東京地方会 臨床の実際に役立つ、やさしい 心 理 診 断 法 〜心理テストの使い方とチェックポイント〜 |
学校の先生、保育関係の方・栄養士・薬剤師・看護婦・保健婦・歯科医師・医師
・歯科衛生士・ボランティア・社会福祉関係者・介護福祉士・経営コンサルタント・企業経営者の方など あらゆる方にお勧めします。 ・交流分析は、気持ちの良いコミュニケーション、上手な自己表現を可能にします。 |
開催日 平成11年6月27日(日)9:30〜16:00 会 場 家の光会館7階・コンベンションホール(新宿区市谷) |
時間帯 | ご講演内容及び講師(敬称略) |
9:30〜10:20
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<講師>村上 正人 日本大学板橋病院心療内科医長・日本交流分析学会事務局長 ●心身症診断における、やさしい心理テスト(質問紙法テスト)概説、他 1.心身症とストレス 2.心理テストでストレスをみつける 3.心理テストの種類と特徴 4.心理テストの使い方と評価 現代人の誰もが1つや2つの心身症を持っているといわれています。ストレスは種々の疾患の原因になったり、修飾因子にもなり、ストレスを緩和する事が治療の決め手となります。 このストレス状態は心理テストでどれ程わかるものでしょうか。実際に使われている幾つかの心理テストを紹介し、その使い方、評価法について学習したいと思います。 |
10:30〜11:20
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<講師>松野 俊夫 日本大学心理学教室講師・日本交流分析学会認定スーパーバイザー ●CMI・SDSのテスト解説と演習 1.CMI(コーネル大学医学指数) 2.SDS(自己評価式抑うつ尺度) CMIは自覚症状を、身体と精神の両面から見つけることを目的とした質問紙で、症状を数量的に把握することができます。医学の領域の他、教育や産業領域の健康管理や、病気のスクリーニングに最適です。 うつ気分は身体症状の憎悪・難治化因子として影響していることの多い感情です。SDSによりうつ気分の程度を測定し、身体的訴えの背景にあるうつ感に気づくことは、身体治療にとっても大切です。 |
11:30〜12:20
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<講師>村上 正人
●MAS・STAI・INVのテスト解説と演習 1.不安に陥りやすい傾向を知るMAS 2.状態不安と特性不安-STAIの使い方- 3.病前性格の偏りを知るINV 不安はストレスに対するもっとも基本的な心の変化であり、その強さによって種々の心身反応がひき起こされます。心身症の診断と治療に不安の評価は欠かせないものになります。また性格の偏りもストレスを生み出す原因となりますが、INVによる病前性格の評価を学習したいと思います。 |
13:10〜14:00
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<講師>松野 俊夫
●YG・エゴグラムのテスト解説と演習 1.YG性格検査(谷田部ギルフォード式性格検査) 2.エゴグラム 医学・教育・産業などの多くの領域で広く利用されている代表的性格検査です。様々な行動の理解、ストレスに対する対処の特徴、心身症などでは病態の理解にとって、性格の把握は特に必要です。 交流分析法を基本に作られた、心の特徴や行動の特徴を分析するための質問紙です。心や行動の特性をグラフ化して見ることができるため、自分の反応や行動の特徴、対人関係の特徴などに気づくことができます。 |
14:10〜15:00
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<講師>桂 戴作
LCCストレス医学研究所所長・日本交流分析学会理事長
●SGE・CAIのテスト解説と演習 1.交流分析と自我状態分析 2.自己成長エゴグラムとそれを使っての症例 3.気管支喘息専用心理テスト(CAI) 4.CAIを用いた治験例 ライフスタイル(生き様)によって、人間関係はしばしば悪化することがある。過去と他人とはかえられないものであり、自分がどうかわれば人間関係を良好に変化できるか、その基礎について解説。 一方気管支喘息のメンタル・ストレスをどのようにして把握するか、更にそれを治療に結びつける技法を解説。 |
15:10〜16:00
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<講師>桂 戴作
●上記各種心理テストの総合的読み方と演習 1.このテストのうその発見と保険点数 2.不安・緊張をどこでみるか 3.うつはどこでみるか 4.ヒステリー(転換、分離、疾病利得、その他)の発見 9種の組み合わせで、うその解答を見ぬき、その人の本当の心の状態、ライフスタイルを把握し、それに伴って患者さんの病気をよい方向に導こうと言うことである。 実際の5症例をあげて、このテストからどのような情報が得られるかを例示したい。 |
家の光会館7階コンベンションホール
●交通案内
●参加費
一般の方 15,000円(消費税込)
TAネットワーク会員 12,000円(消費税込)
昼食は各自でお願いします。
●座席
自由席
●受講証
●申込先
●入金法
●取消について