Transactional Analysis News 111

index No.12

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News
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  ■ ■ ■  ●交流分析メールマガジン 第111号     2005/02/17
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  ■ ■ ■  http://www.iryo.co.jp/ta-net       2598名に発行  
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 みなさま、こんにちは。インフルエンザが流行っていますが、お元気でお過ご
 しでしょうか?今年は、流行が遅れたようですね。流行る少し前に「ワクチン
 が大量に余りそうだ」というニュースがあってすぐの大流行。知人は、2種類
 のインフルエンザに次々と罹ってさんざんだと語っていました。
 お互いに気をつけて過ごしたいものですね。         (森山貴代)

■CONTENTS■──────────────────────────


【1】本の紹介:きづきの処方箋 第2集 「頼もしい自分の再構築」

【2】セミナー情報1:「TAネットワーク 東京地方会」
            心の交差点 
              〜エゴグラム・OKグラムによる自己分析法〜

【3】セミナー情報2:「栄養指導のための コミュニケーション技法」

【4】コラム:「交流分析の歴史と杉田峰康先生のセミナー」


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【1】本の紹介:気づきの処方箋 第2集 「頼もしい自分の再構築」

 PSRストレス医学研究所主催「2003年市民公開講座」の講演が一冊の本にま
 とめられて登場。

 交流分析や心身医学の分野で活躍されている先生方により、交流分析の視点を
 交えながら、これからの生き方の模索と問題定義がなされています。
 
  ・自信喪失とその回復
  ・不安のメカニズム
  ・禁止令の呪縛から自分を解放させてパワーを取り戻す
  ・モラトリアム国家日本と大人としての自信と態度の回復について
  ・自己理解で「ないことにされた“私”」を取り戻す

 などが、ディスカウント、禁止令とドライバー、汚染と締め出し、基本的構え
 といった交流分析的視点とからめられながら展開していきます。

 「こんな風に現代社会を読み解くこともできるのか」と、興味深くもあります。 

 

   気づきの処方箋 第2集 「頼もしい自分の再構築」

   著:花岡芳雄、花岡啓子、江花昭一、杉田峰康
   金原出版
   定価:1,800円(税別)
   http://www1.odn.ne.jp/psr/book002.htm


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【2】セミナー情報1:「TAネットワーク 東京地方会」
           

 今回の東京地方会は、「心の交差点 〜エゴグラム・OKグラムによる自己分析
 法」と題して、「心」に焦点をあわせます。

 あなた自身の心の状態に興味がありませんか?
 心がいつもどのように働いているか知りたくはありませんか?

 日本における交流分析の第一人者・杉田峰康先生といっしょに、あなたの心を
 探っていきましょう。

   
  講 師:杉田 峰康(福岡県立大学名誉教授、日本交流分析学会常任理事)

  日 時:平成17年6月5日(日)10:00〜16:30
  

  場 所:後楽園会館(東京都文京区)

  参加費:会員:9,000円(資料代・消費税込)
      一般:11,000円(資料代・消費税込)

  詳細・お申込:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp
         


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  内 容:・今なぜ交流分析か? 
        〜きづきとセルフ・コントロールの探求〜
      ・あなたの中の3つの私と5つの働き
      ・あなたの心の働きをグラフにしてみませんか?
      ・あなたの心の偏りに気づきませんか?
      ・各自我の成長を促す行動とは?
      ・人間関係を左右する自己(他者)評価
      ・心の世界をグラフに描く
      ・基本的構えとエゴグラムの関係
      ・相性を探る(デュセイ)
      ・こじれる人間関係のからくりと解決法
        〜私はOK、あなたもOKへの道

   (* 内容が若干変更となる可能性もお含みおきください)
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【3】セミナー情報2:「栄養指導のための コミュニケーション技法」
           

 生活習慣病や慢性疾患に悩む患者さんの多くは、なんらかの心理的な問題を持っ
 ています。

 効果的な栄養・生活指導を行なうためには、指導者自身にストレスについての
 知識、セルフコントロールの仕方、カウンセリングの技法などが必要です。
 
 このセミナーでは、栄養・生活指導に役立つ『コミュニケーション』の技法と
 知識を交流分析とNLPの視点からわかりやすく学んでいただくと同時に、心
 身共に健康な指導者になるためにも役に立つテクニックやスキルを、ご一緒に
 体験していただきたいと考えています。


   
  講 師:梅本 和比己
      (日本交流分析学会認定交流分析士
       サンタフェNLP/発達心理学協会認定トレーナー)

  日 時:平成17年4月24日(日)9:30〜16:10
  

  場 所:チーム医療研修室(東京都豊島区)

  参加費:2名以上同時申し込み、チーム医療セミナー会員
      および臨床栄養実践塾会員・各都道府県栄養士会会員
         16,800円(資料代・消費税込)
      
      一般:18,900円(資料代・消費税込)

  詳細・お申込:株式会社チーム医療 seminar@iryo.co.jp
         


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  内 容:・栄養指導・教育のスキルアップ
       ・栄養指導・教育と交流分析・NLP
       ・効果的な栄養指導・教育の進め方
       ・自己成長 〜信頼される栄養士とは〜


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【4】コラム:「交流分析の歴史と杉田峰康先生のセミナー」
 
 
 去る2月12日(土)・13日(日)に、東京都内で杉田峰康先生の講座が行われ
 ました。「カウンセラー・心理職のための交流分析活用講座 Part.1 〜現代
 社会の不安と心の健康〜」というテーマです。

 その初日に、交流分析の歴史について幅広いお話がありました。
 
 この講座の対象は、原則として「交流分析の基礎的な部分(構造分析、交流パ
 ターン分析、基本的構え等)を学習された人」なのですが、「今学ぶ必要があっ
 て、初めて触れる」という事情の方もおいでになるので、交流分析の基本知識
 をおさらいするのです。



 今回の交流分析の歴史は、単に精神分析の口語版でエリック・バーンによって
 提唱されたということだけにとどまりませんでした。

 ・「心」を探求する学問には、精神分析、行動療法、人間性心理学という流れ
  があること
 
 ・精神分析の分野では、無意識の意識化に主眼を置いていたフロイト以降の、
  自我心理学、自己心理学などへの発展と、それらの理論と交流分析との関係

 ・バーンが精神分析以外のさまざまな理論からも影響を受けて、交流分析をま
  とめ上げてきたこと
 
 など、心理学という学問の歴史と広がりの中で、交流分析がどこに位置し、何
 と関係が深いかをあらためて学ぶ機会になりました。 



 さすが中級向け講座といいましょうか、2日間にわたって精神分析やゲシュタ
 ルト療法、トランスパーソナル理論などの話もところどころに織り交ぜられ、
 時に予定外のワークのデモンストレーションが自然発生したりと、初めて交流
 分析や心理学に触れる人には、それぞれの理論の関連性や、どこまでが交流分
 析の基礎でどこからが応用なのかが分からなくなったかもしれないなと心配す
 るほど、盛りだくさんな内容でした。


 
 交流分析の基礎知識を学ぶには、今回当メルマガでご案内した「TAネットワー
 ク」主催のセミナーがおすすめです。
 
 そのような基礎知識を学んだ上で応用講座に参加すると、より理解が深まり充
 実した時間を過ごせることでしょう。

 

 今回「カウンセラー・心理職のための交流分析活用講座 Part.1」に参加され
 た方から「Part.2、Part.3はいつあるのですか?」と早速お問い合わせもあり
 ますが、現在の時点では未定です。決まり次第、このメールマガジンでご案内
 させていただきますので、気長にお待ちくださいませ。


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 発行元:インターネット交流分析研究会
 発行責任:森山貴代
 moriyama@iryo.co.jp
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