Transactional Analysis News 190

index No.19

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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○○■○■○■○ ●交流分析メールマガジン 第190号     2011/09/29
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○○■○■○■○ http://www.iryo.co.jp/ta-net       2,069部に発行
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 みなさま、こんにちは。

 秋に実践的ワークの講座が開催されます。
 先生やよって立つ理論が異なると同じ技法を使ってもアプローチが違うこと
 がわかります。
 ワークショップは色々体験し、肌で感じ取りながら学べる点がいい所だと思
 います。
 
 ふるってご参加ください。
                             (森山貴代)


■CONTENTS■──────────────────────────


【1】セミナー情報:
   
  (1)百武先生の「ゲシュタルト療法ワークショップ
      〜ファシリテーターのスキルを磨く(仮)〜」
 

  (2)「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
      BCBベーシックコース」
      

【2】コラム:「エゴグラムによる自己理解」




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 セミナー情報(1)百武先生の「ゲシュタルト療法ワークショップ
           〜ファシリテーターのスキルを磨く(仮)〜」
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  ゲシュタルト療法は、交流分析の再決断療法にも活用されているアプローチ
 です。

 今回のゲシュタルト療法ワークショップ講師の百武正嗣先生は、ゲシュタル
 ト療法の創始者であるフリッツ・パールズの孫弟子にあたる方です。

 ファシリテーターのスキルを磨くことを中心とした内容になる予定です。


   講 師:百武正嗣
       (東京理科大学 非常勤講師)
       ( NPOゲシュタルトネットワークジャパン 理事長・講師)
       (日本ゲシュタルト療法学会 理事長)

          
   日 時:平成23年11月26日(土) 10:00〜16:30
             27日(日) 10:00〜16:30

   会 場:日本工業大学神田キャンパス3F多目的ホール(東京都千代田区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名50,400円(資料代・消費税込)
       一般(電話・FAX・郵送申込)1名52,500円(資料代・消費税込)
       【いずれも予約前納制】
                
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1926-A1.html    


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  内容(予定):
   ?身体へのアプローチの仕方
   ?夢のワークのプロセスとアプローチ
   ?症状に語りかける
   ?シャトル技法の使い方
   ?イメージを用いたアプローチ
   ?震災などの体験をゲシュタルトで聞く方法
   ?教師、看護師、医療従事者の人がどのように「体験」を受け止めればよいのか

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 





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 セミナー情報(2)「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
           BCBベーシックコース」
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  「 BCB(Breaking the Communication Barrier)」とは、TA(交流分析)と
  NLPのスキルを用いて『コミュニケーションバリア』を切り開く方法を学ぶ
 セミナーです。

 エーブ・ワグナー先生の開発した「BCBプログラム」は、わかりやすい対
 人関係と自己理解の心理学「交流分析」と、自分が望む良い状態を手に入れ
 るための心理学「NLP(神経言語プログラミング)」を組み合わせた、実
 践的なコミュニケーションスキルです。

 「 BCB」は、「あの人」の考え方や行動の意味を理解し、「あの人」を変
 えるのではなく、「あの人との関係を変える」プログラムです。

 交流分析を有効に活用したい方にお勧めです。

 *次のコース 『ファシリテータ養成コース』 に進むには、本コースを修了
  していることが条件です。

 

   講 師:大久保透
       (らいふワーク工房代表)
       (サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー)
 
       定満有紀
       (いのちのあとりえ代表)
       (サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー)

       梅本和比己
       (株式会社チーム医療代表取締役)
       (サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー)
 
       佐々木啓
       (株式会社チーム医療所属)
       (サンタフェNLP/達心理学協会認定トレーナー) 

     
   日 時:平成23年12月10日(土)10:00〜17:00
             11日(日) 9:30〜16:30


   会 場:大橋会館 2F 207教室(東京都目黒区)
   
   参加費:ホームページにて申込受付 1名46,200円(資料代・消費税込)
       一般(電話・FAX・郵送申込)1名48,300円(資料代・消費税込)
       【いずれも予約前納制】
                
   詳 細:  http://www.iryo.co.jp/cp/MMT-S1935-A1.html   


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  内容:
    1.人の行動を理解する 〜自我状態〜
    2.人の考え方を理解する 〜視覚、聴覚と触運動感覚のチャンネル〜
    3.典型的なコミュニケーションのパターン 〜相補交流〜
    4.非効果的な人間関係のパターン 〜相互依存〜
    5.モチベーションのキー 〜ストローク〜
    6.スマートに問題を指摘する 〜建設的な対応(フィードバック)〜
    7.難しいケースにおいての対応 〜交差交流とペース合わせ〜

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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 
    http://www.iryo.co.jp/index.php?main_page=contact_us 



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   コラム:「エゴグラムによる自己理解」

   ★交流分析やコミュニケーションについて、ともに学びあいませんか?★
      ご意見・ご感想は… 森山貴代 moriyama@iryo.co.jp
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 私は、エゴグラムにより自己理解を深める時間を講座に盛り込んだりします
 が、今年は個別の面接でも使う機会が多いです。
 
 ご本人に書いていただいたエゴグラムからどのようなその人の特徴が読み取
 れるのか解説しています。

 その時面接を受けている方の反応を見るにつけ、エゴグラムは自己理解・他
 者理解のツールとして使いやすくわかりやすいとあらためて思います。

 よく、解説を受けた方が「当たってる・・・」と言いますが、それは、本人
 がエゴグラムのチェック項目に自分はそのような特徴があると、「○」「×」
 をつけるからなのですが・・・。
 
 それだけ、自分で自分をよく理解し、正直にそうだと表現できているのだと
 言えます。

 まれに、自分自身のことを、ありのままではなく「理想」で書いてみる人も
 います。

 そういう方は、解説を聞いてもどこかしっくりこないところもあるようです。
 
 エゴグラムでその人の特徴を理解できるだけでなく、その人がどの程度自己
 肯定感を持っているかを本人と一緒にふりかえるツールにもなると思いまし
 た。



 先日は、カウンセリングの勉強会でエゴグラムのことが話題になりました。

 エゴグラムをつけているとき、質問に対して職場や家庭などどこに身を置い
 ているときの自分を想像してつけたかによって、多少結果が変わることもあ
 るのではないか? と言う話題になりました。

 その可能性もあるとして、つけていただいた結果と本人の話から見えてくる
 特徴が違っている場合は、「どこに身を置いているときのことを思い出して
 エゴグラムをつけましたか?」と聞いてみるのもいいなと思いました。
 
 以前もこういうことがありました。

 エゴグラムをつけていただいたら「へ」の字型になりました。「P」「A」
 「C」のバランスは、「P」に一番心のエネルギーを使っているタイプとな
 りました。

 その結果を聞いたご本人が、こんな風に話されたことがありました。

 「自分の本来のタイプは違うような気がする。
  職場で長く管理職の役割をやってきて、役割としてそういうパターンになっ
  ている気がする。
  家庭ではまた違うし、会社を定年してリーダー的な役割をしなくてよくなっ
  たら、またパターンが変わりそうだ。」と。

 それを聞いて、なるほどなぁと思いました。



 エゴグラムの結果がその人そのものを表しているとは必ずしも言えるわけで
 ない場合があり、エゴグラムの結果は、そこから自己理解を深めていくため
 のきっかけであるように思いました。

 そう考えると、ネット上やコンピューターで結果が示される診断ツールのよ
 うに、入力したら「あなたのタイプはこれこれです」と解説されて終わりで
 なく、結果を提示しながらカウンセリングを通して、本人に自己理解を深め
 て行っていただくことが大切に思います。

 これはエゴグラムに限ったことではなく、心理テストのような人を理解する
 ためのツールは本来そういう使い方をするものだと聞いたことがあるのを思
 い出しました。

 また、その重要さについて、あらためて感じている今日この頃です。



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 発行責任:森山貴代  moriyama@iryo.co.jp
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