━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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■ ■ ■ ●交流分析メールマガジン 第147号 2008/02/21
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■ ■ ■ http://www.iryo.co.jp/ta-net 2,516名に発行
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みなさま、こんにちは。
立春が過ぎた今頃を、暦(二十四節気)の上では「雨水」と呼ぶのだそうで
す。雪や氷が解け、空から降ってくるのも雪から雨に変わって雨水となり、
草木が芽を出し始める頃とのこと。
そういえば、近所の木々の芽やつぼみも、少しずつ大きくなってきているよ
うな感じがします。少しずつ暖かくなってきたでしょうか・・・。
花咲く春が待ち遠しい今日この頃です。 (森山貴代)
■CONTENTS■──────────────────────────
【1】セミナー情報:
(1)杉田峰康先生の
「脚本分析と再決断ワークショップ」
(2)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
「BCB1日入門セミナー」
(3)「セルフケアに活かす認知療法的アプローチ」
【2】コラム:「成熟するということ」
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セミナー情報(1)杉田峰康先生の「脚本分析と再決断ワークショップ」
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毎回好評を博している杉田先生のワークショップが、この冬もまた開催され
ます。すでに多くのお申込みをいただいております。
ご関心をお持ちの方は、お早目のご検討をおすすめします。
交流分析の理論、ホット・シート(空椅子の技法)などを用いて、参加者自
身の抱えている問題や悩みを題材に、実際にワークをしながら、脚本分析や
再決断の理論・手法について理解を深めていきます。
講 師: 杉田峰康(福岡県立大学名誉教授・同大学大学院院講師)
日 時: 平成20年3月1日(土)〜2日(日)
場 所: 新宿NSビル 3F東ブロック303会議室(東京都新宿区)
参加費: 1名 52,500円(消費税込)
webからのお申込は 1名 51,450円 (資料代・消費税込)
いずれも【予約前納制】
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内容:
● 「脚本分析」の理論について
● ワークショップで取り上げる問題(例)
● ワークショップで用いる技法のいくつか
など
※ 参加者から問題を提示していただき、グループの中での個人ワーク
を行ない、続いてディスカッションによって学習を深めます。
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詳細・お申込みはこちらから: http://www.iryo.co.jp/q455.html
▼ お問合せ:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp
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セミナー情報(2)よりよい人間関係とコミュニケーションスキル
「BCB1日入門セミナー」
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BCB(Breaking The Communication Barrier)とは、交流分析の理論ととNLP
(神経言語プログラミング)のスキルの学習により、よりよい人間関係を目指
す講座です。
米国でマネジメント・コンサルタント、リーダー訓練、著述、講演などで幅広
く活躍しているエーブ・ワグナー氏(国際TA協会教授会員、 NLP教授)が開発
した、コミュニケーションのプログラムです。
今回は、第一期ファシリテーターの一人である梅本和比己氏が講師を務め、体
験実習をとりまぜながら学習をすすめていきます。
講 師:梅本 和比己
(サンタフェNLP /発達心理学協会認定トレーナー)
(株式会社チーム医療代表取締役)
日 時: 平成20年4月13日(日) 10:00〜16:30
場 所: あうるすぽっと 3F会議室B(東京都豊島区)
参加費: 1名 18,900円(資料代・消費税込)
webからのお申込は1名 16,800円(資料代・消費税込)
いずれも【予約前納制】
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内容:
1.よいコミュニケーションに役立つTAと NLPのスキル
2.よりよいコミュニケーションには何が必要か?
3.効果的なコミュニケーションのテクニックとそのトレーニング
4.よりよい人間関係のための BCB戦略
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詳細・お申込みはこちらから: http://www.iryo.co.jp/q471.html
▼ お問合せ:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp
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セミナー情報(3)「セルフケアに活かす認知療法的アプローチ」
〜ご自身のストレスに対処するために!〜
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変化の激しい社会生活には、様々なストレスを生む原因があります。しかし、
同じ様な状況下でも、ストレスを受けやすい人と受けにくい人がいます。
ストレスを受けやすい人は物事を否定的とらえ、ストレスを受けにくい人は
物事を柔軟的・客観的に捉える傾向があります。人それぞれの物事への見方、
考え方によって反応や感情、そして受けるストレスが異なります。
この研修では、うつ病の治療と対策のために開発された心理療法「認知療法」
を分かりやすく紹介し、日常生活のストレス状況への応用を目標にしていま
す。
ご自身の「心のくせ」を知り、物の見方、考え方、行動を変えることによっ
て、不安、怒り、落ち込みなどの否定的感情を減らす具体的なストレス軽減
法を学びます。
【お勧めの方】
◎自身のストレス対処・軽減方法を身に付けたい方
◎否定的な感情を軽減させたい方
◎ストレスを感じやすい方
◎自身の「心のくせ」を知りたい方
講 師:小林展子(ポンティキュラス心理研究所代表)
(心理学博士、臨床心理士)
日 時:平成20年4月19日(土) 9:30〜16:30
会 場: ルーテル市ヶ谷センター 2F・第1会議室(東京都新宿区)
参加費:1名通常価格 23,100円(税込)
webからのお申込は1名 21,000円(税込)
いずれも【予約前納制】
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内容:
●ストレスとは 【チェックリストの体験を含めて】
●認知療法とは
●自分の感じ方、考え方、行動のパターンに気づく
●ストレスを生じる認知 【体験学習を含めて】
●成長を妨げている自分の枠組み 【体験学習を含めて】
●ストレスを生じやすい認知の歪みを修正する
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詳細・お申込みはこちらから: http://www.iryo.co.jp/q551.html
▼ お問合せ:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp
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コラム:「成熟するということ」
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最近、「成熟するってどういうことだろう?」と考えさせられるできごとに
連続して遭遇しました。
「人格の成熟」「人間としての成熟」とは、いったいどういうことなのでしょ
うか?
あらためて「成熟」という言葉の意味を調べてみましたが、「発達すること」
とか「成長すること」とか書かれていて、よけいによくわかりません。
哲学や心理学分野の定義も少しだけ探してみましたが、定義する人によって
いろいろでした。
10年ほど前でしょうか、ご縁のあった心理学の研究者の方が「人生の目標が
“人格の成熟”であってもいいと私は思う」というようなことをおっしゃい
ました。
私は、その言わんとする具体的なことを深くは理解できませんでしたが、こ
のフレーズに非常に感銘を受け、それ以来心の片隅に持ち続けてきました。
先日、「人生の意義」について問われたことがあったのですが、そのとき、
ふと、この「人格の成熟」という言葉を思い出したのでした。
そしてあらためて考えてみると、わかっているようでわかっていないなー、
というのが、恥ずかしながら正直な実感です。学生の頃、心理学の授業で
「成熟」という言葉が出てきたような記憶がおぼろげながらありますが、中
身までは憶えていない…。
ただ、これは、何かとても大切なことで、生涯かかっても目指してもいいテー
マのような気がしていることだけは確かです。
その同じ日、さらに「成熟」について考えを深めざるを得ないようなトラブ
ルの話を人から聞いたり、その翌日には、このメルマガコラムを書くための
ネタ探しにとふと手に取った本にまた関連テーマが記述されていたりという
ことが続きました。
その本は、杉田峰康先生のご著書で『人を育てる「愛のストローク」』とい
うものです。(発行:財団法人モラロジー研究所)
「成人期に必要なストローク」(p.27〜29)という項目に、次のようなこと
が書かれています。
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ここでは成人期を「人生における成熟という課題を担う段階」と考え
ることにしましょう。つまり成人期に達すると、私達のストロークは
“人生を有意義に過ごしたい”という気持ちで、人生の意義と喜びを
求める形になるのが理想です。そして、心理的には各人が“親”また
は“指導者”としての役割を果たすことができるかどうかが、問われ
ます。
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“成熟”ということは、いいかえれば“他者の存在に責任を持つ”と
いうことであり、この課題に取り組んでいくことが、成人期の成長の
あり方といえるでしょう。
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成人期の「愛のストローク」の源は、その人がそれまでの自分の人生
や今の生き方をどのようにとらえているかにあるといえましょう。つ
まり、これまでの自分の人生を肯定的にとらえているだろうか、ある
いは成長とともに青年時代に身につけたものとは別の価値感や生き方
を発見できただろうか、という課題に気づくことです。
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つまり、自分のこれまでの人生、今の自分を、自分で肯定できているか、
自分自身にプラスのストロークを十分に与えられるか否かが、自分本位の
生き方でない、他者への配慮(他者にプラスのストロークを与えられる)
ができるかどうか、他者の存在にも責任を持てるような生き方ができるか
どうかとも深く関連している、ということなのだろうなと理解しました。
「成熟」という言葉の定義は、これ以外にもいろいろあるかと思いますが、
今日は、交流分析の書籍の中にたまたま見つけたものをご紹介するに留め
ます。私自身にとっても大切なテーマなので、今後、折に触れて自分なり
に調べたり考えていけたらなと思います。
実は、今月26日は、私の○歳の誕生日なのです。
すでに「成人期」、「初老(最初聞いたときはショックでした!)」の域
に入っている私が、また一つ歳を重ねようとしているこの時期に、「成熟」
そして「人生の意義」について考えさせられるようなサインがいくつも重
なってやってきたということは、私にとっても何か意味があるのかもしれ
ません。
はたして私自身は、他者への配慮や、他者の存在にも責任を持てる
ような生き方ができているのだろうか?
・・・コラムを書きながら、そんな問いかけが生まれてきました。
人生の宿題がまた一つ増えた気分です・・・。
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発行元:インターネット交流分析研究会
発行責任:森山貴代
moriyama@iryo.co.jp
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このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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