━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Transactional Analysis News

●交流分析メールマガジン　　　　　　第101号　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2004/02/03

http://www.iryo.co.jp/ta-net 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 2587名に発行 　
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　もう如月（２月）。つい先日新年を迎えたと思ったのに早いものです。
　今日は節分。鬼は外！　福は内！　と豆まきをされるのでしょうか？

　２００４年になって最初の発行になる第１０１号です。
　本年もどうぞよろしくお願いします。


ＣＯＮＴＥＮＴＳ ─────────────────────────────


【１】人間関係がこじれる時に何が起きているのか？！
【２】新刊情報　「日本における交流分析の発展と実践」
【３】札幌の中央研修会がまもなくです。


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【１】人間関係がこじれる時に何が起きているのか？！


　「はい！」と返事をしても、すぐに「でもね・・・・」と反対の意見を言う人。
　「はい！」と返事をしても、言ったことをなかなかやらない人。あるいは忘れてし
まう人。

　こんな人達とのコミュニケーションを経験したことないですか？

　「交流分析」では、このようなパターンを「心理ゲーム」と名づけており、上記の
他にもいろいろなパターンが上げられています。

　どれも２人以上の人間関係の中で起きるのが基本前提です。
　そして、コミュニケーションが進んで最終的に、どちらもイヤ〜な感じで終わると
いうのがゲームなのです。

　「あいつと話すと最後はいつも喧嘩で終わる！」とか「あいつに何か頼むといつも
期待を裏切られてイヤな気分になる！」・・・・・・

　でも、その行動や言動に隠された、無意識に働いている肯定的な意味もちゃんとあ
るんです。他者から見ると受け入れられないような動機でも、本人にとっては意味が
あるような。

　そして、この心理ゲームを止める方法。気持ちの良いコミュニケーションに転換す
る方法も交流分析では教えてくれます。

　自分の中のそんなパターンに気づいたら、ちょっとそのカラクリを覗いてみません
か？



次回のＴＡネットワーク・東京地方会は「ゲーム分析」がテーマです。
http://www.iryo.co.jp/ta-net/SEMI/N73.htm



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【２】新刊情報　「日本における交流分析の発展と実践」


　１９７０年代の初めに日本に導入され、医療を始め企業や学校など様々な分野で活
用されている交流分析。それがどのように作られ、そして研究され普及していったか
が一冊の本にまとめられました。

　交流分析を作ったエリック・バーンが大切にした観点や理論の特色、バーンがなぜ
観察を大切なものと主張したのかを始め、バーンの治療哲学、バーンの死後に創設さ
れた「エリック・バーン記念科学賞」の受賞者の論文の概要と功績などが詳しく語ら
れていて役に立つ情報などがわかりやすくまとめられています。

　日本に導入された後の国内での展開も参考になります。

　臨床心理よりの内容が多いですが、交流分析を勉強した経験のある方ならより深い
理解が得られる良い教材となるでしょう。

　　著者　：繁田千恵（立正大学カウンセラー）
　　出版社：風間書房
　　価格　：９５００円（本体価格）
　　発行日：２００３年１２月１５日発行

　　目次
　　　　第１部　臨床心理学における交流分析（ＴＡ）の位置づけ
　　　　第２部　エリック・バーンの基礎理論
　　　　第３部　アメリカにおけるＴＡ研究の動向
　　　　第４部　日本におけるＴＡ研究の動向
　　　　第５部　心理療法としてのＴＡ研究
　　　　第６部　カウンセリングにおけるＴＡの活用範囲


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【３】札幌の中央研修会がまもなくです。

　日本交流分析学会の教育研修委員会（委員長：新里里春先生・琉球大学教授）が主
催して、毎年春・秋の２回行われている中央研修会がまもなく開催されます。

　今回は、３月最終の土日に北海道札幌市での開催です。

　ラケット・システム、最決断療法のワークショップの体験は、きっとよい気づきが
得られると思います。

　詳しくは、下記ホームページをご覧下さい。

http://www.iryo.co.jp/ta-net/gakkai/2004haru.html



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発行元：インターネット交流分析研究会
発行責任：船橋
vz5y-fnbs@asahi-net.or.jp
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