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もっと自由に生きるには?

梅本:ゲシュタルト療法は、ビジネスへの応用はしがたいという思いがありました。特にゲシュタルトが大事にしている生きる原理だとか本来の自分とかですね。

しかし、これだけ日本のビジネス界も閉塞感が出て来ると、むしろゲシュタルト療法を活かすほうがいいんじゃないかなという思いもだんだん出てきます。

その辺についての百武さんのお考えをお聞かせいただけますか?

百武:ゲシュタルトは、むしろビジネスとか教育の中にどんどん入っていく可能性があると思うんですね。

ただ、それをどういう方法で取り入れるかということがまだ整理されていない。それは日本では整理されてないんですが。

例えば、先日亡くなったジンジャーというフランスのゲシュタルト療法学会の理事長の人は、フランスの国鉄、地下鉄ですけれども。ゲシュタルトの考えを取り入れて、とても立て直したんですね。

それまでは、ニューヨークみたいに犯罪が多くて汚なかったらしいんですが。ゲシュタルトの理論を取り入れて非常に成功して、国がこれはいいということでゲシュタルトを国がバックアップしたんです。もう、3,000人以上のゲシュタルトセラピストを育てたと言っていましたから、企業の中では取り入れられます。

では、どういうことを日本の中で取り入れられるかというと、ゲシュタルトの原理・考え方を取り入れることが出来るんですね。

ゲシュタルトの考え方なり原理は何かといったら、今の日本では皆が同じでなきゃいけない、人と違ってはいけない、ということが企業でも教育の中でもありますけど、ゲシュタルトはその逆なわけです。

皆と違っていい、皆と違う考えを持っていい、皆と違う、人と異なる人生観を持っていい。むしろ持たなければ自由でない。そこが原理原則でそこが生きる原理でもあるわけですよね。

人に合わせている限り自分の何かを抑え込んでしまう。でも、ゲシュタルトの考えを取り入れることで企業の中で、上司だろうと部下であろうとお前はお前の考えを持っていい、俺はその代わり俺の考えがある。だから話し合えばいいんだということができるようになるんですね。

もう1つは、人はそれぞれ違っていいという原理から出てくるのは、人と人は違う感情を持っていいということです。ですから、「俺は今イライラしている」あるいは「怒っている。私は不愉快だ」ということを表現したって構わないってことです。

ところが日本人は、言葉の表現もあるんですが、それは何かを「違うと思います」と言った場合には多くの人間が自分が否定されたように取ってしまう。そうではないわけですね。違う考えを持っている。違う感情を持っている。

そこをちゃんと分けられるようになっていけば、かなりもっと自由になると思いますね。これが1つ出来ることだと思います。

日本の中で閉塞感を打破できる哲学!

梅本:なるほど、今のお話は、最近人気のアサーションにも通じるところがありますよね。おっしゃる様に「NO」を言えない日本のなんとはなしの雰囲気がありますよね。

百武:ゲシュタルト療法ができる時、フリッツ・パールズはゲシュタルト心理学という実験心理学を取り入れたんですね。それがゲシュタルトの由来なんです。それは全体性や完全性という意味なんですが、そのゲシュタルト心理学の発見したことの1つは、人間は同じ経験をしていないということです。

例えば今、ここで3人が座って色々な話をしていますが、全然違う経験をしているわけですね。瞬間瞬間ね。

僕は話しながら向こうのほうを見ているし、梅本さんはなんか昼飯食おうかなと考えているかもしれないし、一瞬一瞬違うわけ。

ですから、ゲシュタルトの原理は人が「違っていいんだ。違うところから出発する」という考えです。これは今の日本の中で閉塞感を打破できる哲学なんだと思うんですね。

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