Transactional Analysis News 143

index No.15

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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  ■ ■ ■  ●交流分析メールマガジン 第143号     2007/10/29
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  ■ ■ ■  http://www.iryo.co.jp/ta-net       2,500名に発行
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 みなさま、こんにちは。

 10月の始めごろには「衣替えしなくてもまだ大丈夫」と思っていたのに、最
 近はさすがに秋が深まってきて、こちら神奈川では朝晩は薄手の長袖2枚で
 も肌寒い日が出てきました。一週間前、沖縄県の有人最南端の島にいたので
 すが、その時は最高気温が29.8度! 急に夏の気候に戻り、その日差しの強
 さにめまいがしそうでした。
 ちなみにその日の北海道稚内の最高気温は、10度だったとか! 私の住んで
 いるところでいうと、冬のある晴れた日、といった感じでしょうか。

 同じ日本でもこうも違うのかと、あらためて驚いています。自分の感じてい
 ることだけがあたりまえの基準だと思ってコミュニケーションしていると、
 相手と話が食い違うことがあっても当然だなぁと感じました。

 *前号は、「 142号」の間違いでした。8月9月と、「 141号」を2度配信
  しておりました。猛暑でボンヤリしていたのかもしれません・・・。 
                              (森山貴代)

■CONTENTS■──────────────────────────


【1】セミナー情報:
   
  (1)「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル」
       〜BCBベーシックコース〜 神戸・東京

【2】DVD紹介:

  (1)杉田峰康先生の交流分析学習DVD、予約受付中!
      「あなたのゲームと脚本を探る」

【3】コラム:「もっと話したい! 親しく交流したい!」



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 セミナー情報(1)「よりよい人間関係とコミュニケーションスキル」
           〜BCBベーシックコース〜 神戸・東京
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 よりよい人間関係の構築やコミュニケーションをさまたげる「コミュニケー
 ションバリア」を切り開く方法・・・、それがエーブ・ワグナー先生の開発
 した BCBプログラムです。

 TA+NLPの相乗効果によってコミュニケーション・バリアを壊す BCBプログラ
 ムを修得すると、よりよい人間関係を築けるようになるだけでなく、以下の
 ような内容に効果を上げることが可能になります。


  ◎コミュニケーション能力を高める
  ◎リーダーに求められる「人の行動の理解」を深める
  ◎マネジメント能力の向上
  ◎組織を活性化するさまざまなスキルを身につける
  ◎職場のメンタルヘルスへの応用  など 

 9月に開催された同講座が、来年2月に神戸で、3月には東京で、日本人ファ
 シリテーターによって開催されます。
 


 【神戸】
   講 師:大久保透、貞光由紀、
       (BCBファシリテーター)
   
   日 時:平成20年2月2日(土)〜3日(日)  

   会 場:神戸市内で調整中
   
   詳 細: http://www.iryo.co.jp/q445.html 

 【東京】
   講 師:大久保透、貞光由紀
       (BCBファシリテーター)
   
   日 時:平成20年3月15(土)〜16日(日)  

   会 場:東京都内で調整中

   詳 細: http://www.iryo.co.jp/q446.html 



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  内容:
   1.人の行動を理解する 〜自我状態〜
   2.人の考え方を理解する 〜視覚、聴覚と触運動感覚のチャンネル〜
   3.典型的なコミュニケーションのパターン 〜相補交流〜
   4.モチベーションのキー 〜ストローク〜
   5.非効果的な人間関係のパターン 〜相互依存〜
   6.難しいケースにおいての対応 〜交差交流とペース合わせ〜
   7.スマートに問題を指摘する 〜建設的な対応(フィードバック)〜
   8.まとめと質疑応答

                            など
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 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp




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 DVD紹介:杉田峰康先生の交流分析学習DVD、予約受付中!
       「あなたのゲームと脚本を探る」
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 交流分析の第一人者である杉田峰康先生(現在日本交流分析学会理事長)の
 長年の研究を集大成した最新講座を完全DVD化!

 去る2007年2月10日(土)〜11日(日)に東京にて開催された、杉田先生の
 TAセミナー「より深く学ぶ交流分析:ゲーム分析と脚本分析を中心に」が、
 DVD化されました。



 交流分析の真髄ともいえる「人生脚本」と「ゲーム」を理解し実践すること
 は、より親密で暖かい人間関係、自他共にハッピーになれる生き方に近づい
 ていくことでもあるといえましょう。

 また他者を支援する人にとっては、自らの自己理解を深めることで他者理解
 を深めていくプロセスの一つにもなります。


 
 DVDには、ゲーム・脚本分析の豊富な事例が盛り込まれています。また、
 先生の板書だけでなく講座で使われたテキストも表示され、視覚的にも学び
 やすくなっています。
 
 地方で学習の機会が少ない方、繰り返し学びを深めたい方、カウンセラー等
 心のサポーターの方、当講座に参加できなかった方などに特にお勧めです。 
 


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   杉田峰康先生による交流分析学習DVD

     「あなたのゲームと脚本を探る」
      〜心裡ゲームと人生脚本の徹底研究〜
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   2007年12月中旬 一般発売予定

   監修・指導 : 杉田峰康(福岡県立大学名誉教授)
  
   定   価 : 18,900円 → webからのお申込は16,800円(消費税込)

           (11月30日まで特典価格予約受付中
                        http://www.iryo.co.jp/q405.html )


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  内容:

  ・Disc1:ゲーム分析 (4時間15分)

   1.分かっているのにやめられない、なぜ?
   2.心裡ゲーム
   3.臨床場面で演じられるゲーム
   4.あなたは犠牲者? 加害者? 救済者?
   5.ゲームからの解放:こじれる人間関係から親密性へ
   6.転移と心裡ゲーム
   7.日本人の心とゲーム
   8.ゲーム分析のまとめ 

  ・Disc2:脚本分析 (2時間45分)

   1.「三つ子の魂百までも」からの解放
   2.己に背く人たち:あなたの人生を牛耳る禁止令
   3.脚本のマトリックス(スタイナー)
   4.ラケット感情と脚本
   5.脚本分析のまとめ 

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 ▼ 詳細: http://www.iryo.co.jp/q405.html 
 ▼ お問合せ:株式会社チーム医療  shouhin@iryo.co.jp





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コラム:「もっと話したい! 親しく交流したい!」
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 最近、「シニアの地域デビュー:仲間作り」がテーマの講座ファシリテー
 ターという役割をいただき、講座を行いました。

 広報にも「仲間作り」とうたってあり、それを見て集まってきたのは60代
 前後のシニアの先輩方。事務局の方によると、平均年齢は見た感じで60歳
 超と思われるとのことでした。

 6回講座の内、3回が私の担当で、先日担当初日が終わりました。

 

 参加者のみなさんに、互いに打ち解けあい、いろいろな方と出会い、互い
 に知り合う「場の提供」をしました。

 講座をやるまでは、「みなさん積極的に参加してくださるだろうか?」と
 少し心配もありましたが、蓋を開けてみると、すごい盛り上がりようです。

 こちらが会話の途中でストップをかけるのが申し訳ないくらいでした。



 グループによっては、後半にはかなり本音トークで語り合っているところ
 や、偶然同じような趣味の人たちが集まって接点が見つかり盛り上がって
 いるところも見受けられました。

 仲間とのご縁を求めて来た方ばかりなので、積極的に自分を語り、人の話
 に耳を傾けるのは当然かもしれません。また長い間社会経験を積んでこら
 れた方々なので、初対面の人とも上手に打ち解けられる術を知っていらっ
 しゃるのかもしれません。

 そんな参加者の様子を見ながら、「こんなに互いに交流できる方々なのだ
 から、日常でもきっとおいろいろな方との交流があるのでは?」と思って
 いたのですが、講座終了後に事務局の方に聞いたところによると、

 「普段は孤独を感じることもあり、こういう会を求めていた」
 
 「最初は知らない人と話せるか心配だったが、たくさん話せて楽しかった」

 といったような声が上がっていたそうです。

 
 
 みなさんの様子とのギャップに、私は少し意外な気がしました。



 「みんな、人との出会いや交流を求めているんだ。
 
  そのきっかけさえつかめれば、自分たちで関係を作り上げていく力があ
  るのに、この方々の日常にはそういうチャンスがなかったり、方法がわ
  からなかったりする人もあるんだなぁ。」

 と思いました。

 

 同じ地域住民でありながら、近所ではない人同士の集まりが、かえっって
 話しやすい状況を作ったのかもしれません。

 こちらから交流のポイントとして、「自分を可能な範囲でオープンにする
 こと」「人に関心を持ち、人の話に耳を傾けること」ということはお伝え
 しましたが、ともかく、みなさん、本当によく語り合っていらっしゃいま
 した。



 人が交流するのは「ストロークを得るため」、「傾聴は最大のストローク
 である」と、交流分析ではいいますが、参加者のみなさんの様子をうかが
 いながら、「本当にそうだなぁ」とあらためて実感しました。

 最初の緊張が嘘のように、ステキな笑顔があちこちで見られました。



 今回は、まだ互いによく知らない間柄だから、関係を構築していくために
 いろいろな気遣いを互いにしただろうと思われます。交流のポイントも、
 意識して実践なさっていました。

 こういった気遣いや実践を、日常で馴れ合いやおざなりになってしまって
 いる関係にも、ぜひ応用していただけたら・・・とみなさんに提案させて
 いただきました。

 そうすることで、自分の一番身近なところで、一番欲しいことが得られる
 かもしれないからです。

 本当は「もっと話たい! 親しく交流したい!」と願っている関係が、そ
 れぞれの身近なところにもあることでしょう。

 

 今回気づきを得た方は、日常で何かトライされるかな? 
 次回みなさんは、どんな風になっていくのだろう?
 次回の講座には、参加者の方々がどんな表情で参加されるのか、今から再
 会が楽しみです。

 
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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代
 moriyama@iryo.co.jp
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 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発
 行しています。( http://www.mag2.com/ ) 発行登録番号:0000006928
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