 



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 セミナー情報(1)【再掲】杉田峰康先生によるワークショップ
              「脚本分析と再決断 
                〜自己成長・臨床技法ワークショップ〜」
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 この再決断ワークショップは、日本における交流分析の第一人者・杉田峰康
 先生によって、25年に渡り開催されてきた人気のロングラン企画です。

 お席がまだありますので、参加を迷われている方はぜひご検討ください。

 仕事上の悩みや人間関係の問題などを抱えている方は、今あなたが直面して
 いる事柄を題材にした「脚本分析」や「再決断」を体験することによって、
 本当の自分が見えてくることでしょう。


    杉田峰康先生からのメッセージ動画
      「変わるパワーはあなたの中にある」
        http://www.iryo.co.jp/movie/scriptanalysis/scriptanalysis.html 



   講 師:杉田 峰康
       (福岡県立大学名誉教授・同大学大学院講師
        日本交流分析学会理事長) 
          
   日 時:平成24年8月4日(土)13:30〜17:00
             5日(日) 9:30〜16:00


   会 場:日本工業大学 3F多目的ホール (東京都千代田区)

                
   詳 細:   http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1977-A1.html   


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  内容:
   1.「脚本分析」の理論について
   2.ワークショップで取り上げる問題(例)
   3.ワークショップで用いる技法のいくつか

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 




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 セミナー情報(2)【再掲】「自分の適応スタイルを理解しよう!
               〜『人格適応論』入門セミナー〜」
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 人格適応論とは、TAのすべての理論を統合的に用いて体系化したパーソナリ
 ティ理論であり、それに基づく心理療法理論です。

 適応スタイルとは、環境(親との関係)に適応するために個人が身につけた
 スーツのようなものです。

 6つの適応スタイルそれぞれについて、島田先生は、誰もがピンとくる物語
 のキャラクターや実在の人物を例に挙げて、適応スタイルを解説してくださ
 います。

 きっと6つの適応スタイルのイメージをつかんでいただけると思います。
 
 その一つの例をウェブページにご紹介しましたので、ぜひご覧ください。
  http://www.iryo.co.jp/q3326.html 



   講 師:島田 凉子
       (国際TA協会(ITAA)PTSTA(准教授)in psychotherapy
        日本交流分析学会スーパーバイザー) 
          
   日 時:平成24年9月9日(日) 10:00〜16:30

                
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1965-A1.html   


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  内容:
   1.人格適応論とは?
    1)人格適応とは?
    2)生き残るための適応と行動上の適応
    3)スキゾイド(創造的夢想家)について

   2.6つの人格適応
    1)スキゾイド(創造的夢想家)
    2)パラノイド(才気走った懐疑主義者)
    3)反社会的(魅惑的操作者)
    4)受動攻撃的(お茶目な反抗者)
    5)強迫的(責任感でいっぱいの仕事中毒)
    6)演技的(情熱的過剰反応者)

   3.ディスカッションおよび質疑

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 





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 コラム:「ターゲット・ストローク」

   ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
      ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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 交流分析では、他者に対して肯定あるいは否定の言葉がけや態度などの表
 現を「ストローク」と言いますが、その中でも、相手が一番ほしいと望ん
 でいるものを「ターゲット・ストローク」といいます。



 例えば、ヘアスタイルをして職場に行った際に、「髪型変えたの? 似合っ
 てるね」と言われると、嬉しいものです。

 世の女性が「夫は、ちっとも気がつかない」と嘆くのを聞くことが少なく
 ありません。

 似合うと言うのが恥ずかしければ、せめて「変えた」ことに対して気づい
 ていて相手に関心を持っていることを表現するだけで、家庭内の雰囲気が
 少し柔らかくなるかもしれないのにな、と思います。


 
 帰宅すると妻が文句を言ったり不機嫌なことばかり(マイナスのストロー
 ク)言う、と嘆く男性の話も聞いたりします。

 そのようなストロークをもらう方は確かに心地よいものではありませんが、
 相手が頻繁にそのような関わりを求めてくるとしたら、その背景には、何
 か訴えたいことがあるような気がします。

 例えば、「寂しい」のかもしれません。
 家事や育児に「奮闘している」ことを認めてもらいたいのかもしれません。 
 「もっと関心を持って欲しい」のかもしれません。



 男性側にも言い分があることでしょう。
 
 一週間の終わりに、「いつもお疲れ様」と、仕事を頑張っていることをわ
 かってもらえている一言があれば、気持ちが穏やかになることでしょう。


 ある先生がおっしゃっていたことで参考になったことは、「一人になりた
 い」と思っている人には、そうさせてあげることがターゲット・ストロー
 クとなりうるということです。



 「ストローク」と言えば、何らかの関わりをすることであると思いがちで
 すが、そうとも限らないのだなと思いました。

 要するに、相手を理解しようとし、またそれを表現することが、相手から
 見ると「大切にされている」「わかってもらえている」という信頼感や安
 心感へとつながるのでしょうね。



 子供さんたちは夏休みに入りました。

 いつも以上に交流・関わりが多くなるこの時期だからこそ、相手に無関心
 だったり、条件付きのマイナスやプラスのストロークでなく、心の通い合
 うストローク交換ができるといいですね。




 
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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代  moriyama@iryo.co.jp
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